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憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

信頼できる市民ネット「マガジン9」の載せた原発記事一覧      ネット虫

2011年03月18日 12時08分11秒 | Weblog
「マガジン9」では、これまで様々な角度から「原発」について言及してきました。
よりよい未来のために、新しい一歩のために、
今改めて読んで考えてほしい記事を集めました。
http://www.magazine9.jp/list/genpatsu.php
 
 ◎「ついにプルサーマル発電が始まった」
(コラムリコラム)09/11/25

◎「六ヶ所村ラプソディー」上映会
(やまねこムラだより) 08/03/19

◎「原発崩壊」の危機
この人に聞きたい:明石昇二郎さんに聞いた(その1) 08/03/12

◎原発は、本気の情報公開を!
この人に聞きたい:明石昇二郎さんに聞いた(その2) 08/03/19

◎原発震災が来る前に
(デスク日記)07/10/31

◎「足元にある“核”を見つめて」
この人に聞きたい:鎌中ひとみさんに聞いた(その1) 07/09/19

◎「核・原発のある世界を見直す時」
この人に聞きたい:鎌中ひとみさんに聞いた(その2) 07/09/26

◎「原爆と原発」
伊藤真のけんぽう手習い塾 07/08/08

◎「ヒロシマ・ナガサキ」だけでは、核抑止論を乗り越えられない
【後半に「内部被曝」についての記述があります】
この人に聞きたい:肥田舜太郎さんに聞いた(その1) 06/08/30

◎今も世界中で、生み出され続ける「ヒバクシャ」たち
この人に聞きたい:肥田舜太郎さんに聞いた(その2) 06/09/06
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~本当のことを何も知らされない日本人~

2011年03月18日 11時29分43秒 | Weblog
大震災のなかで、善意の情報がたくさん溢れています。中には事実誤認、無知故の情報も流れています。また、詐欺まがいの募金活動もありますのでご注意ください。
私なりにセレクトした情報をみっつに絞り、ご紹介いたします。
昭和区九条の会  舟橋 勝

① 日本の悲劇 -東北巨大地震と福島原発
~本当のことを何も知らされない日本人~
 北海道岩内原発研究会代表 斉藤武一
はじめに
太平洋沿岸に並んでいる10基の福島原発が次々と深刻な状態になっている。どんなことが起きているのか、日本人は何も知らされていない。さらに、これから起きる本当の悲劇のことも何も知らされていない。
今もなお、電力会社と政府と原子力工学の専門家とマスコミは、本当のことを国民に欠くし、国民をだまし続けている。

1. 福島原発の弱点 原発には。加圧型(PWR)と沸騰水型(BWR)があるが、福島原発はBWRタイプである。
BWRの弱点は二つある。一つは、ブレーキに当たる制御棒が圧力容器の下から挿入されるという点にある。
制御棒は、竹やりのような形で圧力容器の下にぶら下がっている。制御棒は水圧で押し上げるが、ぶら下がっているため、地震で揺れた時は、制御棒が入りづらいという弱点がある。今回の地震では、「幸運にも」制御棒が入り、原子炉が停止したということを日本人は知らされていない。
そして、二つ目の弱点は、圧力容器内の水を循環される循環ポンプにある。BWRは、構造上循環ポンプが圧力容器の外にぶらさがっている形になっている。そのため地震の震動に対して非常に脆い。
循環ポンプは、燃料棒を冷却する重要な役目があり、今回、原子炉が停止した後、崩壊熱を出し続ける燃料棒を冷却ができなくなった理由は、循環ポンプの弱点のあることを、国民は知らされていない。

2. 非常用発電機が津波で流されていた
原発では、通常は内部電力といい原発自身が作った電気を使って運転されている。地震で原子炉が停止すると、最初に内部電力がなくなる。すると、外部電力といい送電線から電力が供給されることになっている。
しかし、地震で外部電力もこなかった。その時は、非常用ディーゼル発電機が作動することになっているが、大津波で発電機のある施設をすべて押し流していた。しかし、電力会社は、津波で発電機が不能になったという程度で、施設そのものが流されていたという重大な事実を隠していた。やがてバッテリーもきれ、福島原発は、電気がなくなり、完全に不能となり、電源喪失に陥る。
そして、電源喪失という重大事故は、福島原発の第一原発の2号機で巨大地震の9か月前の2010年6月17日にも起きていたが反省もないまま放置していた。

3. なぜ放射性物質が大量に放出されたのか
 原発で、どのような燃料を使っているのか何も知らされていない。 まず、ウラン燃料であるが、現在は4.8%という濃度が高いものをつかっている。高燃焼度燃料というものである。濃度が高いということは、核分裂によって生まれる死の灰の放射性が高まる。
 さらに燃えた後の使用済み燃料は、濃度の低い燃料より多くの崩壊熱を出し続ける。そして、福島原発第一原発3号機(Iの3号)では、高い濃度のウラン燃料に加え、プレトニウム燃料も使っている。
 プレトニウムは、ウランよりも激しく燃えるため、死の灰の放射能レベルは高く、燃やした後の使用済み核燃料の崩壊熱も高い。つまり、冷却することができなくなり、燃料棒が推移面から露出して、水素が発生し、格納容器が爆発したとき、大量の放射性物質が放出されたのは、燃料に大量の死の灰が入っていたからである。
 福島Iの3号機の周辺で400ミリシーベルト(mSv)というとても高いレベルになったのは、濃度の高いウラン燃料とプレトニウムによるものである。このことも、日本人には何もしらされていない。プレトニウムから生まれる死の灰の恐ろしさが隠されている。

4. 使用済み核燃料が爆発した
 福島第一原発4号機のプールに保管してある使用済み核燃料から水素が発生し爆発した。なぜ爆発したのか、これも本当のことが隠されている。にほんでは、原発が出るゴミである使用済み核燃料が大量に出てきてその保管に困り果てている。そのため、プールには、昔に比べてぎっしりと原発のゴミが詰め込まれていた。つまり、使用済み燃料全体から出る崩壊熱は、以前に比べて多くなる。電源喪失により、プールの水を循環できなくなり、冷却できなくなり、プールの水がすこしずつ蒸発し、使用済み核燃料が水面から露出し、崩壊熱により水素が発生し爆発した。
 つまり、原発のゴミの処理に困り果て、プールに異常に詰め込んだことが被害を大きくしたことになる。このことも何も知らされていない。

5.外部被ばくと内部被ばくの違い。 何度も水素爆発が起き、死の灰が福島地方に降り注ぎ、さらに首都東京にも少しずつ届いている。しかし、原子力の専門家も政府もテレビも、健康に心配ないと繰り返している。その際、レントゲン撮影に比べたら低い値だと強調し、国民をだまし続けている。
 外から放射線を受けるのを外部被ばくというが、レントゲン撮影は外部被爆のことである。健康に心配なのは、外部被ばくよりも、放射性物質を吸い込み体の中から被ばくする内部被ばくのほうである。政府も専門家も、わざと外部被ばくと内部被ばくを同等に扱い、健康に心配ないと国民をだまし続けている。

6. 内部被ばくの恐ろしさ
 外部被ばくは、瞬間の被ばくである。放射線の量が多ければ、それに比例して癌になるリスクが高まる。しかし、内部被ばくの場合は、体の中にある放射性物質が、じわじわと長期間にわたって放射線を出す。そのため放射線によって周りの細胞は破壊される。
 具体的には、免疫細胞が破壊され、遺伝子が傷つくことになる。そのため、放射線の量がごくごく微量でも、健康に被害が出る。内部被ばくの場合は10年後、20年後に癌にかかるということになる。
 内部被ばくの恐ろしさは、目にみえないごくごく小さなほこりを吸い込み、被ばくしたとはしらないうちに癌にかかるリスクが高まっていくということにある。政府や専門家やマスコミは、この内部被ばくの恐ろしさを、まったく国民に知らせていない。
終わりに  日本の悲劇から世界の悲劇へ
 本当のことを何も知らされないまま、おおくのにほんじんが放射性物質にさらされています。このままだと日本の子供たちは危ないです。内部被ばくした子供たちの遺伝子は傷つき、傷ついた遺伝子は10年後、20年後、子供たちの体に襲いかかってくるのです。
 悲劇は始まったばかりなのです。悲劇が始まっているのにその悲劇を日本人は知らされていません。日本人が日本人を救えないのです。日本人の多くが、政府に悲劇を訴えかけております。しかし、なかなか日本政府は本当のことを言いません。福島原発の悲劇は、すでに全世界の悲劇へと発展しています。全世界で原発を一刻も早く停止するように心より訴えます。


「救援活動について」~はたひら歯科医院長より~
救援についてちょっと考えよう、ということをざっとリストにしてみました。                      
1>不要不急の電話、携帯メールをしない。
ただでさえ、込み合っているトラフィックを増大させます。
被災地宛はもちろん、電話、携帯メールは糸電話みたいなもので、電話回線のリソース(いわば、限られた糸電話の糸)を浪費させてしまいます。
 使うならPCメールやtwitter,skypeなどインターネット経由にしましょう(インターネットはもともと世界のどこかに情報経由して届くので、リソースの少ない被災地に負担を強いることは多分ないでしょう。)
2>送るなら現金を
 阪神大震災では「善意の救援物資」の仕分けなどで、最も重要な「人的資源」を浪費してしまいました。さらに倉庫を埋めた「今使えない未分類の救援物資」が「今欲しい救援物資」の妨げにさえなり、実際に使えなかったことも多くあったと聞きます。
「個人が送る救援物資は嫌がらせにも等しい邪魔物」であると認識し、送るなら現金を送りましょう。(表現キツくて申し訳ありません。)
 また、小額を役場などに送って、その記録などここでも貴重な人的リソースを浪費しないように、「確かな」団体が義捐金の募集をするのに応じるのが良いと思います。
3>衣食住を自己完結できるか、用意できる準備がないならボランティアに行かない
 衣食住を自己完結で用意できる組織は、日本には自衛隊しかありません。
 消防警察など自己完結できない組織は、出先の自治体などと協議をして、衣食住を準備するようにして救援に行っていると思います。
 今回は被災地が遠いので、レアケースだとは思うのですが「勝手にボランティアに行く」ことをして、被災者の食べる食事を食べてしまい、被災者の寝る場所で寝てしまうことなどは厳に控えるべきです。
 しかるべき機関が「ボランティアの衣食住の準備ができました、お力をお貸しください」と言われてから行動しても遅くないでしょう。これだけの災害ですから、必ず機会は来ます。(今はそういう方も少なくなったと信じたいのですが、先日の災害対策地域説明会で「阪神大震災で思い立ってボランティアに行って、なかなか被災地にたどり着けなかった」という方が自慢げに? お話を披露されていたので、あえて書きました。)

『緊急学習会のお知らせ』
いま、テレビなどで話す「専門家」は、本当に国民が知りたいことをなかなか話しません(報道圧力? で話せません)。ご紹介する学習会は、国民の立場に立ち、隠された真実、今後、どう対処すればよいかを話されます。
(とき)3月26日(土)9時30分~12時 (会場) 愛知民主会館2階
(内容) 福島第一原発で何が起こっているのか
(講師) 玉置昌義さん(元名古屋大学工学部原子核工学准教授)
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原発事故、どこまで? 今すべきは?   らくせき

2011年03月18日 09時52分07秒 | Weblog
文科系さんが、いうように自衛隊の水掛作戦が
もう持たないのなら、あとは避難しかないでしょう。

アメリカが80キロ圏が危険といい、
自国民を日本から脱出させているのは、
危機が目前という認識でしょうか?

海外のメデイアは日本政府の対応を情報を隠し
後手後手に回っていると批判的です。

いずれにせよ、政府は最悪の事態を想定した
避難計画を発表して、国民に提示すべき時期では?

自衛隊や警察、東電の命がけの時間稼ぎが
無駄にならないようにするのが、政府リーダーの責任でしょう。

なにも知らせずに大混乱を招いたら、
国難といって犠牲を顧みずに戦っている人は
浮かばれないのでは・・・

最低、西日本の府県に、提携先を指定して、
受け入れ準備をさせることは必要でしょう。

風評が混乱を招くと言っていられる事態でしょうか?

こんな時は、事態を良いほうに解釈したいという
誘惑に勝てません。
ここを乗り切れば・・・という。
私のささやかな経験でも・・・
でも、一国のリーダーはそうはいかないでしょう。







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河村名古屋市長(財務省)と読売巨人軍   只今

2011年03月18日 08時57分27秒 | Weblog
●名城公園前国有地の取得要望をしていた中国総領事館に対して、
 財務省は「保留」の処分。
 ウィーン条約に逆らってまで保留としたのは、河村市長から「しんちょうに」との陳情があったからという。
 その理由を河村市長は「反対する市民がいるから」というが、その市民とは、新聞も「一部市民」と言わざるを得ない蔑視思想に固まった団体。河村市長はその団体と親和したことを意味する。

●この国を襲った未曾有の事態にどう対処するか、スポーツ界でいち早く態度表明したJリーグを始め殆どの陸上界は中止、延期を表明。
 しかし、セリーグは、選手会などの要望を無視して、「世間の反撥は覚悟」(巨人・清武球団代表)と予定通り決行を決定。「野球で力を、と今云うのは、思い上がりだと思う」とは、宮本・前選手会長(ヤクルト)。
 
 読売巨人軍は、自己利益確保のため、一試合で四千世帯分の電力を消費する東京ドームのゲームを選択した。
 
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いったいどうなるのか?原発事故は?  らくせき

2011年03月17日 19時11分24秒 | Weblog
水の放水や投下が行われている原発。
いったい、どうなると終焉となるのでしょうか?

どなたか教えて下さい。

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石原さんの発言、半分は聞く点もありそう。   らくせき

2011年03月17日 19時06分44秒 | Weblog
天罰という言い方は良くありませんが、
我欲を消すという点は、そうだ、と思わせます。

買占めに走るのは我欲でしょうね。

しかし個人の我欲で片つくほど単純な問題では
ないようにも思います。



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朝鮮日報より   らくせき

2011年03月17日 10時09分54秒 | Weblog
原発事故についての記事です。


日本政府は16日、これらの志願者を中心に、108人を現場に追加投入した。
17日には機動隊や自衛隊も投入された。
福島第一原発には現在73人が残り、孤独な死闘を繰り広げている。

志願者を中心とする現場担当者だけが残っている。
米ジョージア大学のチャムダラス教授はあるテレビ番組に出演し
「福島第一原発の現場に残る日本人の友人が電子メールで
“死ぬ準備はできている”と伝えてきた」と語った。

 現場に残る担当者たちは、6日間にわたる死闘で体力と精神力は
すでに限界状況にある。
彼らは放射能汚染を防ぐ「放射能防止施設」で待機しながら、
交代で冷却作業や原子炉での水蒸気排出作業を行っている。
原発施設はすでに電気が途絶えているため、
作業は全て手作業で行わなければならない。
数多くある電子制御装置も全く作動しないため、
わずかの誤差や作業ミスが爆発と死に直結する可能性もある。

最も危険な作業は原子炉からの水蒸気排出作業だ。
気圧が非常に高くなっている原子炉から水蒸気を抜き出すことができなければ、
原子炉が爆発して大災害が起こる可能性もある。
原子炉からの水蒸気には大量の放射性物質も含まれているため、
水蒸気排出作業中に被ばくし、病院に運ばれた作業員いる。

作業員らは放射線を遮る特殊作業着とマスクを着用しているが、
これだけでは不十分だ。
一般人の年間被爆許容量の数千倍の放射性物質がすでに流出しているからだ。
日本政府は原発周辺での放射能濃度が徐々に高まると、
作業が認められる放射線の数値を2倍以上引き上げた。
これは事実上「死を覚悟して爆発を阻止せよ」という意味だ。
菅直人首相は「(作業員たちの)撤収は絶対にない」と宣言した。


大変な事態が起きているんだ・・・・

チュルノブイリの時のような・・・

祈るしかない・・・




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東北巨大地震と福島原発~本当のことを何も知らされない日本人~

2011年03月16日 20時02分02秒 | Weblog
福島原発事故に関する斉藤武一さんの講演がありました。

斉藤さんに問題点をまとめて文章にしていただきましたので、下記に掲載します。この文章は英訳して、世界に発信する予定です。

2011年3月16日

日本の悲劇 -東北巨大地震と福島原発
~本当のことを何も知らされない日本人~

 北海道岩内原発研究会代表 斉藤武一

はじめに

太平洋沿岸に並んでいる10基の福島原発が次々と深刻な状態になっている。どんなことが起きているのか、日本人は何も知らされていない。さらに、これから起きる本当の悲劇のことも何も知らされていない。今もなお、電力会社と政府と原子力工学の専門家とマスコミは、本当のことを国民に欠くし、国民をだまし続けている。

1. 福島原発の弱点

原発には。加圧型(PWR)と沸騰水型(BWR)があるが、福島原発はBWRタイプである。BWRの弱点は二つある。 一つは、ブレーキに当たる制御棒が圧力容器の下から挿入されるという点にある。制御棒は、竹やりのような形で圧力容器の下にぶら下がっている。制御棒は水圧で押し上げるが、ぶら下がっているため、地震で揺れた時は、制御棒が入りずらいという弱点がある。今回の地震では、「幸運にも」制御棒が入り、原子炉が停止したということを日本人は知らされていない。
そして、二つ目の弱点は、圧力容器内の水を循環される循環ポンプにある。BWRは、構造上、循環ポンプが圧力容器の外にぶらさがっている形になっている。そのため地震の震動に対して非常に脆い。循環ポンプは、燃料棒を冷却する重要な役目があり、今回、原子炉が停止した後、崩壊熱を出し続ける燃料棒を冷却ができなくなった理由は、循環ポンプの弱点のあることを、国民は知らされていない。

2. 非常用発電機が津波で流されていた

原発では、通常は内部電力といい原発自身が作った電気を使って運転されている。地震で原子炉が停止すると、最初に内部電力がなくなる。 すると、外部電力といい送電線から電力が供給されることになっている。しかし、地震で外部電力もこなかった。
その時は、非常用ディーゼル発電機が作動することになっているが、大津波で発電機のある施設をすべて押し流していた。しかし、電力会社は、津波で発電機が不能になったという程度で、施設そのものが流されていたという重大な事実を隠していた。やがてバッテリーもきれ、福島原発は、電気がなくなり、完全に不能となり、電源喪失に陥る。 そして、電源喪失という重大事故は、福島原発の第一原発の2号機で、巨大地震の9か月前の2010年6月17日にも起きていた。その反省もないまま放置していた。

3. なぜ放射性物質が大量に放出されたのか

原発で、どのような燃料を使っているのか何も知らされていない。 まず、ウラン燃料であるが、現在は4.8%という濃度が高いものをつかっている。高燃焼度燃料というものである。濃度が高いということは、核分裂によって生まれる死の灰の放射性が高まる。さらに、燃えた後の使用済み燃料は、濃度の低い燃料より多くの崩壊熱を出し続ける。そして、福島原発第一原発3号機 (Iの3号)では、高い濃度のウラン燃料に加え、プレトニウム燃料も使っている。プレトニウムは、ウランよりも激しく燃えるため、死の灰の放射能レベルは高く、燃やした後の使用済み核燃料の崩壊熱も高い。つまり、冷却することができなくなり、燃料棒が推移面から露出して、水素が発生し、格納容器が爆発したとき、大量の放射性物質が放出されたのは、燃料に大量の死の灰が入っていたからである。福島Iの3号機のしゅうへんで400ミリシーベルト(mSv)というとても高いレベルになったのは、濃度の高いウラン燃料とプレトニウムによるものである。このことも、日本人には何もしらされていない。プレトニウムから生まれる死の灰の恐ろしさが隠されている。

4. 使用済み核燃料が爆発した

福島第一原発4号機のプールに保管してある使用済み核燃料から水素が発生し爆発した。なぜ爆発したのか、これも本当のことが隠されている。にほんでは、原発が出るゴミである使用済み核燃料が大量に出てきて、その保管に困り果てている。そのため、プールには、昔に比べてぎっしりと原発のゴミが詰め込まれていた。つまり、使用済み燃料全体から出る崩壊熱は、以前に比べて多くなる。電源喪失により、プールの水を循環できなくなり、冷却できなくなり、プールの水がすこしずつ蒸発し、使用済み核燃料が水面から露出し、崩壊熱により水素が発生し爆発した。つまり、原発のゴミの処理に困り果て、プールに異常に詰め込んだことが被害を大きくしたことになる。このことも何も知らされていない。

5.外部被ばくと内部被ばくの違い

何度も水素爆発が起き、死の灰が福島地方に降り注ぎ、さらに首都東京にも少しずつ届いている。しかし、原子力の専門家も政府もテレビも、健康に心配ないと繰り返している。その際、レントゲン撮影に比べたら低い値だと強調し、国民をだまし続けている。外から放射線を受けるのを外部被ばくというが、レントゲン撮影は外部被爆のことである。 健康に心配なのは、外部被ばくよりも、放射性物質を吸い込み体の中から被ばくする内部被ばくのほうである。政府も専門家も、わざと外部被ばくと内部被ばくを同等に扱い、健康に心配ないと国民をだまし続けている。

6. 内部被ばくの恐ろしさ

外部被ばくは、瞬間の被ばくである。放射線の量が多ければ、それに比例して癌になるリスクが高まる。しかし、内部被ばくの場合は、体の中にある放射性物質が、じわじわと長期間にわたって放射線を出す。そのため放射線によって周りの細胞は破壊される。具体的には、免疫細胞が破壊され、遺伝子が傷つくことになる。そのため、放射線の量がごくごく微量でも、健康に被害が出る。内部被ばくの場合は、10年後、20年後に癌にかかるということになる。内部被ばくの恐ろしさは、目にみえないごくごく小さなほこりを吸い込み、被ばくしたとはしらないうちに癌にかかるリスクが高まっていくということにある。 政府や専門家やマスコミは、この内部被ばくの恐ろしさを、まったく国民に知らせていない。

終わりに  日本の悲劇から世界の悲劇へ

本当のことを何も知らされないまま、おおくのにほんじんが放射性物質にさらされています。このままだと日本の子供たちは危ないです。内部被ばくした子供たちの遺伝子は傷つき、傷ついた遺伝子は10年後、20年後、子供たちの体に襲いかかってくるのです。 悲劇は始まったばかりなのです。悲劇が始まっているのに、その悲劇を日本人は知らされていません。日本人が日本人を救えないのです。日本人の多くが、政府に悲劇を訴えかけております。しかし、なかなか日本政府は本当のことを言いません。福島原発の悲劇は、すでに全世界の悲劇へと発展しています。全世界の人たちに心より訴えかけます。全世界で原発を一刻も早く停止するようにこころより訴えかけます。


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パレスチナ連帯・札幌 代表 松元保昭
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反原発から脱原発へ    只今

2011年03月16日 12時36分58秒 | Weblog
「事故が起こったのは原発反対派がうるさかったから」といったコメントがこの「九条バトル」にもみられました。「傷ついたのは抵抗したからだ」といったこうした怠惰な声に付き合う時間は、現在はあまりにも勿体なく、無視したいと思います。
 
 問題は、「制御可能な、クリーンで、安価なエネルギー」という原発のこれまでの謳い文句についてであります。
 「制御可能」「クリーン」についての実態は、このほど白日の下に晒されました。
 では、原発はほんとうに安いのでしょうか。
 
 このことについて調べた大島堅一著『再生可能エネルギーの政治経済学』(東洋経済新報社、2010)によると、次のような数字が掲げられています。

 電力会社や経済産業省が発表する価は、一キロワット時あたり5円~6円。
 しかしこの数字は果して正しいかどうかを、電力会社の『有価証券報告書』に基づいて一キロワット時の平均総単価を算出した結果の数字は、
 【原子力10、68円】【火力九、九〇円】【水力7、26円】【一般水力3、98円】
  
 「クリーン」ということについても、原子力推進の中心にあった伏見康二先生は、エントロピー学会(1984年)で、「先生は放射能のごみの後始末をどう考えておられましたか」という質問に対して、伏見博士は一呼吸おいて、こう言われた。
 「ほんとうのことを言うと、原子力を始めた時に、ごみの問題がこんなにたいへんなことになるとは思っていませんでした。大問題になることがわかったのは、原子力発電に反対している若い科学者、技術者たちのおかげです」。
 
  
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名古屋市議選の結果を新聞はどう見たか    大西五郎

2011年03月16日 09時35分44秒 | Weblog
減税日本の躍進を“評価” だが「過半数に達せず」
“素人集団”に懸念も 市民のバランス感覚も指摘

という見出しで、大西五郎さんから、

名古屋市議選の結果を新聞はどう見たか、
という記事が送られてきましたので、転載します。  らくせき

            


 3月13日に投票が行われた名古屋市の出直し市議選の結果は、
河村市長が主導する減税日本の候補者が28人当選し、市議会第1党になった。
しかし、マスコミ各社が注目(期待?)した議会の過半数を占めることはできなかった。
 既成政党は各党議席を減らしたが、中でも民主党が解散前の27議席の第1党から
11議席へと大幅の減り、新聞各紙は惨敗と評した。
自民、公明、共産の各党は議席を減らしたものの、
減税日本の大勝を予想していた新聞の評価としては「よくがんばった」だった。

 開票直後の14日の紙面は「減税躍進」を称えるような記事の調子だったが、
1日おいた15日の記事はやや冷静に今後の市議会の運営を考えるようになった。
「市長にフリーハンド与えず」という中日新聞の記者座談会が各新聞の見方を代表していた。

 各紙の記事の見出しから「新聞の市議選評価」を見てみよう。(「当選者の顔ぶれ」は各紙共通)

[中日]
14日
 素人旋風 踊る「減税」 地域政党に勢い 当選陣営、祝勝は自粛
 河村市長「無から有生じた」 「市民の期待」成果アピール
 投票率に震災影響 選挙カー来ず、意識薄れ
 新風 勢力図変えた 民主、第4党に転落 自共も減 投票率は43・96%
 重鎮 明暗分かれる 公明全員当選 馬場さん「感謝でいっぱい」
 民主吉田さん「期待にそえず」涙
 「既成」不信 前職散る 「民主隠し」効果なく 自民、善戦強調
 どうなる市議会運営 反河村派再び攻勢に転じる?
 社説「減税日本が躍進 新生議会の仕事とは」
 「議論重ねて合意形成を」森 正・愛知学院大教授(政治学)
 確定得票 当選マップ(各区当選者の党派別) 選挙区別党派得票数 選挙区別投票率

15日
 選挙戦記者座談会 市長にフリーハンド与えず
 自公共組織固め徹底 民主普段の活動不足も
 1万票超6人に半減 候補者増え票が分散 全候補の得票ランキング
 市長会見 出直し市議選を総括 政治の非家業化「信任」
 減税協力個人個人に要請
 名古屋市総合計画「市議会修正取り消しを」 河村市長きょう提訴
 市幹部 議員一新で対応協議

[朝日]
 14日 
 減税日本28議席 第1党 民主惨敗 第4党 民主「本当に苦しい選挙」
 減税過半数に届かず 公約実現に他党と協議 有権者変化を期待 バランス感覚
 減税日本 主導権 「市長vs議会」新局面に 党派別当選者数
 名古屋市議選の得票  選挙区別当選者の党派

15日
 減税日本いま一歩 過半数に届かず 知事「喜び半ば」
 下がった投票率、自・公・共が底力 民主、複数擁立区で減 党派別得票数


[毎日]

14日
 減税日本躍進 庶民革命へ気勢 新人当選者、前回の2倍35人 肩落とす既成政党
 河村チルドレン躍進 「素人集団」力量は未知数
 最年少の山田氏「票の重み実感」 最高の結果責任感じる 湯川氏が初当選
  唯一の前職、則武氏当選
 「河村市政をチェックする」自民・横井氏 「一生懸命やってきたが…」民主・吉田氏
 名古屋市議選当選者数 投票率12年ぶり上昇 前回3・99㌽上回る43・96%
 「市長に一任せず」昇 秀樹・名城大教授
 「議員同士の対話を」児玉克哉・三重大教授
  減税の流れ加速へ 財政事情厳しく批判も
 
15日
 「減税日本が提案を」 河村市長議員報酬半減で呼びかけ 暫定予算審議年度内実施へ
  減税日本が34・5%得票 民主半減、自民も前回下回る


[読売]

14日
 減税日本 第1党 28議席 過半数は届かず
「減税」勢い止まらず 河村市長勝利宣言 組織票なし 低投票率はね返す
  惨敗民主「失望感表れ」 自民第2党「統一選へ弾み」 既成政党への不満鮮明
 新名古屋市議に期待の声 防災など注文様々 減税・議会改革・暮らし
 「批判受け止め改革」自民横井さん
  党派別当選者数 投票率43・96% 前回比3・99㌽増
  対立でなく対話を(小山内晃記者)

15日
 新名古屋市議に当選証書 「早速減税に」「是々非々で」 各区別当選者数
「第4党」民主に痛手 減税日本躍進国政への影響懸念 既成政党、つのる危機感
3大公約 河村市長、自公と協議へ 減税の実現 不透明


 選挙の途中で、市民税減税恒久化や市議報酬半減・定数削減の
河村市長の公約にすり寄る候補者もいた。
市長はこういう議員を絡め取って新しい議会で市民税減税恒久化を
強引に進める構えだが、読売新聞が「防災など注文様々」と
市民の間にも「減税して市政に必要な費用をどう賄うのか」と
批判的な意見があることや、減税よりも「若者の就職難は深刻で、
議員らも対策を提案してほしい」「安心して遊べる公園が少ない。
住みやすい地域づくりに取り組んでほしい」
「保育所の待機児童をなくしてほしい」などの要求が強いことを紹介していたが、
新しい名古屋市議会のニュースで「河村市長(減税日本)対野党勢力の対立」
「市民税減税の行方はどうなるのか」という“政局”だけに
市民の興味を誘導するのではなく、
「市民の要求をどのように汲み上げ、解決しようとするのか」を
新しい市会議員に問いかけ、市会議員の動きを見つめ、
市民に報告する姿勢を貫いてほしい。


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震災救援にあたって気をつけたいこと。      

2011年03月15日 20時33分42秒 | Weblog
★震災関係の記事を読んでいて、大阪の「はたひら歯科」のプログからこんな記事を見つけました。お役にたてる忠告ですご一読ください。

                          ネット虫
=================================

東日本震災はM9.0と世界最大級の地震だったようです。

津波の凄まじさもあり、

その被害実態すら発生後2日以上経った現在

「ようやくわかってきた」感があります。

こちら(大阪)の方々は、先の阪神大震災の経験がありますので、

他人事ではない、自分に何かできることはないか?と

じれている方もおられるでしょう。

今こそ、その経験をもとに、一旦落ち着くべきです。


救援について 落ち着いて、ちょっと考えよう、ということをざっとリストにしてみました。  
                         
1>不要不急の電話、携帯メールをしない
ただでさえ込み合っているトラフィックを増大させます。

被災地宛はもちろん、電話、携帯メールは糸電話みたいなもので、電話回線のリソース(いわば、限られた糸電話の糸)を浪費させてしまいます。

使うならPCメールやtwitter,skypeなどインターネット経由にしましょう。(インターネットはもともと世界のどこかに情報経由して届くので、リソースの少ない被災地に負担を強いることは多分ない、でしょう。)

2>送るなら現金を
阪神大震災では「善意の救援物資」の仕分けなどで、最も重要な「人的資源」を浪費してしまいました。

さらに倉庫を埋めた「今使えない未分類の救援物資」が「今欲しい救援物資」の妨げにさえなりました。

また、それらが実際に使えなかったことも多くあったと聞きます。

「個人が送る救援物資は嫌がらせにも等しい邪魔物」であると認識し、送るなら現金を送りましょう。(表現キツくて申し訳ありません。)

また、小額を役場などに送って、その記録などここでも貴重な人的リソースを浪費しないように、「確かな」団体が義捐金の募集をするのに応じるのが良いと思います。

3>衣食住を自己完結できるか、用意できる準備がないなら、ボランティアに行かない
衣食住を自己完結で用意できる組織は、日本には自衛隊しかありません。

消防警察など自己完結できない組織は、出先の自治体などと協議をして、衣食住を準備するようにして救援に行っていると思います。

今回は被災地が遠いので、レアケースだとは思うのですが
「勝手にボランティアに行く」ことをして、被災者の食べる食事を食べてしまい、被災者の寝る場所で寝てしまうことなどは厳に控えるべきです。

しかるべき機関が「ボランティアの衣食住の準備ができました、お力をお貸しください」と言われてから行動しても遅くないでしょう。これだけの災害ですから、必ず機会は来ます。

(今はそういう方も少なくなったと信じたいのですが、先日の災害対策地域説明会で、「阪神大震災で思い立ってボランティアに行って、なかなか被災地にたどり着けなかった」という方が自慢げに?お話を披露されかかっていたので、あえて書きました。)



はたひら歯科医院長
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石原都知事の「津波は天罰」発言に抗議を 石原都知事の「津波は天罰」発言に抗議 を

2011年03月15日 19時58分25秒 | Weblog
平和遺族会事務局の佐々木です。

昨日の石原都知事の「津波は天罰」発言に抗議を。謝罪・発言撤回、都知事辞任、知事選不出馬を要求しよう。

ぜひ、石原都知事に抗議の声を集中してください。

<抗議先>都庁都民の声課
電話03-5320-7725(直通)、都庁代表電話03-5321-1111
FAX03-5388-1233
メールは都庁のHPの都民の声へ
=======================================

▼東日本大震災:石原知事「津波は天罰」 毎日新聞 3月15日

 東京都の石原慎太郎知事は14日、東日本大震災に関連し「我欲に縛られ政治もポピュリズムでやっている。それが一気に押し流されて、この津波をうまく利用してだね(日本人の)『我欲』を一回洗い落とす必要がある。積年たまった日本人の心のあかをね。これはやっぱり天罰だと思う。被災者の方々、かわいそうですよ」と発言した。蓮舫節電啓発担当相から節電への協力要請を東京都内で受けた後、記者団に語った。災害を「天罰」と表現したことが、被災者や国民の神経を逆なでするのは確実だ。
 石原氏は「天罰」発言の前段として「去年1番ショックだったのは、おじいさんが30年前に死んだのを隠して年金詐取する、こんな国民は世界中に日本人しかいない」と述べていた。【青木純】

 「天罰」発言について石原氏は、14日夕に都庁で行った記者会見で「『被災され方には非常に耳障りな言葉に聞こえるかも』と(前置きで)言ったじゃないですか」などと釈明したが、実際には発言していない。
 発言の真意については「日本に対する天罰ですよ、これはをどう受け止めるかという問題なんですよ。大きな反省のよすがになるんじゃないですか」と持論を展開。「それをしなかったら犠牲者たちは浮かばれないと思いますよ」と述べ、撤回しない考えを示した。【石川隆宣】


▼ 「大震災は天罰」「津波で我欲洗い落とせ」石原都知事 朝日新聞 3月15日

 石原慎太郎・東京都知事は14日、東日本大震災に関して、「日本人のアイデンティティーは我欲。この津波をうまく利用して我欲を1回洗い落とす必要がある。やっぱり天罰だと思う」と述べた。都内で報道陣に、大震災への国民の対応について感想を問われて答えた。

 発言の中で石原知事は「アメリカのアイデンティティーは自由。フランスは自由と博愛と平等。日本はそんなものはない。我欲だよ。物欲、金銭欲」と指摘した上で、「我欲に縛られて政治もポピュリズムでやっている。それを(津波で)一気に押し流す必要がある。積年たまった日本人の心のあかを」と話した。一方で「被災者の方々はかわいそうですよ」とも述べた。 石原都知事は同日夜の会見で「天罰との発言を撤回するか」と問われ、「そうじゃない」と否定。「日本人の我欲が政治を左右している。こういうものを打破しないと日本は立ち上がってこない、ということで申し上げた」などと説明した。石原知事は最近、日本人の「我欲」が横行しているとの批判を繰り返している。
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朝鮮日報より   らくせき

2011年03月15日 19時05分26秒 | Weblog
朝鮮日報が、地震に関連して、こんな記事を載せています。

11日の大地震で日本人が示した配慮と市民意識に、世界が感嘆している。
外信各社は日本人の忍耐と秩序を「人類精神の進化」と称賛した。
足を痛めたけが人は、救助隊が到着すると、
申し訳なさそうに「私よりもっと大変な人がいるんじゃないか」と尋ねた。
生活必需品が不足しても略奪の事態は起こらず、
スーパーの前には数百メートルもの行列ができたが、割り込みはない。
東京電力は、14日から地域ごとに輪番で電気を止める計画停電を行うと発表したが、
当日午後まではそのまま電気を供給していた。
地下鉄各社が運行を制限し、市民が家庭や職場で節電に務めたからだという。
インターネットユーザーは「パチンコや遊興業の社長さん、少しだけ我慢しよう」
というメッセージを送った。

          

外国のメデイアが指摘する、こうした国民こそが、
日本のホントウの財産なのかもしれない。

せめて募金をしよう。





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原発事故の深刻さは、「レベル6」?!     只今

2011年03月15日 17時03分36秒 | Weblog
 この国の「官財」は、この国難にどう対処しているか。  
 東電(財界)の発表は、例えば「職員を退避させた」ではなく、「職員を移動させた」という真実隠蔽言語を乱発し、水素爆発発生の政府官邸への報告は1時間後といった行為にみられるように、徹底的な責任回避主義に一貫されている。
 霞が関官僚(保安院)はどうか。テレビに登場の学者と同じく、危険度の情報開示を最小にしようとする姿勢に貫かれている。
 これは両者とも、これまで原発推進を先端で゜担ってきた当事者だからやむを得ないという声(テレビコメンター)もあるが、この事態では、それは許されない。
 求められるのは、積極的な情報開示である。しかし先程のテレビで某学者は、まだ「レベルはまだ5といっていい」と言い張っていました。
 
 しかしフランス核安全局のラコスト局長は、この事故をどうみているか。
 ラコスト局長は、日本の関係者と話したとしたうえで「スリーマイル島のレベル5を上回り恐らくレベル6にあたる感覚を持つ」(AFP通信)
 
 日本が立ち直ったのは、あの「3、11」が契機となり、転回点だった!
 と言われる日がくるかどうか。
 しかしそうなるためには、私たちのライフスタイルを根本的に変えなければなりません。これが出来るか、どうか。
 試されているのは、私たち一人一人!
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 太平洋戦争関連の右翼言辞の数々  文科系

2011年03月15日 00時07分20秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など
 今日は、これだけの右翼の言い分を扱います。
1 アジアのため、または自衛戦争だった。
2 米「ハルノート」の暴虐な内容が開戦の引き金になった。あれでは、日本が怒って当たり前である。
3 天皇に戦争・政治責任は無い。
4 占領下憲法は無効であるというのが国際常識である。

1について
 征韓論が起こりそれによる「朝鮮出兵決定・取りやめ」の政変があってから韓国併合まで約40年。併合にそれだけの抵抗があったということだ。その間、独立国・朝鮮を押さえつけるためにどれだけの人を殺したろうか? その後の満州侵略、中国侵略までを含めると70年の流れの全てを「西欧から強いられたもの」とするのはあまりにも無理があり、主体性無しのご都合主義と言うべきだ。「アジアのため」は、ムシが良すぎるということを示している。
 
2について
 あれは1国務長官の覚書にしか過ぎない。それを最後通牒という口実として扱って、しゃにむに不意打ち太平洋戦争に走ったに過ぎない。ハルノートが来たのは11月26日。開戦は12月8日。ハルノートなんて、もうとっくに戦争準備を終えてしまって、最後の最後の「アメリカの準備が整わないうちにしゃにむに戦争、「不意打ち開戦の口実」にされただけだと分かる。日本はもう、9月6日(後述)か、遅く見ても11月5日の御前会議で開戦を決めていた。でもこのことは徹底的に分からないようにしていた。11月5日の御前会議自身が終戦直後もまだ、アメリカには秘密にされていたのだから。なお、一国務長官の覚書が最後通牒になるならば、大統領は要らない理屈になる。

3について
 開戦にも終戦にも、天皇が最終決断を下している。開戦については9月6日の御前会議の原案を陸軍参謀総長、海軍軍令部総長と話し合ったこういう資料が、海軍に残っていた。
『海軍の資料によれば、9月5日の両総長による内奏の際、「若し徒に時日を遷延して足腰立たざるに及びて戦を強ひらるるも最早如何ともなすこと能はざるなり」という永野軍令部総長の説明のすぐ後に、次のようなやりとりがあった(伊藤隆ほか編『高木惣吉 日記と情報(下)』)。
 御上[天皇] よし解つた(御気色和げり)。
 近衛総理 明日の議題を変更致しますか。如何取計ませうか。
 御上 変更に及ばず』
(岩波新書日本近現代史シリーズ第6巻、吉田裕一橋大学大学院教授著「アジア・太平洋戦争」より)
ここに言う「変更」とは、翌日の御前会議の原案の原案「開戦準備第1、外交交渉第2という優先順位」を入れかえるというものである。それまで対米交渉を優先していた近衛内閣が総辞職したのは翌10月のことだった。
   
4については、こんな文章を僕はコメントとしてここに書いた。
 『「占領下の日本国憲法は無効」という理屈には、学会などでもこういう反論が出ているはず。
 敗戦後の政治状況は一種の革命状態とも見ることが出来る。天皇制下の過去が全否定されて、新しい憲法が熱狂的に国民に迎えられたあの雰囲気がそれを示している。これも当然のことであって、「現人神を統治者として、憲法他、国の全てがこれに依拠した政治体制」が大破綻を来し、子どもでさえが「先生や親、大人が私たちを騙していた」と叫び始めたのだから。押し付け憲法ではなく、当時のアメリカの助けを借りざるをえなかった「革命憲法」です。革命憲法は合法です。米軍ではなく、国民が決めたんです。
 なお、日本国憲法を破棄して新憲法を作り直せというその手続は、旧憲法、つまり大日本帝国憲法でやれということになるはず。天皇の名前で? 冗談でしょう、そんなこと、当時の国民が許すわけがない。だから革命なんです。南洋の兵士を見捨て、沖縄を見捨て、ポツダム宣言を受けずに原爆まで招いた「統治」者、昭和天皇。写真で見たのだったか、当時のデモのプラッカードにもありましたね。
「朕は鱈腹食ってるぞ。汝、臣民飢えて死ね」
 そんな雰囲気であなたなら、「明治憲法体制で、新憲法を作り直せ。天皇に新憲法を与えて貰え」って、言えました? バカじゃないかと、笑われるだけ。歴史は、その時の状況、感覚でも、考えて下さい』 
コメント (3)
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