昨日15日、ジュネーブで行われた国連人権理事会で沖縄平和運動センターの山城博治議長が演説しました。微罪による5か月の拘留からこの3月に国連の力で解放されたばかりというご自身の体験を語る機会が与えられた訳でした。有刺鉄線を切った行為で警察と揉めたことが、暴力行為と断じられたと伝えられています。それで裁判も無しに5か月の拘留! そういう彼は、こんな話をしたとのことです。
『日本政府が人権侵害を止め、新しい軍事基地建設に反対する沖縄の人々の民意を尊重することを求める』
『弁護士以外との接見を禁じられ、家族とも会うことを許されなかった。自供と抗議運動からの離脱を迫られた』
(以上、6月16日中日新聞から)
なお、国連が彼を解放したとは、こんな事情によります。国連人権高等弁務官事務所がこの5月26日、以下の事を公表しました。ここでも最近よく紹介してきた国連人権理事会の特別報告者デビッド・ケイ氏ら4名が2月末に「緊急アピール」を日本政府に出して、「山城氏の例に見えるような日本の『裁判も無しに、長期拘束するやり方』は国際人権法上問題だから速やかな是正を求めた」、と。すると、去年10月に拘束された山城氏が、翌3月の18日に5か月ぶりの保釈になったということです。
なお、この「緊急アピール」には、こんな内容も盛られているということです。
『山城議長の活動は人権を守る行為と考えられるとして逮捕や長期拘留、容疑に懸念を示し、日本の表現や平和的な集会の自由への「萎縮」効果も懸念されると指摘した』
(中日新聞5月28日朝刊から)
『日本政府が人権侵害を止め、新しい軍事基地建設に反対する沖縄の人々の民意を尊重することを求める』
『弁護士以外との接見を禁じられ、家族とも会うことを許されなかった。自供と抗議運動からの離脱を迫られた』
(以上、6月16日中日新聞から)
なお、国連が彼を解放したとは、こんな事情によります。国連人権高等弁務官事務所がこの5月26日、以下の事を公表しました。ここでも最近よく紹介してきた国連人権理事会の特別報告者デビッド・ケイ氏ら4名が2月末に「緊急アピール」を日本政府に出して、「山城氏の例に見えるような日本の『裁判も無しに、長期拘束するやり方』は国際人権法上問題だから速やかな是正を求めた」、と。すると、去年10月に拘束された山城氏が、翌3月の18日に5か月ぶりの保釈になったということです。
なお、この「緊急アピール」には、こんな内容も盛られているということです。
『山城議長の活動は人権を守る行為と考えられるとして逮捕や長期拘留、容疑に懸念を示し、日本の表現や平和的な集会の自由への「萎縮」効果も懸念されると指摘した』
(中日新聞5月28日朝刊から)