アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

しばし、まったり寝かせた曲

2020年01月09日 | ピアノ
というわけで、昨日のテーマはラヴェルだけどレッスンではモツコン(モーツァルトピアノ協奏曲第23番第三楽章)でした。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←いい漬かり具合の漬物みたいに!?

この曲、ハノンやツェルニー的練習を積んでいない私にとっては相当難しいんだけれども、くるくる表情の変わる明るさ、軽さがとても魅力で、弾いていて楽しいんです。去年は、11月中旬のアンサンブルの会に向けてずいぶん(私にしては)熱心に弾き込みまして…

結果は、まぁあちこちコケたんですけど。でも、うまくいったところはかなり心地よく、私のピアノについていいところも悪いところも知り尽くしているartomr先生やくさぴあさんにも「思ってたよりずっといい具合に仕上がった」と思ってもらえたようです。

ただ、そのあとは、ショパンの前奏曲op.45やラヴェルのソナチネ、面取りメンデルスゾーンピアノ三重奏第一番第二楽章などで手一杯、年内はほとんどモツコンを弾く余地なく過ごし、いくらなんでもそろそろマズいと思いつつ突入した年末年始休み。

ピアノを弾ける時間はけっこうあったのですが、なにせ五十肩が11月中旬(あのころはまだ「寝違えたかな?」に毛が生えた程度の序の口だった)とは格段に悪化していたため、モツコンの左手はかなりツラい…しばらく弾くと、だるんだるんになってしまったり痛くなってしまったりなので、短時間弾いてはまた別のことをしてしばらくしてから弾くというようなことをしていました。

そうやって、一か月ちょっと弾かないでいた曲を復活させようとすると、もちろん「手」は動きを一部忘れてしまっていて、速く弾けないとか、当たらないとか、明らかに劣化しているんですけど、でもなんとなく、ただ劣化しているだけではない、そういう気がするんです。

手がなかなか自分の言うことを聞いてくれないのは困ったもんですが、この「自分の言うこと」のほうはむしろクリアになった感触がありました。

つまり、暗譜で弾いているわけではないにしても、初見でなく練習した曲を弾く場合には、曲の進行や弾き方の細かいところが頭に入っているものを、スムーズに取り出していくことが必要ですが、この流れの引っかかりが減った感じです。

まったり寝かせた間に(というか文字通り、自分の頭に睡眠を数十回取らせているわけだが)、何か高次の整理整頓が行われたような気がします。

昨日、エヌメットさんと合わせたときには、ミスタッチ多め(あまり弾けてない分、11月よりやっぱり多いような)ながら、比較的速やかに立ち直って再度流れに乗せることができて、好感触でした。artomr先生も、前より弾けていると言ってくれました。

考えてみれば、弾き込んだ曲を、「一か月くらい寝かせて」また本気に弾いてみるというのはあまりしたことがない気がします。こういうのって、頭を整理するという意味ではなんかイイコトあるかもしれません。何年も寝かせてから弾くことが多いですが…こうするとほとんど譜読みし直しになります(譜読みは速いけど)。その場合も、前とは違った感じで弾けるとは感じていますが、

「寝かせ」の期間:
一か月 → 頭を整理することによる効果
一年~数年 → 自分が変化していることによる効果
かな。いずれにせよ、「寝かせ」っておもしろいですね。

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 その他日記ブログ 50代女性日記 ←こちらも参加しています


「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)


「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする