OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

牧美智子に魅せられて

2020-02-12 20:01:32 | 歌謡曲

街のともしび / 牧美智子 (CBSソニー)

あくまでもサイケおやじの思い込みなんでしょうが、昭和50年代末頃からの中古市場で密かな人気を集めていたのが、牧美智子のレコードだった様な気がしています。

もちろん、今に残る特段の大ヒットも放ってはいませんが、ちょいと細身ながら芯の強いボーカルスタイルが、彼女のルックスイメージと合っていたからでしょうか、妙に気持ちを惹かれるんですねぇ~~、サイケおやじの場合は。

ちょい聴きには、あべ静江

みたいな印象もあるんですが、あそこまでの押しの強さは感じられず、しかし耳に残る声質と節回しが実に歌謡曲の愛好者にはジャストミートしているんじゃ~ないでしょうか。

本日掲載したのは、牧美智子の諸作の中では最も知られているにちがいない「街のともしび」をA面に入れたシングル盤で、何故ならば、それはジャケットスリーブにも記載があるとおり、この楽曲は昭和50(1975)年に放送されていたテレビドラマ「二人の事件簿(NET)」の主題歌でしたからっ!

とはいえ、告白すればサイケおやじは件のテレビドラマには全く接しておらず、当然ながら、そこで流れていた「街のともしび」は聴いていませんでした。

それでも当時の有線やラジオからは、それなりに流れていたんですよ、牧美智子の「街のともしび」がねぇ~~♪

作詞:千家和也&作曲:森田公一が提供した歌の世界は、イントロから哀愁がたっぷり塗され、そのミディアムテンポで、せつない曲調を泣きそうになって節回す牧美智子には、グッと惹きつけられてしまいます ♪♪~♪

そして、一度でも彼女の魅力の虜になってしまえば、後は自ずとコンプリートコレクションの道へ進まざるを得ないというわけです。

すると牧美智子には、既にそれ以前、「愛原洋子」という芸名で昭和46(1971)年にクラウンレコードからデビューしていおり、シングル盤を4枚ほど出していたという履歴が判明するのですから、たまりません。

それらは当然と言っては失礼千万ではありますが、ほとんどヒットしていた形跡が無く、それゆえに冒頭述べたとおり、中古市場の人気アイテムと化したと思えば、今に至るも牧美智子のレコードだって、愛好者には心の拠り所になっているのかもしれません。

少なくとも、サイケおやじは、そうです。

そして、今となっては彼女が「牧美智子」名義で残したレコーディングは、ほとんどがCDに纏められているんですが、何故か……、アナログ盤で持っていたいのが牧美智子の諸作であります。

う~ん、こんな告白をしてしまっては、これからも彼女のレコードは探索が困難になるばかりでしょうか……。

でも、それでもいいじゃ~~ないかっ!?

そんなこんなの気持ちにさせられてしまうのも、趣味に生きる道の厳しさと楽しさと思うばかりです。

コメント (1)
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