ストラディバリウスの音色がどうとか、そういう微妙な話をしたいのではなくて、ごく「大きな違い」。初心者が弾く「ギコギコ」「キーキー」という、響かない、かしゃかしゃとノイズっぽい音と、
←理屈と練習と、両面からいきたい
…艶々したいわゆるちゃんと響くバイオリンの音色と。
何が分かれ目になってるの? という話。わかっているようでわかってないと思う。もしも隅々までわかってるのなら、あとは練習で動作を調整さえすれば聞き苦しくない音色になるだろうけど、そしてまぁ多分にそういうところはあるんだけど、それだけでもない。何をどうすればいいのかわからない、という部分もけっこう大きいような気がする。
中学で、「弦楽班」なるものに入ったとき、その名前に反して「管」と「弦」が半々という具合だった。というか、ありていにいって、バイオリンとフルートが半々で他の楽器はほとんどいないという状況だったんだけど。仮に名前を「管弦楽班」に改めたとしても(今は本当にそうなってるらしい)、半々ではいくらなんでも管が多すぎる。
どうしてそういうバランスになってしまうかというと、中学に入って改めて楽器を始めようという場合、どうも管のほうが敷居が低いからだと思う。私はいちおうフルート経験者(といっても一年くらい(^^;;)だったのでもとより迷わずフルートにしたんだけど。
あらかた、中学になってから始めた人(つまり初心者)の中で、ぜんぜん別格の子がいた。アンサンブルしてもらうのもおこがましいくらいのレベル差だったんだけど、実際どうしていたか記憶がない。その子が一人で練習している風景はなんとなく覚えているんだけど。
一人で練習をしていても、とにかくくっきりはっきりほかと違う音がしているので、つい引き寄せられて、「バイオリンはどう弾き方が違うといい音が出るのか」かなんかまぬけな質問をしたことがある。
その子は苦笑いして「小さいころからずっとやっているのだから、違わなかったら困る」というようなことを言い、具体的な違いについては言及してくれなかった。私は、物理的に何が違うのか知りたかったんだけど。
もっともその、美しくバイオリンを弾く子だって、体感的に美しく弾けるというだけで、どうしているからきれいな音が出るのかとかは、分析的には知らなかったのかもしれない。きっと幼すぎて言語化されないうちにそんなところは通り過ぎているのだ。
私がかろうじて理解しているところによると、弓の倒し方(毛がどのくらい当たっているか)、弓に加わっている圧力、スピード、弓が弦のどこに当たっているかということが「いいぐあいに」組み合わさってないといけないらしいのだが、もちろんほしい音として小さい音から大きい音まで連続にあるわけだから、正しい組み合わせも1つなわけではなく、連続的にいろいろと存在するのだろうけど。
それで、この「組み合わせ」については、運動の調整が思ったようにいっていないという要因よりも、そもそも何が最適か理解できてないという要因が大きいような気がするんだけど、結局のところ未整理。
弾き始め(アタック)の振動のさせ方も、スーッと動き出したあとの音色に影響を与えているような気がする。でも、ここについては今のところほとんどなぞに包まれている。
その他に、ガリッといったり音が裏返ったり、初心者なりの「ベスト、ベターな状態」から著しく逸脱するという事態が生じる(それも相当頻繁に)のだが、こちらもそういう事故が起こる条件というのがわかっているようないないような、うまく整理できていない。もっともこちろらは、理解より運動調整のほうが追いついていないという問題であるような気がする。
(さらに音色に大きな影響を与えるものとして、ビブラートがある。この件は、あまりに経験が浅いので割愛)
いずれにせよ、理屈をすべてきちんと読んだとしてもそのとおりにすぐできるわけじゃないけれど、大人なんだから、今手元にある教則本みたいなのよりは詳細な説明が読みたいと思うのだ。そのほうが手っ取り早いと思うんだけど。ただ、バイオリンの先生というのは、みんな小さいころにそんなところはとっくに通り過ぎているから、我々レイトスターターが何を知りたいのかよくわかってないかもしれない。
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何が分かれ目になってるの? という話。わかっているようでわかってないと思う。もしも隅々までわかってるのなら、あとは練習で動作を調整さえすれば聞き苦しくない音色になるだろうけど、そしてまぁ多分にそういうところはあるんだけど、それだけでもない。何をどうすればいいのかわからない、という部分もけっこう大きいような気がする。
中学で、「弦楽班」なるものに入ったとき、その名前に反して「管」と「弦」が半々という具合だった。というか、ありていにいって、バイオリンとフルートが半々で他の楽器はほとんどいないという状況だったんだけど。仮に名前を「管弦楽班」に改めたとしても(今は本当にそうなってるらしい)、半々ではいくらなんでも管が多すぎる。
どうしてそういうバランスになってしまうかというと、中学に入って改めて楽器を始めようという場合、どうも管のほうが敷居が低いからだと思う。私はいちおうフルート経験者(といっても一年くらい(^^;;)だったのでもとより迷わずフルートにしたんだけど。
あらかた、中学になってから始めた人(つまり初心者)の中で、ぜんぜん別格の子がいた。アンサンブルしてもらうのもおこがましいくらいのレベル差だったんだけど、実際どうしていたか記憶がない。その子が一人で練習している風景はなんとなく覚えているんだけど。
一人で練習をしていても、とにかくくっきりはっきりほかと違う音がしているので、つい引き寄せられて、「バイオリンはどう弾き方が違うといい音が出るのか」かなんかまぬけな質問をしたことがある。
その子は苦笑いして「小さいころからずっとやっているのだから、違わなかったら困る」というようなことを言い、具体的な違いについては言及してくれなかった。私は、物理的に何が違うのか知りたかったんだけど。
もっともその、美しくバイオリンを弾く子だって、体感的に美しく弾けるというだけで、どうしているからきれいな音が出るのかとかは、分析的には知らなかったのかもしれない。きっと幼すぎて言語化されないうちにそんなところは通り過ぎているのだ。
私がかろうじて理解しているところによると、弓の倒し方(毛がどのくらい当たっているか)、弓に加わっている圧力、スピード、弓が弦のどこに当たっているかということが「いいぐあいに」組み合わさってないといけないらしいのだが、もちろんほしい音として小さい音から大きい音まで連続にあるわけだから、正しい組み合わせも1つなわけではなく、連続的にいろいろと存在するのだろうけど。
それで、この「組み合わせ」については、運動の調整が思ったようにいっていないという要因よりも、そもそも何が最適か理解できてないという要因が大きいような気がするんだけど、結局のところ未整理。
弾き始め(アタック)の振動のさせ方も、スーッと動き出したあとの音色に影響を与えているような気がする。でも、ここについては今のところほとんどなぞに包まれている。
その他に、ガリッといったり音が裏返ったり、初心者なりの「ベスト、ベターな状態」から著しく逸脱するという事態が生じる(それも相当頻繁に)のだが、こちらもそういう事故が起こる条件というのがわかっているようないないような、うまく整理できていない。もっともこちろらは、理解より運動調整のほうが追いついていないという問題であるような気がする。
(さらに音色に大きな影響を与えるものとして、ビブラートがある。この件は、あまりに経験が浅いので割愛)
いずれにせよ、理屈をすべてきちんと読んだとしてもそのとおりにすぐできるわけじゃないけれど、大人なんだから、今手元にある教則本みたいなのよりは詳細な説明が読みたいと思うのだ。そのほうが手っ取り早いと思うんだけど。ただ、バイオリンの先生というのは、みんな小さいころにそんなところはとっくに通り過ぎているから、我々レイトスターターが何を知りたいのかよくわかってないかもしれない。
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