アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

フォーレ録練開始、課題山積

2010年01月24日 | ピアノ
バッハの録練で味をしめたので、フォーレのノクターン第四番もこの手で集中して練習できないだろうかと考えた。発表会は3月。

録音をまわしっぱなしにして、何度も弾きながら徐々にまとめていくやり方を考えると、長い曲は無理。インベンションは見開き二ページだからできたこと。そこでまず、フォーレも四分割して「見開き二ページ」以内にしてしまう。

1つめ: テーマが二回出てくるところ。
2つめ: もやもやしてからだんだんはじけていくところ(?)。
3つめ: 盛り上がってるところ。
4つめ: テーマに戻ってから、まとめにかかるところ。

とりあえず、難しく考えないで録音をまわしつつ「1つめ」に取り掛かる。

正直に言うと、この四分割の中で「1つめ」だけはまぁまぁ弾けてる(音が並んでる)から、簡単に録音できるだろうとたかをくくっていた。ところがどっこい。。

ふだんの私って、ほんとにつっかえるのを気にしてないんだなーというのがまずわかった。録音するとなると、いちおう滞りなく弾きたいわけなんだけど、まぁつっかえるつっかえる。それでまた、つっかえるところはかなり決まっているのにそれがまんま放置されてるときたもんだ。

つっかえるのはまず、和音が腑に落ちないところ。それから指がまわってないところ…特に右手がオクターブになってから(テーマ二回目)の、左手の分散和音。

そういえば、バッハ録練のときは必ず録音をまわす前に「片手ずつ練習」をルーチンにしていたのに、今回はもう練習してある曲だもんだからそんなのすっかり忘れて始めてしまった。練習してある曲といったって、ふだん片手練習をしてないんだから、やっぱりルーチンは守るべきだったのだ。

でも今回は、始めちゃったのでそのままごりごり何度もチャレンジして録音してしまったけど…録音したのを聞きなおしてみると、やっぱり左手がちゃんと弾けてないので、右手どころじゃありませーんというのがありあり(^^;;

フォーレ録練「1つめ」

前回のレッスンでは、主に「4つめ」のところをみてもらっていたのだけど、そのとき、三回出てくるテーマはそれぞれどう違うのかという話になった。「1つめ」に2回、「4つめ」に1回出てくるんだけど、

テーマ1回目: dolce
テーマ2回目: dolce e cantabile (右手オクターブ)
テーマ3回目: なんにも書いてない (左手がところどころテーマに加わる)

こんなふうになっている。3回目は、左手がぽつんぽつんと右手のテーマにユニゾンで加わるので、「物理的に、歌ったり揺らしたりは無理」というのが先生のコメント。だから必然的にわりとたんたんと弾く。

つまり、シチュエーションとしては、過去の出来事を思い出している…とか、たんたんと時が過ぎ行く…とか、思い出話をしている…とか、まぁそんな感じ。

「1回目は語っていて、2回目は歌っていて、真ん中にいろいろあって、3回目はああいろいろあったわねぇって回想シーン」だそうである。

録練のときにも、いちおうそれを念頭において弾こうとはしたんだけど、歌うべき部分、左手に忙しくてそれどころじゃないし、語りの部分は、歌うのと違ってただ抑揚つければいいというもんじゃなくて、先生がいうには、もっと細かくて多様なニュアンス?? をつけるべきところらしいんだけど、さっぱわからん。

というわけで、課題が浮き彫りになるという意味だけはハッキリとある、録練でした。
コメント (4)
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