路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【著書】:山上徹也と日本の「失われた30年」 ■共著 五野井郁夫/池田香代子

2024-07-08 07:45:40 | 【事件・犯罪・疑惑・詐欺・旧統一教会を巡る事件・ネット上の誹謗中傷他】

【著書】:山上徹也と日本の「失われた30年」 ■共著 五野井郁夫/池田香代子

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【著書】:山上徹也と日本の「失われた30年」 ■共著 五野井郁夫/池田香代子

 ■宗教2世の政治学者 ×「100人の村」著者

 山上徹也の全ツイート1364件を分析・解説--彼はどんな世界に生きてきたのか

 山上徹也は、2019年10月13日から「silent hill 333」のアカウント名で、ツイッターへの投稿を始めた(2022年7月19日に凍結)。



 その2年9カ月におよぶツイートにつぶさに記された思考と行動の変遷をたどることで見えてくるのは、家族そして人生を破壊された「宗教2世の逆襲」という表層的な理解にとどまらず、ロスジェネと呼ばれる世代に共通する絶望感、悲壮感であった。

 山上被告と同世代で、自身も宗教2世である政治学者・五野井と、『世界がもし100人の村だったら』などの著者・池田が、それぞれの視点からツイートを精査、現代日本の重い問題をあぶり出す。

 ■silent hill 333のツイート(抜粋)
 【ジョーカーという真摯な絶望を汚す奴は許さない】(2019.10.20)
 【オレを殺したのは誰だ】(2020.01.18)
 【オレが14歳の時、家族は破綻を迎えた】(2020.01.26)
 【残念ながら氷河期世代は心も氷河期】(2021.02.28)
 【1フォロワーしかいない素晴らしき自由】(2021.3.28)
 【最後まで生き残るのは搾取上手と恥知らず】(2021.12.08)

 ◎巻末には山上徹也の主要ツイートを抜粋して原文のまま時系列で収録
 ◎ツイートで山上徹也が言及した映画、音楽、小説、漫画、ゲームなどの作品リストを掲載

 ●宗教2世の政治学者×「100人の村」著者


 山上徹也と同世代であり、自身も宗教的な環境を出自とする政治学者の五野井郁夫と、社会運動家でもある池田香代子が、山上徹也のツイートをそれぞれの視点から分析、彼の内なるジョーカーへの共感やネトウヨ的な傾向をひもとく。
巻末には山上徹也のツイートを抜粋して時系列で収録。山上徹也がツイートで触れている映画、音楽、書籍などの「エンタメリスト」、現代日本を理解するための用語の解説や年譜も掲載。

 ≪著者略歴≫
 ●五野井郁夫(ごのい いくお):

 1979年、東京都生まれ。政治学者・国際政治学者、高千穂大学経営学部教授。東京大学大学院総合文化研究科国際社会学専攻博士課程修了、博士(学術)。専門は民主主義論・国際秩序論。2013年ユーキャン新語・流行語大賞で「ヘイトスピーチ」がランクインした際に顕彰。著書に『「デモ」とは何か 変貌する直接民主主義』(NHKブックス)、共編著に『リベラル再起動のために』(毎日新聞出版)など。「立憲デモクラシーの会」呼びかけ人も務める。


 ●池田香代子(いけだ かよこ):

 1948年、東京都生まれ。ドイツ語翻訳家、社会運動家。東京都立大学卒業。著書に『世界がもし100人の村だったら』(マガジンハウス)、翻訳に『夜と霧』(みすず書房)、『ソフィーの世界』(NHK出版)など。映画『ベルリン・天使の詩』などの字幕も担当。YouTube番組「デモクラシータイムス」内の「池田香代子の世界を変える100人の働き人」では司会を務める。

 元稿:集英社インターナショナル 主要出版物 【書籍・単行本】 2023年05月20日 00:01:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【注目の人 直撃インタビュ... | トップ | 【新刊紹介】:『暗殺』柴田... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

【事件・犯罪・疑惑・詐欺・旧統一教会を巡る事件・ネット上の誹謗中傷他】」カテゴリの最新記事