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二巡目調査で、甲状腺癌39名    文科系

2015年12月07日 15時21分57秒 | 国内政治・経済・社会問題
 11月30日、福島健康調査委員会から、去年4月からこの9月末までの第二巡目調査(本格調査)の中間結果報告が、39名と出た。いつもの通り、悪性甲状腺癌確定と、その疑いとを合わせたものだ。これで合計数は、一巡目の先行調査による113名を加えて、152名になる。この39名のうち15名が手術を済ませているのは、前と同じでリンパ節転移、甲状腺外浸潤が多かったからだろう。また、今までの例からも分かる通りに、今回まだ手術していない24名も、哀しいことだがこのままでは済まないだろう。

 この2巡目の本格調査結果中間発表数の多さによって、事故との因果関係はますます深まるばかりということになった。1巡目(先行調査)では見つからなかったこの新たな患者は、新たに発生したものと考えられるからである。つまり、事故以前から因子があったということではないと。また、この2巡目調査が始まったのは去年の4月からで、先行調査に要した日数から判断すれば、まだ対象の半数ほどが調査済みという段階にすぎないとも推定できる。

 僕の孫のハーちゃんがこんなことになったら、この老骨が替わってやりたいと思うことしかできない。本当に、ますます悲しいことになってきた。
 ちなみに、今年のノーベル文学賞受賞者はベラルーシのスベトラーナ・アレクシェービッチさん。僕も今彼女の受賞作品「チェルノブイリの祈り」を3分の1ほどまで読んだが、その彼女が授賞式前6日のストックホルム記者会見で、福島のことをこう評している
【チェルノブイリと同様、福島の事故でも、住民らを「政府が欺いた」】(7日中日新聞朝刊3面)。
 チェルノブイリはウクライナにあるが、被害はその北のベラルーシ国民が受けたのである。

 なお、全く別の話だが、今こんな危惧をし始めた。そろそろ中日新聞への弾圧が始まるのではないか。福島と言い、安保法、秘密保護法、TPPと言い最近の旗幟鮮明はかなりのものなのだ。東京新聞に対してもそうだが、これとともに、そんな怖れを抱かせる。
 
コメント (12)
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