今から10年前、というと大人再開ピアノで近所のヤマハ教室にお世話になっていたころなのですが、そのころ発表会で弾いていた曲というのが。。
←上手に聞こえる選曲!ってあるのか??
ラフマニノフ エレジー
ショパン ノクターン13番
ラヴェル ソナチネ第三楽章
ファリャ 4つのスペイン小品よりアンダルーサ
…など。なんか、今弾いてるような曲より全般に難しく(ややこしく)ないですか!?(o_o)
特に、ラフマニノフのエレジーなんて、早くも「二回目」の発表会のときに弾いた曲で、おぼろげな記憶によればわりとよく弾けた、ような気がする(弾いて戻ったとき、舞台袖で先生が小躍りしてた)。
このころ、何を考えて曲を選んでいたかというと、
まぁ一言でいえば、
「少しでも上手に聞こえそうな曲」(?)
を全力でひねり出していたというか、
奇をてらうとまではいわないんですが、
ほかの人が弾かない曲。
だいたい、ヤマハの発表会は、ちーっこいのから順にものすごい人数出てくるんですが、先生の選曲がおざなりスタンダードなので、一日で三回くらい「エリーゼのために」を聞かされるのは当然、「人形の夢と目覚め」とかそんな感じからきて、大きい子が弾くのはベートーベン、ショパン、リスト…の超メジャー曲。リストなら愛の夢第三番、ショパンならノクターン2番とか子犬のワルツとか。
そんな中、「へーそんな曲あるんだ」みんながなるべく知らない曲、とりわけ、子どもが絶対弾かないような曲、
そして音を並べること自体がややこしい曲(でも速い系は弾けないのでNG)
…そうやって、仮に少しでも(自分の実力より)よさげに聞こえたら何なのかって話はありますが
そういう「見栄」っていうのは、別に悪いことではなくて、だって、見栄はるためにはがんばりますからね。
無理目(ってか、かなーり無理)曲をすんごいがんばって譜読みしてたんですよ。
むしろ今できないなあれは(今よりは若かったし、老眼でもなかった)。
ヤマハの発表会の構造的問題もあります。何か、技量の順みたいので並べるとそれはそれで問題あるらしくて(なんでうちのこがあのこより前なの、みたいな)、もううらみっこなし、年齢順、ってのが鉄のオキテで、そうすると私はどうやっても「トリ」なので、すごい上手な大学生の次になっちゃう。
(「永遠の17歳なんです!!」などと主張してみたが聞き入れられなかった)
ショパンのバラ4とか、ドビュッシーの喜びの島なんぞと講師演奏の狭間で弾くにはやっぱり曲くらい見栄はらないと…
ということで「肩に力」が入ってたよねーあれは
今はショパンのエオリアンハープやらモツソナやら、まったく奇をてらうどころじゃなくて、
まず、「上手くみせたい」ってのがなくなった。
あぁ、そういう欲が実際ウスくなったというのもあることはあるんだけど、それより、
「別に、難しい曲を弾いたら上手だと誤解してもらえる」という気もしないというか
ヤマハの発表会では実際、ややこしい曲を弾いたほうが上手いと誤解してくれる人がかなり聞いていた可能性もあるけど、
今やどの練習会にいったって、アマからプロまでバラエティーに富んだ演奏を聞きなれた人ばっかりなので。
見栄はり無効
それに、人生の残り時間を考えたら、もう好きな曲、ほんとに弾きたい曲から手をつけてくしかないでしょ。
あともうひとつ、「耳タコ曲の魅力再発見」という経験もたくさんしたので、モツソナだから、シューベルトの即興曲だから嫌という構えも剥がれてきたように思います。
年取るといろんなことから自由になっていくよねぇ。楽しい(^^)
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)
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ラフマニノフ エレジー
ショパン ノクターン13番
ラヴェル ソナチネ第三楽章
ファリャ 4つのスペイン小品よりアンダルーサ
…など。なんか、今弾いてるような曲より全般に難しく(ややこしく)ないですか!?(o_o)
特に、ラフマニノフのエレジーなんて、早くも「二回目」の発表会のときに弾いた曲で、おぼろげな記憶によればわりとよく弾けた、ような気がする(弾いて戻ったとき、舞台袖で先生が小躍りしてた)。
このころ、何を考えて曲を選んでいたかというと、
まぁ一言でいえば、
「少しでも上手に聞こえそうな曲」(?)
を全力でひねり出していたというか、
奇をてらうとまではいわないんですが、
ほかの人が弾かない曲。
だいたい、ヤマハの発表会は、ちーっこいのから順にものすごい人数出てくるんですが、先生の選曲が
そんな中、「へーそんな曲あるんだ」みんながなるべく知らない曲、とりわけ、子どもが絶対弾かないような曲、
そして音を並べること自体がややこしい曲(でも速い系は弾けないのでNG)
…そうやって、仮に少しでも(自分の実力より)よさげに聞こえたら何なのかって話はありますが
そういう「見栄」っていうのは、別に悪いことではなくて、だって、見栄はるためにはがんばりますからね。
無理目(ってか、かなーり無理)曲をすんごいがんばって譜読みしてたんですよ。
むしろ今できないなあれは(今よりは若かったし、老眼でもなかった)。
ヤマハの発表会の構造的問題もあります。何か、技量の順みたいので並べるとそれはそれで問題あるらしくて(なんでうちのこがあのこより前なの、みたいな)、もううらみっこなし、年齢順、ってのが鉄のオキテで、そうすると私はどうやっても「トリ」なので、すごい上手な大学生の次になっちゃう。
(「永遠の17歳なんです!!」などと主張してみたが聞き入れられなかった)
ショパンのバラ4とか、ドビュッシーの喜びの島なんぞと講師演奏の狭間で弾くにはやっぱり曲くらい見栄はらないと…
ということで「肩に力」が入ってたよねーあれは
今はショパンのエオリアンハープやらモツソナやら、まったく奇をてらうどころじゃなくて、
まず、「上手くみせたい」ってのがなくなった。
あぁ、そういう欲が実際ウスくなったというのもあることはあるんだけど、それより、
「別に、難しい曲を弾いたら上手だと誤解してもらえる」という気もしないというか
ヤマハの発表会では実際、ややこしい曲を弾いたほうが上手いと誤解してくれる人がかなり聞いていた可能性もあるけど、
今やどの練習会にいったって、アマからプロまでバラエティーに富んだ演奏を聞きなれた人ばっかりなので。
見栄はり無効
それに、人生の残り時間を考えたら、もう好きな曲、ほんとに弾きたい曲から手をつけてくしかないでしょ。
あともうひとつ、「耳タコ曲の魅力再発見」という経験もたくさんしたので、モツソナだから、シューベルトの即興曲だから嫌という構えも剥がれてきたように思います。
年取るといろんなことから自由になっていくよねぇ。楽しい(^^)
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(今回もイラストはまたろう)