「女性の砦」ではあるが 両側に石灯篭のように「リンガ」が並ぶ参道
アンコールワットの建築物の大部分が“グレー色”に対し
バンテアイ・スレイ は 一転“茶色”で 赤い砂岩により建造されている。
何故 アンコールワットからも遠い地に この小寺院が造られたかは
この寺院を赤色砂岩で建てるため
この砂岩が採れる土地の近くに建てたことによる。
それ故 特に 見学のベストタイムは 遺跡に朝日があたる午前中が良く
赤く燃えるような寺院を見ることができ
また 雨に濡れれば朱色は一段と際立って見えるそうだ。
そんな神秘的な演出が隠されていたとは・・・
幸いに 我々の見学も 朝日のあたる午前中であった。
*「リンガ」は 男性性器を形どっているが シヴァ神の象徴である。