あかない日記

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信州紀行 松代町 4 真田邸

2016-07-21 | 国内・長野

 

 

 玄関の土間と床の段差が大きい場合に設けられる「式台」がある。


真田宝物館から 西隣にある「真田邸」(新御殿)へ

9代藩主・幸教が 義母・貞松院(幸良の夫人)の住まいとして

1864(元治元)年に 建築した 松代城の城外御殿で


当時は「新御殿」と呼ばれていた。


江戸時代 大名の妻子は

生涯江戸住まいを義務づけられていたが


1862(文久2)年 14代将軍・徳川家茂の時代に

行われた文久の改革による

参勤交代制度の緩和にともない

妻子の帰国が 許可されたことから

松代にも屋敷が必要になった。


後に 隠居後の幸教もここを住まいとし

明治以降は 伯爵となった 真田氏の私宅となり


1966(昭和41)年 12代当主・幸治氏により

代々の家宝とともに 当時の松代町に譲渡された。

 
主屋(御殿) 表門 土蔵7棟 庭園が

江戸末期の御殿建築の様式をよく伝え

建築史の視点からも貴重な建物であり

松代城と一体のものとして 国の史跡に指定されている。

 

ここでも NHK大河ドラマ「真田丸」の

出演者の色紙や台本などが

展示されているコーナーもあった。

 

 

座観式の庭園  
 

小堀遠州の流れをくむと伝えられる

池山回遊式の日本庭園で

四季折々の彩りと風情を 楽しませてくれるようだ。