あかない日記

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カンボジア紀行(20) 日本人の落書き

2014-06-10 | カンボジア紀行

 

 

十字回廊の一角の柱に 日本人の落書き 

つまり 森本右近太夫一房の墨書が見られる。


しかし その上からもかなり塗られていて 

何が書いてあるかは 今は読み取ることはできない。

資料によれば 
寛永九年(1632年)の日付と

「ここに仏四体を奉るものなり」とあり

父の菩提を弔うため また老母の後生を祈るために

仏四体を寄贈したと
記されているという。

また これ以外に その周りには

有名無名の日本人たちが書いた落書きが14もあるという。


アンコールワットを見て 仏教の聖地「祇園精舎」と思い

 訪れた人々の手によるもののようだ。


当時は 壮大な仏教寺院であり 
日本にも知られており

右近太夫も 唐天竺の祇園精舎に来たと思ったのかもしれない。