アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

鈍感なピアノ

2017年12月06日 | ピアノ
うちの「めるちゃん(シンメル製グランド)」は素直でいい子と評判です。

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弾きやすく、響きもきれい。「幸せは音の消えぎわに宿る」派の私も満足する弾き心地(ほんとはもっと天井が高いところに置けるといいんですけどね!)、これまでにおゆき先生、artomr先生、内藤先生にも演奏していただきましたがいずれも美しい音色と響きでしたよ。

まぁ親の欲目(親じゃないけど)はおいといてもいいピアノだとは思うんですけど、これはいわゆる「鈍感なピアノ」。音の立ち上がりもやや丸くやわらかく、多少乱暴に叩いてもイヤな音は鳴りにくく、そして演奏者による音色の違いは少ない。

おゆき先生、artomr先生、内藤先生はそれぞれ弾き方がだいぶ違うと思いますが、めるちゃんで弾いた場合の音色の違いはあまり感じません。

一方、udurannさんちの平行弦プレイエルで弾いたりすると、おゆき先生とartomr先生では「ナニゴト!?」と耳を疑うほど音色が違いますから(それぞれいい音で鳴ります)。それに、下手に弾くとすぐイヤな音になるし。

そこまで古いピアノでなくても、内藤先生の好みで選ばれた「しらべの蔵」のベヒシュタインとか、「内藤晃と仲間たち」で使われたグロトリアンなんかは、「敏感なピアノ」。

コントロールが難しいけど、
うまく弾けば多彩な味のある音色が出せます。

「内藤晃と仲間たち」はほとんどの人が、たぶん敏感なピアノ派の人たちで、だからこその会場(ピアノ)選択だったと思います。先生のうちでレッスンに使うベヒシュタインもなかなか気難しい子で、私は毎回翻弄されていますが(^^;;

敏感な、コントロールの難しいピアノを使って練習していれば(注: よく聴いて練習していれば、の意と思われる)
うまくなるし、どんな会場に行っても困らない。

というのが、「敏感なピアノ派」の主張と思われます。たぶんおゆき先生もほぼ同じ(そしておゆき先生んちのシードマイヤーも難しい子)。

それで私としては、まぁその主張も理解はできるんだけど、自分ちではうまくなる練習ができることより日々ピアノを弾いて幸せになるほうがだいじなので、鈍感でイヤな音が鳴りにくくそれでいて響きが美しければ満足です。

ただ、「内藤晃と仲間たち」の打ち上げで誰かが言っていたのですが、そういう敏感なピアノじゃないと多声的な曲が弾きにくいと。つまり、各声部の弾き分けが、音色の変えにくいピアノだとおおよそ「強弱」を工夫するくらいしかできないわけですね。

それはちょっと思ったんです。こないだ、ロミジュリの難所で苦戦してたときに、一時間ベヒシュタインを借りて弾いてみたらば「すっと」理解が進んで弾きやすくなったんですよね。あれはやってみてよかった…

他の人からは決して見えることのないであろうミリ単位の進歩(理解)ですけどね。いったん理解した分については、ある程度「持ち帰り」可能なので、あとは自宅めるちゃんで弾いていてもいいんです。

「たまに」敏感なピアノを弾く機会を持つのはいいことかもしれない。練習会で弾くとかは通して弾くだけになっちゃって、試行錯誤もできないのでそんなに意味はないだろうけど、一時間借りるとかして誰も聞いてないところでじっくり弾けるならば。

(宝くじが当たったら、めるちゃんともう一台…一台といわず何台かキャラの違う子を並べるけどね!!)

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コメント (4)
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