アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

調律した(2台とも!!)ヨロコビ

2016年07月04日 | ピアノ
めるちゃんにかまけてて、ちっとも構っていなかったやまちゃんでしたが…

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今日は二台とも調律してもらいました。いつから調律してなかったかな?? 記憶があやふや。少なくとも一年は経ってると思うんだけど。

でもやまちゃんはいつも元気なコなので、春夏秋冬ぜんぶの季節を過ぎても、大して狂いもせず…音程としてはね…ただ、なんか音色がばらけるというか硬い? 濁った? 感じになります。

今回は、めるちゃんのほうでキルンベルガー調律、やまちゃんのほうは平均律でお願いしてみました。

わりと突然の思いつきでしたが。

キルンベルガー調律のピアノ、というかピアノフォルテ。先日の工房コンサートのとき、ピアノフォルテと現代ピアノの二台でモーツァルトのピアノ協奏曲が演奏されてました。あのとき、ピアノフォルテはキルンベルガー調律、現代ピアノは平均律で調律されていたので、要するに細かいことをいえば音の高さの違うピアノで二台というたいへん珍しい演奏だったわけです。

んーーなんか聞いてて全然違和感なかった。というよりものすごく素敵だったんですけど、それで、あとでピアノフォルテだけでいくつかの曲を弾いてみたり、他の人が弾くのを聞いてたら、やはり平均律のピアノとちょっと違う。

そのピアノで(さわりだけだったけど)弾かれたモーツァルトのロンド(半音めっちゃ出てくるやつ)が私の心をわしづかみにしたんです。なんか気になる不気味感(^^;;

そして、ショパンのエオリアンハープ(これまたさわりだけ)弾いたときの幸せ感。

それで、調律の違いにちょっと関心が向いていたところで、たまたま読んだ「やわらかなバッハ」によれば、ベートーベンさんがキルンベルガー調律推しで、というよりそれを前提として作曲してたっぽいという話が出てきたので、あ、これ、いいかも!!

八月にうちのめるちゃんで、artomr氏にベトソナのレクチャーコンサートしてもらうし。ちょうどいいね。

そのように調律してもらった結果…
めるちゃんでいろいろ弾いてみるとすごい幸せなので
(今日弾いてみた「テレーゼ」一楽章)
#少々難あり部分には目をつぶっていただくとして、気持ちよさげに弾いてるでしょ

しかしこの幸せの大半は、ここんとこずっと狂ってためるちゃんがきちんと整ったことに由来しているので、音律がどうとかいう問題じゃないはずだよな??

ま、詳細は後日試してみるとして(今日はもうあんまり時間なかった)、曲を弾くんじゃなくてシンプルに音を確かめてみますと、素人でもわかる違いとして「ミ」が低めです。だからどうなんだ、って、ドミソの響きがちょっと違うんですが、密集体形で「ドミソ」って鳴らすよりも、「ドソミ」(←10度の開きで)と鳴らすとその差は歴然。おー、この感じが「幸せ」感のモトか??(^-^)

試しにゆーっくり、バッハ平均律一番のプレリュード(ドミソドミソドミ…)を弾いてみると、これは極上の響きです。

そして、アルカンのバルカローレを弾いてみますと、最後の半音階しつこく下がるところ、ほんと底なし沼コースですわこれは…雰囲気出ます。おもしろーい!!

ところでやまちゃんですが、音程はあんまり狂ってなかったのでなんか調律は「すぐ」終わったように見えましたけど、その「すぐ」の中で整えてもらって、きれいな声に戻りました。よかったー。あんまりかまってあげてなくてごめん。素直でかわいいうちのコです。

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コメント (2)
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