ツアーバスは 順調に国道3号線をアーグラーへ向かう。
途中 昨日の列車が停車した「モレナ」の町を過ぎ
ドホルプールの手前 ヤムナー川を渡る。
橋から 取水塔が 印象的撮影したが
川の水が少なく 底すれすれ状態である。
ヤムナー川は インド北部を流れる
全長 1,370kmの川で ガンジス川最大の支流である。
ヤムナー川の女神は インド神話における
太陽神スーリヤとサンジュナーの子で
死者の国の王ヤマの妹である ヤミーとされている。
ヤムナー川は インド神話の英雄
クリシュナの信仰とも関係があるという。
また ヤムナー川は
世界で最も汚れている川の一つとされて
特に 都市周辺では 排泄物の57%が流入して
いることもあり 深刻な状況になっている。
政府も 1993年から浄化に努めているが
多くの生活排水処理施設が 資金不足や故障に見舞われ
生活ゴミによる汚染は 拡大を続けている。
さらに 年の9ヶ月間は水量が減少し流れが
停滞してしまうことも 汚染の要因になっているという。