「刀のできるまで」が図解展示されている。
① 刀の原料(玉鋼)
② 薄く平らに打ち延ばす
③ 小割にする
④ 選別する
⑤ 同質の鉄であらかじめ作っておいた台の上にそれぞれ積み重ねる
⑥ 1300度まで炭を熱し鍛打ち
⑦ 切れ目を入れて折る
⑧ それぞれ10回程度繰り返す皮鉄・心鉄を形成する
⑨ 造りこみ(甲伏せ)
⑩ 二つを組み合わせて鍛接する
⑪ 刀の形に延ばす
⑫ この段階で日本刀としての姿に。小槌で打ち出し。
⑬ やすり掛けさらに砥石で仕上げ。
⑭ 刃紋を入れるため焼刀土を塗る。
⑮ 刀身を赤らめる。
⑯ 焼き入れる。
⑰ 焼きを入れる。
⑱ 砥石(鍛冶研ぎ)
⑲ 研ぎ師等へ回す。
⑳ 最後に銘を入れ完成
刀にまつわる名称は漢字検定の勉強にもなる。
〇刀身:刀の切先から、柄に隠れている茎までの範囲。
・刃先:刃の中でも鋭くなっている部分。
・刃 :斬れる部分。
・刃文(はもん):
・刀区(はまち):
・茎 (なかご):柄に隠れている部分。
・鎬(しのぎ):刀身の断面を見た時に、峰寄りの所にある張っている部分。
・地
・棟区(むねまち):刃の反対側にあり、斬れず厚さがある部分。
・目釘穴(めくぎあな):刀身と柄を固定する「目釘」を通すための穴。
・銘(めい) :刀工が自らの作であることを証明
・鑢目(やすりめ):柄から刀身が抜けにくくするためのもの
〇切先(きっさき):刀の先端。鋭く尖った部分または先端から3寸(約9㎝)の幅。
・ふくら:鋒部分が描くゆるやかな曲線
・鋒 :横手から先の刃先まで
・物打 :―実際に刀で斬る時に中心的に使う部分。
・鋩子(ぼうし):切先の焼刃のこと、刀の中でも最も重要な部分
・横手:鎬筋から更に棟側に続く盛り上がり部分
他に「日本刀の誕生」「刀とたちの違い」「刀の長さと反り」「波文」「日本刀の姿」
「日本刀の科学」などの展示解説があった。