アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

藝祭!! バッハVnソナタ全曲演奏会

2014年09月06日 | バイオリン
芸大の文化祭に行ってきました。お初です。だってうちから遠いんだもの上野~
# どれくらい遠いかって、まぁ、会社のほうがもうちょっと遠いんですけどね(-_-;;

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でもね、こんなお得なお祭り、もうがんがん行くんだったって思いましたよ。だって、ハイクオリティーの演奏会目白押しでどれも無料ですよ!! おくさま。これを見逃す手はない。

芸大って、音大と美大が合体してるわけだから、パンフとかいちいちおしゃれなんです。なんでか知らないけど変なおみこし↑もありました。


私が今回藝祭に行ったのは、ゆかりちゃんがバッハバイオリンソナタ全曲演奏会をやるって聞いたから。

そのコンサートの前にまず、オルガンを聞きに行きました。でっかいオルガンがある奏楽堂。

オルガンっていうとバッハくらいの時代の曲を思い浮かべますが、今回のコンサートは、古い曲から20世紀の曲まで、幅広く並んでいました。

ルイ・ヴィエルヌ作曲の「幻想的小曲集」より「水の精」というのは、オルガンってこんな音も出るんだーという、おしゃれで繊細な曲。

ロン・ネルソン作曲の「ペブル・ビーチ・サジャーン」は、思いっきりアメリカンなスパーンと明るい曲。

いろいろ楽しめます。ペブルビーチは、オルガン+打楽器+ブラスという生まれて初めて聞く編成でした。きらきらしたブラスサウンドと、オルガンの音色がことのほか好相性なんですけど、考えてみれば、オルガンも金属パイプを空気で鳴らしてるんだからお仲間か…!? ところで、曲を聞き終ってアレッそういえば何が不思議って金管がへくってなかった(ふつうどのオケを聞いても金管ノーミスってのは難しくってどこかでは音が裏返るじゃないですか)ということに気づいてびっくりしました。芸大生おそるべし。

そして本命のバッハVnソナタ全曲演奏会は、なんと六曲全部ゆかりちゃんチェンバロ、そしてバロックバイオリンは二曲ずつ三人という構成でした。あとから聞いたらゆかりちゃん企画なんですって。

全曲全楽章、弾きっぱなしで、それでいて抜群の安定感、アンサンブルもイイ♪ゆかりちゃんマジすごいです。

いっしょに聞きに行ったのはきーちゃんさん。きーちゃんさんは今度弾こうとしてる曲もあるから興味津々です。

私は、弾ける曲ないけど(笑)好きな曲だから真剣さは同じです!! たぶん…

この曲は、バッハの息子であるカール・フィリップ・エマニュエル・バッハが「愛するわが父のもっとも優れた作品の一つであるトリオ」と称しているそうで、なんでバイオリン+チェンバロの二人分なのにトリオかというと、チェンバロの右手部分はあたかもそれが一つの旋律楽器であるようにバイオリンの旋律とからんでデュエットを歌い上げており、それに加えて左手は通奏低音パート、ということであるとか。

なんでそんなことを私が知っているかというと、今、ゆかりちゃんがパンフレットに書いてくれたプログラム・ノートから引き写しているからですが(笑)、まぁ読まなくても聞けばわかります。(バロック)バイオリンの音とチェンバロが響くととても幸せな気持ちになります。

バロックバイオリンは今のバイオリンと何が違うかというと、顎あてがなくて、あんまり挟まずフリーな感じで弾くことと、それから弓が今みたいながしっとしたやつじゃなくて、張り方がやわらかいんです。なめらかーなところはほんとになめらかなやわらかい音で(うまいせいもあると思いますが)、逆に弓飛ばし系はやりにくいように見えます。

ソナタ六曲は、とてもバラエティーに富んでいて、続けて聞いても飽きません。

ゆかりちゃんコメントからもうちょっと引用「この曲集では2声をヴァイオリンと奏していると、チェンバロ単旋律の音が一人で弾いている音と違う、さらに豊かになる感覚になる。また逆にヴァイオリン奏者にとっては、通奏低音付きソナタとはチェンバロの役割が全く違うので、一緒に演奏する時にはとても繊細なアンサンブルと考えるのだという」…ほらあなたも聞きたくなったでしょ(^^)

私ももう少し? もっと?? うまくなったらどっちか(ばよかピアノか)挑戦します。

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コメント (6)
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