アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

今度こそ本物の猫連弾

2016年07月12日 | ピアノ
前に、連弾でフォーレのドリーをやったんですけど…

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この組曲には6曲が入ってるんですが、その中に「Mi-a-ou(ミ・ア・ウー)」というのと「Kitty-Valse(キティ・ワルツ)」というのがあります。ミアウとかキティって聞けばそりゃーー思い浮かべるものは「猫」ですよね。

私のブログ記事の中にも「もっと猫っぽくなるように練習した」みたいなくだりがあります。

ところが、ほんとうの話、ドリー組曲の中には猫成分まったくなく、

「Mi-a-ou(ミ・ア・ウー)」については…

ドリー(フォーレが親しくしていた家の幼い娘エレーヌの愛称)にはラウルという兄がいたが、まだよく舌が回らないドリーは「ムッシュ・ラウル」といえずに「メッシュ・アウル(Messieu Aoul)」になってしまうのがかわいくって、フォーレはそれをそのままタイトルに使った。

ところが出版のときにそれがわからなかったか、あるいは一般的にわかりにくいと考えられたかで「Mi-a-ou」と変えられてしまった。

「Kitty-Valse(キティ・ワルツ)」については…

元々はKettyだった。キティじゃなくて。そしてKettyというのはラウルの飼っていた犬!!


…わかるかーそんなの(-_-#

いやまぁ、確かに題名見ただけではわからない。曲調も「猫」といわれてまるっと納得してしまうレベルだし。

けど、ちゃんと楽譜の最初についている「この曲集について」という解説部分にはそのことが書いてあったんですよね…やっぱ、楽譜に書いてあることは読まなきゃいけませんよね…はは(^^;; お恥ずかしい

というわけで、練習してる間じゅう、めっさ「猫」気分で弾いていましたが実は「偽物」でした。やれやれ。

そこでというかなんというか、今度の「音楽の星座」で弾く曲は正真正銘の「猫」連弾にしましたよ。

ベネット作曲「スキップとセイディのための組曲」(YouTube)

スキップとセイディっていうのは、この作曲家ベネットさんが飼ってた猫だそうです。ようやく犬でなくムッシューラウルでなく(笑)猫。楽譜の表紙も猫です。

この組曲は4曲入ってて、「おはよう」は猫が伸び(?)をして起きだす様子から「セイディのワルツ」「スキップのダンス」と軽快に続き、最後はたゆたうように「おやすみ」。中身もほんとに猫々しい曲です。

ベネットという人は今まで知りませんでしたがなかなかおしゃれな曲を書く人ですね。ほかの曲も聞いてあげてもよろしくてよ(ちょっと高ビーに言ってみました)。

この曲は1986年に作曲されたそうで、ずいぶん新しいですが、前衛的なわけのわからん曲ではなくて、気持ちいい響きだったり、コミカルだったり、調子よかったり、そんな感じです。聞く分には何も抵抗ないというか、ただ、新しいだけあって、5拍子だったり変拍子だったりとなかなか難物です。

六月ごろ体調(+気力)不良で手をつけるのが遅れて、間に合うのか!? という感じになりつつありますが、ようやく初回合わせもやって気分が盛り上がってまいりましたのであまり鳥目さんの足を引っ張らないように行きたいと思います。

けどこんなマイナーな曲をどこから見つけてくるのかって、もちろん独力ではなくて、shigさんと夜毎屋さんが弾いてるのを聞いていいな~と思ったんです。お二人が弾くとほんと猫っぽいです(大猫、小猫)

あらためてぐぐってみますと世の中には連弾曲を網羅しようという壮大な企てをしている奇特な方もいらして、ちゃんとこの曲も紹介されていました。連弾の曲や楽譜をお探しの際には「連弾ネット」を活用されるとよいかもです。


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コメント (3)
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