アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ピアノレッスン: 重要な音ってどれのこと

2010年01月20日 | ピアノ
先日、「余分な音(非和声音)」について書いたが、今度は「重要な音」の話。

「重要な音」って何、というと、私の非常に雑駁な理解によればこんな感じ。

「ドミソ、シレソ、ドミソ」という簡単な三つの和音が並んでいたとして、人はこれを聞くと、「お辞儀をしたくなったり」「しっくり終わったような気持ちになったり」する。これをとりあえず「和声の機能」と呼ぶことにすると、そのキャラクターを強烈に導いているのが、二つ目と三つ目の最低音をつなげた「シ-ド」という流れである。

だから、この「シ-ド」という重要な音を意識して弾くと、弾くほうもわかりやすいし、聞くほうにも伝わりやすい。…こんなとこでいいのかな??

前回のレッスンについては「バッハ録練とフォーレの関係」でふれただけで、中身のことを書いていなかったが、やったのは、一番弾きにくい(盛り上がるともいう)2ページ。

その中で、「ここの転調がわかっていないみたいなんだけど」とずばり指摘されたのがこの部分。



確かにわかってなくて弾いたけど…なんでバレちゃったんだ??(^^;;

赤マルは、先生が書いたもの。これで、和音の真ん中らへんを構成する音の、「ドb-シb」と、「ラb-ソ」という二つの流れが合体したところを意識すると、急に弾きやすくなって、次の小節でわーっと気持ちよく解放されるところまで一気に、つっかえないで弾けるようになった(正確にいうと、「弾けることもあるようになった」)。

他にもいくつか赤マルしてもらって、それから家に帰って練習すると、なんか前よりすんなり通ってくるから不思議。

先生は、「次回は最後の見開き2ページをやりましょう」「自分で『重要な音』を探してみて」といったのだが、だから重要な音ってどれ?? というのがわかるような理屈がわかってませんが。先生は、「まぁ、なんとなくでいいから。何を選ぶかも個性だし」…わりと適当な先生である。

そこで自分で弾きながら、あらためてつらつらと楽譜を見てみると、


…あった。

四拍目のところ、フォーレさんが自ら、シのダブルフラットを四分音符に変更してまで、強調してくれている。今まで、この「余分な棒」(笑)に気づいてなかった私。

これは、次の小節でがらりと雰囲気が変わることを予感させる音なんじゃないかな、たぶん。次の和音の中の、シbを引き出している音でもあるしね。

そんな具合で、確かになんとなくわかるものもある(わからないものも多々あると思う)。

昨日のレッスンでは、最後の二ページの中で頻繁に起こる、場面転換を中心に説明があった。長くなってきたので、また別の日に書きます。


はなひめの昨日の勉強:
なし。昨日は公文とバレーボールがあったので、当然のことながら、予習シリーズを開く余地はない。

さびしいから、代わりに
今日の弁当

肉団子、プチトマト、厚焼き玉子、かぼちゃコロッケ、ブロッコリー、しゅうまい

昨日の弁当

まぐろそぼろ、梅わかめふりかけ、ゆで卵、小松菜と油揚げの炒め物、コロッケ、大学芋、イカ天ぷら
コメント (6)
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