第二回廊の内側に一辺60mの正方形
左右対称の造りになっている 第三回廊が聳え建つ。
その中央祠塔は アンコールワットの中心に位置し 最上部でもある。
地上から塔頂までの高さは65m(第二回廊からは34m)ある。
しかし 西参道から正面を見ると 5基ある塔堂は前後が重なって3基に見えるが
カンボジアの国旗にもあるように カンボジアを象徴する部分でもある。
かつて 神が君臨する場所とされ メール山(仏教の須弥山しゅみせん)を象徴しており
王位継承や五穀豊穣の儀式が執り行われていた。
しかし この中央祠塔に行くには
写真左にある傾斜65度の 急な階段を登らなければならない。
現在は手すりがあって 何とか昇降できるが
以前はその手すりがなく 昇降に大変難儀したようだ。
登るよりも 下る方が怖いほどだった。