あかない日記

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信州紀行 坂城町7 刀のできるまで 

2018-10-28 | 国内・長野

 

 

 「刀のできるまで」が図解展示されている。

①    刀の原料(玉鋼)

②    薄く平らに打ち延ばす

③    小割にする

④    選別する

⑤    同質の鉄であらかじめ作っておいた台の上にそれぞれ積み重ねる

⑥    1300度まで炭を熱し鍛打ち

⑦    切れ目を入れて折る

⑧    それぞれ10回程度繰り返す皮鉄・心鉄を形成する

⑨    造りこみ(甲伏せ)

⑩    二つを組み合わせて鍛接する

⑪    刀の形に延ばす

⑫    この段階で日本刀としての姿に。小槌で打ち出し。

⑬    やすり掛けさらに砥石で仕上げ。

⑭    刃紋を入れるため焼刀土を塗る。

⑮    刀身を赤らめる。

⑯    焼き入れる。

⑰    焼きを入れる。

⑱    砥石(鍛冶研ぎ)

⑲    研ぎ師等へ回す。

⑳    最後に銘を入れ完成

 

 

刀にまつわる名称は漢字検定の勉強にもなる。

〇刀身:刀の切先から、柄に隠れている茎までの範囲。

・刃先:刃の中でも鋭くなっている部分。

・刃 :斬れる部分。

・刃文(はもん):

・刀区(はまち):

・茎 (なかご):柄に隠れている部分。

 

・鎬(しのぎ):刀身の断面を見た時に、峰寄りの所にある張っている部分。

・地

・棟区(むねまち):刃の反対側にあり、斬れず厚さがある部分。

 

・目釘穴(めくぎあな):刀身と柄を固定する「目釘」を通すための穴。

・銘(めい) :刀工が自らの作であることを証明

・鑢目(やすりめ):柄から刀身が抜けにくくするためのもの

〇切先(きっさき):刀の先端。鋭く尖った部分または先端から3寸(約9㎝)の幅。
    ・ふくら:鋒部分が描くゆるやかな曲線

・鋒  :横手から先の刃先まで

・物打 :―実際に刀で斬る時に中心的に使う部分。

・鋩子(ぼうし):切先の焼刃のこと、刀の中でも最も重要な部分

・横手:鎬筋から更に棟側に続く盛り上がり部分 

 

  他に「日本刀の誕生」「刀とたちの違い」「刀の長さと反り」「波文」「日本刀の姿」

「日本刀の科学」などの展示解説があった。