会津の重ちゃん日記

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日本酒

2015-06-27 16:57:44 | 地域情報
2015年6月27日(土)曇 26.0℃~18.6℃

  「ほまれ酒造の受賞を祝う」

 喜多方市中央公民館主催の「知的のんべえ酒づくり講座」に参加し、ほまれ酒造株式会社で酒づくりを学んだ講座生へ世話人から「受賞を祝う会」の案内があった。ほまれ酒造は福島県知事賞(県1位)・全国鑑評会「金賞」・英国インターナショナルワインチャレンジにおいて「金賞・トロフィー」などトリプル受賞した。


 受講生として、会社との関わりををもつものとしては嬉しい。受賞の栄誉を祈念して社長、杜氏、関係社員、受講生が熱塩温泉「叶屋旅館」に集い祝宴をあげた。海外に日本酒の販路を求めアメリカに行って帰って来たばかりの若い社長は旅の疲れもあるにかかわらず熱く酒づくりと会社の発展を語った。
 
 杜氏は「酒は生き物であるというこ事。それ故に今必要としている事を、即過不足なく対応するという事です。それには、何が必要かを見抜く観察力と的確な洞察力、そして決断力が求められます。醸された酒がいつもその能力の評価をする訳ですが、その酒に叱咤激励されながらより一層の良酒を醸すべく、経験と精進を重ねていこうと想っている。」との信念を持ち、よりよい環境で酒づくりをしたいと語った。
 
 集まった講座生も社長と杜氏の話を聞き、それぞれの酒に対する思いなどを語り、酒を酌み交わし夜遅くまで盛り上がった。
ほまれ酒造公式ホームページより
 杜氏のプロフィール:福島県会津出身。新潟大学農学部農芸学科卒。昭和51年入社。平成12年から杜氏として会津ほまれの酒造りを統括し、杜氏歴10年。全国新酒鑑評会金賞9回受賞。福島県知事賞2回受賞。
 
 雲嶺庵:庭園


参考までに
 平成26酒造年度(26年7月~27年6月)の全国新酒鑑評会の審査結果が5月20日に発表され、本県の製造場(蔵元)が出品した清酒24銘柄が金賞に輝いた。都道府県別の金賞受賞数がトップとなり、3年連続で「日本一」を達成した。本県の技術開発や人づくりなど、これまでの取り組みが結実した。
 本県で金賞を受賞した24銘柄は過去最多だった平成24酒造年度の26銘柄に次ぎ、2番目に多い記録となった。
 20銘柄以上を獲得したのは本県が唯一で、2位の山形県と新潟県の15銘柄を大きく上回った。出品数は新潟県が68銘柄で最も多かった。本県は39銘柄で、このうち約6割が金賞に輝いた。
 鑑評会は独立行政法人酒類総合研究所と日本酒造組合中央会の共催。全国規模で開かれる唯一の清酒鑑評会で、吟醸酒を対象に毎年春に開催し、今回で103回の歴史を誇る。出品は1製造場1銘柄に限られ、全国の製造場から852銘柄の応募があった。4月の予審と、5月12、13の両日の決審で入賞酒を決め、その中から特に優秀な金賞酒を選んだ。