アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

レッスンしてもらったらいっそうバルトークが

2017年12月28日 | ピアノ
今日はバルトークのルーマニア民俗舞曲をartomr先生にみてもらうレッスン…

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…のはずだったところへ、急遽追加して、
バルトーク 15のハンガリー農民歌より 6. バラード
もお願いしました。

このバラード、弾いてみたら気に入っちゃって昨日はこればっかり弾いていました。たった二ページですが変化に富んでいて深い曲です。ほぼ一日弾いていきなりレッスンってのも乱暴だが(^^;;

artomr先生のほうはばっちりこの曲は準備オッケー、なにしろいつぞやのバラード祭りでこの曲を弾いてたのはartomr先生ですからね。って失礼なことに私はその聞いたときに「変な曲やなー」と思ったきりすっかり忘れてましたが、ルーマニア舞曲弾きまくって(伴奏だけど)慣れたところで聞いたらヒットしちゃったんです。

いつのまに洗脳されたん…

洗脳はかなり深く静かに潜行していたようで、ルーマニア民俗舞曲のピアノソロ版を譜読み始めたらもうスグに弾いてて楽しくてしょうがなくて、まぁ基本的にはバイオリン伴奏版の曲と進行が同じですからわかりやすいというのもあるんですが、なんかのびのび弾いていました。

バイオリン伴奏版とピアノソロ版じゃ音の配置が違いますから急には手に当たりませんが、一週間くらいで急速に馴染んできて、今日はまぁまぁ当たるようになってました。

まるじろうさんちのヤマハも素直でいい子です(←本日のレッスン会場)

それでわりと気持ちよく弾いて、なのでレッスンでは、「ココはもうちょっとハッキリ出す」とか、あとペダルとか、ポイントいくつか修正してさらさらと進みました。ヘンなところにアクセントがついてるのがおもしろい曲なのでもうちょっとくっきり出したほうがいいよね。

(アクセント的なものは音符に横棒のやつ、「>」のやつ、Vを逆さにしたやつ、それとsfとありますがそのいずれもてんこもりされていて、小節頭とかではなく二拍目とかフレーズの最後とかについてることがよくあるのが特徴)

一番時間がかかったのはやっぱり「バラード」で、この曲は:

同じ旋律が繰り返されながら伴奏部分がどんどん違うものになっていき(拡大)、それからいきなりシーンが変わって静かな夜みたいなところを経て、テーマの旋律と違うへんてこりんなところがあって、最後にテーマに戻ってきたときには、その旋律と無関係な鋭い和音が間あいだに挟まっている。そしてドラマティックな終わり。

という結構複雑な構成で、それをペダルとかルバートとか強弱とか間とかテンポとかでどう表現していくかという…かなり詳しくみてもらいました。

いやいい曲だよこれ。

「いい曲だと思える範囲はここいらへんの曲まで」というのが、「慣れ(洗脳?)」でだんだん広がってくるんだよねぇ。人生たのしい。

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