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護憲のためには、何党に投票するの? まもる

2007年01月02日 01時08分57秒 | Weblog
 友人から年賀状が届いた。
 高校時代の友人からは「憲法改正は、私たちの目の黒いうちに出来る可能性が大きいですね」とのコメントが自信たっぷりにかかれていた。
 もう一通の大学時代の友人は、「生きている間に自公政権が倒れ、出来る事なら社民・共産を核とした平和革命が成功し、泥酔の中で天国に逝けたら最高だね」とコメントしていた。
 
 総選挙で自公が圧勝し、それを引き継いだ安倍政権は、朝鮮問題を追い風に戦後体制の総仕上げとしての自民党憲法成立を目指し遮二無二突っ走っている。
 短期間で防衛省法、教育基本法改定を成立させあとは改憲まっしぐらである。
 改憲論者の友人が言う様に、改憲は国民の大多数の世論となり、予想外のスピードで改憲が成立しそうな情勢である。
 一方、僕と同様、護憲を信念とした友人は、社民・共産中心の民主統一の夢を棄てきれないでいる。

 昨日の電話で護憲派の友は、開口一番「おい 参議院選何とかならんのか?」
であった。続けて「お前んとこの九条の会。選挙はどうするんだ?」の大声。

 私も彼も、怖ろしいほどの政治的な逆流と攻めらっぱなしの政治情勢に電話の度にいらいらして、護憲陣営の政治的切迫感のなさ、具体的戦術戦略の無さを嘆きあっている。

 彼によると九条の会の集まりでも、九条の運動と参議院選挙の関係、参院選をどう位置づけて戦い、一人でも多くの護憲派議員を当選させるか?についてはなかなか話題にならないという。
 その理由は多分、九条の会の中心的なメンバーが、「護憲の政党は共産党か社民党である。選挙は自由だが党の政策を考えて投票してもらうなら、何処に投票するかはおのずからハッキリしていて議論の余地も無い」と納得しているからであろう。

 しかし、護憲を本当に目的とするならば、参議院選挙で自公の議席を減らし、安倍政権を敗北に追い込まなくてはならないことは誰の目にも明らかである。
 極端に言えば、自公を倒すためなら改憲勢力と位置づけている「民主党」に投票する事も意義があるだろう。

 それが嫌ならば、護憲の条件のもとで、当選の可能性のある共同候補を推薦すべきでは無いだろうか。すでにそうした運動が「平和の結集市民の風」などに見受けられる。
 
 夫々の九条の会でも、護憲運動と参議院選の関係について具体的に、自由で活発な議論がされるべきだろう。そうした議論を通してこそ平和運動は鍛えられ護憲の力になるのではないか。

本気で憲法を守るためには、何処に投票したらいいのでしょう?

 このことについて、護憲運動に関心のある読者の皆さんのご意見を是非聞きたいものです。


 

コメント (9)
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