ウイーン市内を走るバスの中で ガイドさんが
『車窓の前方に映画「第三の男」で有名になった
プラター遊園地の「大観覧車」が
ほんのチョットですが 見えます。
今も昔と変わらず動いていますよ! 』
と説明があった。
映画「第三の男」は かつて見たことがあったが 帰国し
DVDを買い求めあらためて鑑賞したが
第二次世界大戦直後のウィーンが
白黒で映し出され その傷痕がありありと見れる。
アメリカ人の作家ホリーが ウィーンにいる親友の
ハリー(オーソン・ウエルズ)を訪ねて来たが ハリーは既に
死んでいた。 親友の死に疑問をもち 真相を調査していくうち
「第三の男」の存在を知る・・・。
全編に渡りアントン・カラスの奏でる民族楽器チターによる
演奏が流れ 最後に並木道で男が女を待つ長いカットは
名ラストシーンと言われている。
*1949年・英国 白黒 キャロル・リード監督
ジョゼフ・コットン(作家・ホリー) オーソン・ウェルズ(ハリー)
アリダ・ヴァリ(アンナ) 出演
1949年カンヌ映画祭グランプリ受賞作
*「大観覧車」は 1873年この公園で開かれた
「万国博覧会」を機に 4年後に建設されて
130年前から動いているとは驚きですね。
(高さ65m 15あるキャビンは 4m×2.5m12人乗り)