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「よたよたランナーの手記」(146) フォームについて 文科系

2015年12月13日 13時54分28秒 | スポーツ
 こんな題名のことは、本来専門家が書くものだろう。ただこのことについて僕には、こういう資格があると考えている。
①心臓病手術後医者の禁止を脇に置いて走ってきてとうとう許可を勝ち取ったという経過から、心拍数の少ない、つまり心臓に負担が少ないという意味で合理的な走り方をいつも求めてきた。ちょっとした走り方の改善で、同じスピードでも心拍数が10は減るということなどは、多く体験したところ。いつも心拍計を付けてその数字を確認しながら走っているから分かったことだ。
②手術前後3年のブランク後にラン再開後3年の今年まで故障も少なく、74歳で8年前の記録に近い復帰を遂げているという意味で、無理のない正しいフォームなのだと思う。
③標記のことを学ぶことも含めて、勿論、ランニング本などは色々読んできた。部分筋肉補強運動、積極的な故障リハビリのやり方などもふくめて。
 以下は、老人用のランニングフォームと理解して頂いた方が良いかも知れないが、とにかく・・・・。

 まず、身体の姿勢について

①エリートランナーなどにはまっすぐにした身体、体幹をやや前傾させて走っている人も多いが、これは老人にはお勧めできない。頭までの上半身を脱力してゆったりとまっすぐに立て、胸を軽く張りぎみにして走る。特に身体の中で比重が最も高い頭は立てないと、筋肉の無駄遣いになって損だから、要注意。この姿勢で、②以下のことも初めて可能になる。
 こういう走り方は、着地脚に負担が少なく、②のように下半身全体を使いやすいもの。このフォームだと、体幹筋肉を無駄に使うこともなく、足着地時の衝撃も少なくなることもあってか、同じ10キロ時というスピードでも前傾姿勢よりも心拍数が10ほどは少なくなる。なお、心拍数が少ないとは、疲れにくいフォームだから記録が上がるという意味と同じはずだ。

②その姿勢で、「下半身全体」を使って大きく走る。その大きくという意味はこういうことと理解してきた。
 まず、後ろ脚の蹴りは、尻、腿など脚(下半身)全体で蹴るように。前への振り出しは、腰骨、尻から右ないしは左の下半身全体を振り出すような気持ちで。これができない人は、持っている力の割に記録も上がらないし、膝やアキレス腱周辺、足裏筋膜など故障も多いはずだ。物の本にはこの「下半身全体を使って、ゆったりと大きく走る」ということを、こう書いてある。「大きな筋肉を使って走ると、疲れも故障も少なくなる」と。
 なお、筋肉を鍛えることは、心臓を鍛えることよりも生理学的に遙かに可能性に富んでいることのようだ。つまり、スクワットなどで脚、下半身全体を鍛えて大きくゆったりと走れるようにして、心臓に無理をさせないということになるのだろう。

③腕を肘を柔らかく曲げる以外は、上半身はもうブラブラにして、②に添えて動く感じ。鍛えられない心臓への負担を軽くするためにも、老人にはそれしかない。ただ、左下半身を前に振り出す時を例にして言えば、右腕の付け根からその上の肩胛骨までをごく軽く引くような意識を持つことにはしている。それも意識してそうすると言うよりも、自然にそうなるという感じに近いけれど。

④こういう走り方では、つま先はそんなに使わない。つまり、後ろ足の踵だけを早く離してつま先で蹴るようには走らず、脚を蹴ったときに足裏全体を一度に離すような感じで前へ運ぶ。つま先関連の筋肉はフクラハギを含んだそこから下のものであって、「小さい筋肉」にあたる。つまり、ここを多く使うと老人には痛み、故障が起こりやすい。こういう走り方では、膝、アキレス腱周辺、足裏の筋膜などを痛める人が多くなると言われている。こういう走り方で特に、スピードを上げようという時期に故障が生じるということのようだ。
コメント
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