アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ヤマハはパッと音を止めてくれるから

2021年02月20日 | ピアノ
「角野隼人のはやとちりラジオ」で小曽根真さんの回があって、
角野隼斗 & 小曽根真 ボーダレスな音楽活動を展開する2人の音楽観

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小曽根さんは還暦記念で新しくアルバムを出すのですが、その中で、ヤマハとスタインウェイを両方使っているそうです。
それで、ヤマハとスタインウェイの違いについて語っていたのですが、

小曽根さんは元がジャズの人でクラシックに手を伸ばした人…
角野さん(かてぃん)は元がクラシックの人でジャズに手を伸ばした人…

ですね。

で、小曽根さんが元いた世界のほうでは、基本的にピアノにもPAが付くのでそんなに「鳴らす」必要なくって、でもクラシック弾くようになって「オーケストラをバックにパガニーニを」ってな話になると、生音でもバーンと鳴らせないといけない。

6回連続パガニーニやったあと、なんか「音が変わって」スタインウェイ鳴らせるようになったそうなのですが、
でもその弾き方でヤマハっていうのは案外鳴らない。といってました。

音の好みはともかく、ヤマハ(の、コンサート用のグランド)で音が鳴らないという印象は特になかったので意外ですが、大ホールでオーケストラをバックにコンチェルトを、となるとスタインウェイ一択、しかもそれ用の爆音の鳴らし方のコツみたいのがあるかもしれません。知らんけど。

しかし、せっかく鳴らせるようになったので以降はずっとスタインウェイで、となるかというとそういうことでもなくて、
「ヤマハはパッと音を止めてくれる」
ダンパーの効きがものすごくよくてリズミックな曲には向いている。

それに、スタインウェイは「歌い過ぎる」…音色が元々カラフルで、カラフルすぎて、自分がメロディー創っていこうとしているときに、そこまでしないで、ってなる(笑)けど、ヤマハのほうが「どうぞ、ってプレイヤーを優先してくれる」。

そんなわけで両方のピアノにお世話になっている小曽根さんは、60歳記念のアルバムで、自作曲の二台ピアノをヤマハとスタインウェイの多重録音したんですって。なにそれ聞いてみたい。ということで予約ポチ(^^)

おおむね、クラシックをスタインウェイで、ジャズをヤマハでと使い分けている小曽根さんですが、結局ラヴェルはヤマハで録音したんですって。なんでもクセのある調律師さんがいてその人が調律したヤマハは

「モノトーンで出たはずのシングルトーンが、ペダル踏んでるうちにどんどん倍音がからみあってきて、モノトーンがカラーになっていくのよ」「へぇー」
「これがねぇ、たまりまへんねわ」

うわぁぁぁ。弾いてみたい。

まぁ私が大金持ちだったら、キャラクターの違ういろんなピアノを何台も並べてその日の気分で弾くわー(ハーレム)
調律師さんも大事ね。

ともかく、この「はやとちりラジオ」で、かてぃんくんと小曽根さんが伝バッハのメヌエット使って即興セッションしてるんだけどこれがもう最高なの!! 「お、そうくるか」みたいなアイコンタクトはほんとにラジオ(音だけ)じゃわからないところ、見られちゃうなんてもうほんとお得ですよ!! 見てね

(ヤマハでもスタインウェイでもなくキーボード2つでこんな楽しい)


---- 今日の分解練習

この3, 4小節目、sempre cresc.のところの右手、「レ・ファ#・ミ」はスラーがなく上のうねうねはスラーがあります。スラーがないほうは何にも頓着せずバンバンバンといきたいし、スラーはやっぱりそれでまとまってその中は滑らかな感じで(当たり前)。というかスラーが、4小節、2小節、1小節、1小節とだんだん短くなっているのは興奮が高まってくるよね。それでいうと、スラーがついていない「レ・ファ#・ミ」も、この3つがひとまとまりな感じがするところ、この次になると「ミ・ファ#・ミ・ファ#・ミ・ファ#」って2つずつひとまとまりな感じがするから、緊張がどうしても高まってくる。

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