あかない日記

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インド紀行 79 囚われの塔

2016-01-22 | インド紀行

 

 

シャー・ジャハーンの寝殿の北側に
「囚われの塔」(ムサンマン・ブルジ)がある。


アウラングゼーブが 6代皇帝の座を狙い
兄弟間の後継者争いに 勝つと
父である 第5代シャー・ジャハーンを
タージ・マハルの見える

この「囚われの塔」に幽閉して 
デリーに移ってしまった。

アクバル帝が建てたものには
赤砂岩を基調にしているが
シャージャハーン帝の建物には
 大理石に貴石を散りばめ
屋内噴水などもある 立派な寝殿になっている。

シャー・ジャハーンが幽閉された場所は

正にこの場所で 晩年の7年間 

ここから出ることができず
息を引きとったという。 

幽閉された理由はタジマ・ハール建設に
要した莫大な浪費だった。


愛する妃の “タージ・マハル” を慰めに

2kmの距離が星ほど遠くに感じ 
見ていたのだろう・・・・。