タージ・マハルの見学を終え
アーグラー市内の大理石店へ案内される。
ここアーグラーは
大理石の象嵌細工の店が多くあり
インドの土産として人気がある。
タージ・マハルでも触れたが
ペルシャから象嵌細工職人を呼び寄せていた。
その技術が今日まで引き継がれてきている。
ガイドの説明では
この技術は 男性しか行うことができないそうだ。
また ここでも女性店員の姿はなかった。
店の中では
職人が 弓状の棒で 手動グラインダ-を回して
貴石のチップを 研磨している。
この研磨により形を花や葉等に
調整して 薄片に仕上げていく。
その色とりどりの貴石を 図柄に合わせて
図柄が手彫りされた大理石に
埋め込み 接着剤で張り付けていく
緻密な作業で 作品にしていくと
店の説明があった。
店内の陳列棚には トルコ石 珊瑚
マラカイト ラピスラズリ パール
オニキスなどの 半貴石をはめ込んだ
作品が並んでいる。
この象嵌細工の価格は ピンからキリまでで
嵌め込まれている半貴石と細工の細かさと
全体の大きさで 価格が決まるそうだ。