西参道の入り口ある「ナーガ」
アンコール遺跡には 多くの守護神がいるが
特に「ナーガ」が多く見られ 参道の欄干の先端を飾っている。
インド神話に起源を持つ「蛇神」で
5または7の頭を持ち その胴体(欄干)が長く続く。
これは蛇行しながら降水量に応じて
その姿を変えながら流れる川を表している。
カンボジアでは ナーガを“水の神”として崇めているのは
「世界を覆うっていた海の水を飲み干して大地を生みだした水神として
それにより アンコールの大地は 昔から乾燥地帯であったため
米作りには欠かせない水を得るため水神であるため。」 と。
一方 アンコールワットは このナーガと一体となって
中央祠堂が神々の住むメール山に相当し
四重の回廊は ナーガの胴体で アンコールを守っているという。