アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ゲーテとシューマン、シューベルト、チャイコフスキー

2018年03月30日 | ピアノ
ちょっと話が戻りますが(イベント続き過ぎてブログが追いつかない)、22日に行ったロシア歌曲のコンサートの話です。

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このコンサートで、友人(メゾソプラノ)は私の大好きな曲、チャイコフスキー「憧れを知る者のみが」を歌っていました。

この曲、前にこの友人の伴奏をさせてもらったことがあるのですが
(2016年5月1日記事「本気の「みんなで楽しもう発表会」」)
実はそのときに気がついていなかったこと…

この日のプログラムを見ていたら、この「憧れを知る者のみが」がミニョンという女の子の話(の歌詞)であるというんですが。

「ミニョン」…この名前に聞き覚えがあるのは、アレですね
シューマンのユーゲントアルバムのイベントをやったとき、私が弾いてartomr先生にレッスンしてもらったのが「ミニョン」でした。

これって同一人物ですよね。旅芸人に売られた女の子で苦労しててどうの、みたいな子らしいので。でも片方はドイツで片方はロシアですから、ずいぶん広く知られていたということか。

ぐぐってみたら、この「ミニョン」という子(というかその子に関する詩)はゲーテの「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代」という本に出てくるもので、この本は発表と同時に爆発的な人気を博したらしい。「教養小説の古典」だそうだがそもそも教養小説ってなんぞや?

ウィキペによれば「主人公が様々な体験を通して内面的に成長していく過程を描く小説のこと。」だそうで、まぁひとつの小説基本形か…
#少年漫画も同じ(^^;;

「憧れを知る者のみが」のほか「君よ知るや南の国」とかもこの「ヴィルヘルム・マイスター云々」の中にあるものだそうです。そうだったのか~!! そのメロディーは聞いたことあるよ。天地真理が歌ってたやつ(←いつの話や)

というか、「ミニョン」というタイトルでオペラがあって(トマ作曲)、「君よ知るや南の国」というのはその中の一曲だったんです。

それと「憧れを知る者のみが」は、同じ歌詞(言語は違うが)でシューベルトも作曲しているとか。
Schubert : Nur wer die Sehnsucht kennt, D.877-4
チャイコフスキーのはこれ→Tchaikovsky Nur Wer Die Sehnsucht Kennt, Op 6 - 6(ドイツ語で歌ってます)

ぞろぞろ出てくる。みんな、どんだけ好きなんだよミニョン!!


それだけあちこちの作曲家の心にヒットした「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代」なのだから一読しておくのがそれこそ「教養」というものかとも思うのですが
ヴィルヘルム・マイスターの修行時代(上・中・下)岩波文庫

えーー長いよ!! 長すぎるよー

誰か読んでかいつまんで教えてください。。と思う人は(←私も)
とりあえずウィキペで「ミニョン」の項を読んでおこう(^^;;
(しかしこのあらすじを読んでも何がいいんだかよくわからない。)


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