旧市街のメイン・ストリートの「バシュチャルシヤ」
16世紀にアラブのスークをモデルに 建造された商業地区で
赤瓦葺き屋根の木造建築が軒を連ねている。
軒が低く 東京の下町にさえ 感じられるほどだ。
「バシュチャルシヤ」の呼称は トルコ語に由来して
「バシュ」は トルコ語で 「主要な」「第一の」を
「チャルシヤ」は 「市場」「バザール」を意味している。
ボスニア・ヘルツェゴビナを支配したトルコ的な雰囲気が漂う職人街で
最盛期には 千を越える 民芸品店、宝石店があったそうだ。
現在は べボスニア・ヘルツェゴビナの代表的な土産品である
金銀細工の装飾品 銅製のトルコ様式食器のほか
指輪アクセサリーなどが売られている。
紛争中に使用された砲弾や銃弾の薬きょうでつくられた
花瓶やペン等もあるそうだ。