アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

おいしいイタコンを、サックス四本で。

2013年06月14日 | ピアノ
板こんじゃなくて、バッハのイタリアンコンチェルト。先日、こもれびホールで、ふんわりおいしく響く夜毎屋さんのイタコンを聞いたところなんですけど…

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あれ、自分でも弾きたいなぁと思って。特に、第三楽章。ちょこっと、弾いてみますと、これがもうね。音が並ばない。指が動かないというか、細かいところがそんなに速く弾けないよ、という問題もあることはあるのですが、どちらかというと、ココを押さえながらこう動いて…みたいな、頭の整理ができない。

脳みその、いつも使わないところを使って筋肉痛になる感じ。脳トレですねこれは(^^;; ボケ防止にはいいかしらん。

まぁ、インベンション(2声)もやっとらんに、そんな贅沢な話、無謀ではあるんですがもちろん。

ところで、先月のことになりますが、この、イタリア協奏曲の第三楽章を、サックス四本の演奏で聞く機会がありました。

職場のあるビルの一階で、昼休みに行われたミニコンサート。QUATTROCENTOという、芸大在学もしくは卒業のサックス吹き四人が集まったグループでした。いかにもサックスらしい、「A列車に行こう」とかの曲もふつうに良かったのですが、私の心をわしづかみにしたのはイタコン第三楽章。

これをサックスで、なんて思いつきませんが、これがなかなかいいんですよ。

考えてみれば、ひとりでピアノを弾いて、多声部を生き生きと際立たせるのが難しく悩ましいのですが、この場合、四人が各声部に専念してるわけです。しかも、ソプラノサックス、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックスとわかりやすく各声部の「色」が違うわけで、立体的で色彩豊かなイタコンの音場がそこに。

ピアノ弾くときは一人四役(?)で四苦八苦していることを考えるとちょっと妬ましいような。

しかし、ここで勘違いしちゃいけないのは、もし私がサックス吹けたとしてですね(吹けませんが)、今度は「ひとりで全部やるならともかく、四人で合わせなきゃいけないとタテ線合わなくてたいへんだよ~」
とか言い出すに決まっていますけどね。

とはいえこの場合、曲もよくわかって、アンサンブル能力も高い人が力を合わせてイタコンをやっているので…

ほら、中学の音楽の授業で、ソプラノ・メゾソプラノ・アルトがいっしょに和音進行を歌うとき、「シからドに行こうとしている気持ち」のように、各パートが、なんというか、行きたい方向性をきちんと持って歌い、合わせることで、全体の和音進行に豊かな「意味」がもたらされたという話を書きましたよね。

あんな感じで…ちゃんといろいろ考えている「脳みそをもった」各パート担当者が合奏をすると、すごくわかりやすく曲の進行と構造がわかるということがあるんじゃないかと思います。

それで、「サックスでバッハ」に感銘を受けた私は、終演後に売られていたCDを一も二もなく買ってきたのですが。

Blue BACH (The Blue Aurora Saxophone Quartet) Octavia Records Inc.

あ!! イタコンがない!! やられた。
っつーか、これ、グループが違うじゃん。

よく見ない私が悪いのですが(笑)だって、バッハでサックスカルテットのCDだったんだもん。CDのほうは、QUATTROCENTOのうち一人が参加している、別のサックスカルテットでした。よーく見ると、CDの「ブルーオーロラ・サクソフォン・カルテット」のほうが兄貴分なのですね。イタコンはありませんでしたが、聞いてみるとたいへんおいしゅうございました(^^)

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コメント (2)
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