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国と、愛国心と   文科系

2017年06月07日 21時20分27秒 | 国内政治・経済・社会問題
 標記のことがコメントなどで問題になっているようですので、これについて僕の見解を書かせて頂きます。


 国と言っても色々な顔があります。それに応じた好き嫌いも、人によって色々でしょう。例えば、僕で言えばこうです。

①まず、国土、国民。これについては僕は好きです。国土については特に。緑が多く、高低も、春夏秋冬もあるのが、文化に与えてきた影響も含めて、とても魅力的な国だと観てきました。「花鳥風月」関連の楽しみとか、どんな家庭にも四季の草花があるとか・・・・。

②国の象徴的なもので言えば、こうです。天皇制は嫌い。制度が嫌いなのであって、天皇個人は好きでも嫌いでもありません。日の丸と君が代は、大嫌いです。

③日本政治、国家は嫌い。特に、お上が強すぎる全体主義的体質が。別項にも書いたばかりですが、沖縄の山城・平和運動センター議長を有刺鉄線を切っただけの微罪で5か月も拘留するといった常軌を逸した強権政治が大嫌い。そういう強権を言動に出しすぎている安倍首相は特に嫌いですね。彼の全体主義的強権は以下のようにして生まれた訳ですが。
 この国の政治が嫌いの最たる物は、三権分立もない国だという点があります。司法権が行政権に従属しています。最高裁が最も国の見解に近い判例ばかりを出してきた国ですから。これは長年の保守政治の結果なのでしょう。
 こんなことだから、今の安倍が立憲主義を無視する法律を作れるのでしょう。一時の選挙で勝って来たからと言って、国の根幹までを安易に換えて良いはずがありません。立憲主義のような国の根幹とは、極めて長期的・全面的な、従って思想に近いようなもの。近代国家思想が理解できない全体主義者だけが、安易に手を付けることができるのだと観てきました。「現実が要請しているから換える」とだけ与党が述べてきたのが、短期的一面的視野しかない証拠です。その現実が何十年続くかという問題提起論議も全くありませんでしたから。


 なお、国のどこをどう嫌おうと、また嫌いだと言おうと、思想、表現の自由です。「これが嫌いなら日本人ではない」とか「日本から出て行け」などと語るのは、憲法で保障された思想・表現の自由も知らない愚か者の所行と言えます。 
コメント (2)
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