アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

完璧テンポキープで練習するのが大切

2020年01月15日 | ピアノ
何年前だか忘れたが、私の弾き直し癖・停滞癖を憂いたおゆき先生が、練習の仕方について
「ここからここまで通すと決めたときは、間違えても弾き直しせず、リズムを崩さず弾き切るべき」
といっていた。まぁ普段の練習から、そうやって弾き直ししないでそのまま行く癖をつけておかなければ本番だけ弾き直ししないなんてことも到底できないわけで。

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しかしそれを聞いた私は、「そんなことができれば苦労しないわ」と思って(^^;;
「趣意採択(それは結構なことですね、といいつつ実行しないみたいな)」してスルーしてたんだけれども…

月日は流れて、

今では私も、そのことの重要性が身に染みてきたのでぼちぼちとその方向へ向けて工夫をしております。去年の目標でもありましたし。

で、今日たまたま、なんかの関連動画でみかけたのが
瞬時にコードを鍵盤で弾くための練習方法
おぉ、おんなじだ、と思った。これはクラシックの話ではないんだけど…

ちゃんと弾けるかどうかというのは、ゆーっくり考えて音がわかるということではなくて、
滑らかに、瞬時に思い浮かんでその音を弾けるということなのだから、
(ゆっくりでもいいから)自分で決めたテンポのきっちりそのとおりのタイミングで弾くべき。

弾ける音をちゃちゃちゃと並べて、出てきにくいところでいきなり間を取って考える(えっと…)というのはNG。

テンポキープしてどうしても弾けないのであればもっと遅くする。
あるいは、音減らす(三和音だけ弾くとか)はあり。

この方は、これらのことを「かんぺきなテンポをキープ」「サボってもいいけどサボりすぎない」とまとめていますが、
要するに、練習であってもきちんきちんと進むように弾く。そのためにどうするか。

ゆっくりでいい
音を減らしてもいい(大事な音は弾く)
間違っても弾き直ししないで先へ行く

とはいえ、単にゆっくりしても最初なかなか通らない…

そういう場合は、
・短い部分に区切る
・まずテンポキープとか考えないでじっくり動きを整理
・ゆっくりでいいからテンポキープで弾く
・何度も弾く
・早めにしてテンポキープで弾く

ポイントは、短い部分に区切ること。こうすることで、今は身についていないところでも、短期記憶っていうかワーキングメモリーに入る範囲でやりくりしてテンポキープで弾いてみることができます。そしてその状態で繰り返して定着を促す。

テンポでたらめで弾くのとか、
間違いだらけで弾くのとか、
あんまりやるとダメな演奏の定着のために練習してることになりかねないので、

繰り返し練習するなら正しく弾くのが大切。

とはいえ、いつもそうやって真面目に練習すると疲れるので(^^;;
あんまり厳密にやらないけれども。

だんだん長い部分で通せるようになるのがおもしろい。

「楽しい範囲でやる練習」の「範囲」が年々じわじわと拡大してくるわけで、結局そのこと自体が「上達」と呼んでもいいものなんじゃないかと思えてきた。

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