ベトソナは32番までありますけど…
←こんなすごい曲残してくれてありがとうベートーベンさん
なんかラスボス感というか、人生丸ごとみたいな重たさがある曲です、31番は。
前回は、ベトソナ7番を題材にしていたartomr先生レクチャーですが、今回は31番ということで、もはやティータイムのちょっとした話題というような位置づけをはるかに逸脱しているような…いいけど…
31番、弾いてみたいと思っていたんだけど、今年の「合同リサイタル」企画のほうが本線になって、これまで31番に手をつけることができなかったんです。なので、レクチャー前日に慌てて(泥縄…)、楽譜を最初から最後までめくりつつとにかく音を並べてみました。
何度も聞いた曲なので、弾けないにしても読みやすく、サクサクと音を並べてずーっと進んでいき、あぁこうなっていたのか…なんかすごくおもしろいんです。それでだんだん、人生たいへんなこといろいろあってもやっぱり生きる喜びみたいな気持ちになってなんか最後わけもなく感動した。泣けた。曲の最後とかもうほんとに爆発するくらいのエネルギーだった。
理屈を考えなくても(何も知らなくても)感動させられてしまう力のある曲について、レクチャーを聞くとどうなるんだろうか。
レクチャーは、「モチーフ」の解説から始まりました。ベト様のモチーフ使いの巧みさは定評がありますけど、特にそれが複雑微妙になって頂点に達したのがこの曲かもしれません。モチーフの解説は前回の7番のときにもあったんですけど、もっと細かく使われて複雑に構築され(「細胞」レベル)、同じようなことがでてきても組み合わせは違うものになっている…組み合わせが違えば、異なるキャラクターのものが生み出される。でもパーツは最初に提示されてたものだけ。
…レゴブロック…
細かいブロックだから精緻なものが作れる。組み合わせていって巨大な作品も作れる。複雑なものを作っても統一感がある。
モチーフの扱いを中心に第一楽章の解説をしていくだけでもかなり時間がかかりました。今回のレクチャーでは「音を出す」というところはほとんどなくて、書き込みした楽譜を画面共有しながらartomr先生の話だけで進んでいきました。
で、私はあとでartomr先生に文句をいったんですが、というのもこちらは楽譜を見ただけで自動的にその音楽というか響きが頭に浮かばないので、解説と同時にちょちょっと音を鳴らしてもらわないと、何の話をしているのかわかりにくいんですよ。「ここ」といってワンフレーズ、録音か先生が弾いて示してもらえばずっとわかりにくくなると思うんですけど。
そしたら先生がいうには、まずそんな時間なかった(確かに)、それと、モチーフは視覚的なもので、見た目で「分布」がわかればいいので、話を聞いておいて、レクチャーの後にまた楽譜見ながら聞くとか、弾いて音を並べてみるとかするといいよ、って。
「Aだけが密集している箇所、Bだけが密集している箇所、AとBが融合して密集している箇所、初めてCが現れる場所
これを俯瞰するとモティーフの分布の様態が分かりますよね?
しかしモティーフは視覚的なものから入ったわけですが、それは音形でもあるので聴いた時に明らかにモティーフが違えば違うように聴こえるわけです。
昨日やったのはまさに先に視覚から当たりをつける感じですかね
なので昨日の話を元にもう一度音を出してみると三楽章の7度や12度の音形の意味が迫ってくると思いますよ。音として。」
ということで、もいちど弾いてみるのがよさそうです(けっこう時間かかるんだけど…)
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前回は、ベトソナ7番を題材にしていたartomr先生レクチャーですが、今回は31番ということで、もはやティータイムのちょっとした話題というような位置づけをはるかに逸脱しているような…いいけど…
31番、弾いてみたいと思っていたんだけど、今年の「合同リサイタル」企画のほうが本線になって、これまで31番に手をつけることができなかったんです。なので、レクチャー前日に慌てて(泥縄…)、楽譜を最初から最後までめくりつつとにかく音を並べてみました。
何度も聞いた曲なので、弾けないにしても読みやすく、サクサクと音を並べてずーっと進んでいき、あぁこうなっていたのか…なんかすごくおもしろいんです。それでだんだん、人生たいへんなこといろいろあってもやっぱり生きる喜びみたいな気持ちになってなんか最後わけもなく感動した。泣けた。曲の最後とかもうほんとに爆発するくらいのエネルギーだった。
理屈を考えなくても(何も知らなくても)感動させられてしまう力のある曲について、レクチャーを聞くとどうなるんだろうか。
レクチャーは、「モチーフ」の解説から始まりました。ベト様のモチーフ使いの巧みさは定評がありますけど、特にそれが複雑微妙になって頂点に達したのがこの曲かもしれません。モチーフの解説は前回の7番のときにもあったんですけど、もっと細かく使われて複雑に構築され(「細胞」レベル)、同じようなことがでてきても組み合わせは違うものになっている…組み合わせが違えば、異なるキャラクターのものが生み出される。でもパーツは最初に提示されてたものだけ。
…レゴブロック…
細かいブロックだから精緻なものが作れる。組み合わせていって巨大な作品も作れる。複雑なものを作っても統一感がある。
モチーフの扱いを中心に第一楽章の解説をしていくだけでもかなり時間がかかりました。今回のレクチャーでは「音を出す」というところはほとんどなくて、書き込みした楽譜を画面共有しながらartomr先生の話だけで進んでいきました。
で、私はあとでartomr先生に文句をいったんですが、というのもこちらは楽譜を見ただけで自動的にその音楽というか響きが頭に浮かばないので、解説と同時にちょちょっと音を鳴らしてもらわないと、何の話をしているのかわかりにくいんですよ。「ここ」といってワンフレーズ、録音か先生が弾いて示してもらえばずっとわかりにくくなると思うんですけど。
そしたら先生がいうには、まずそんな時間なかった(確かに)、それと、モチーフは視覚的なもので、見た目で「分布」がわかればいいので、話を聞いておいて、レクチャーの後にまた楽譜見ながら聞くとか、弾いて音を並べてみるとかするといいよ、って。
「Aだけが密集している箇所、Bだけが密集している箇所、AとBが融合して密集している箇所、初めてCが現れる場所
これを俯瞰するとモティーフの分布の様態が分かりますよね?
しかしモティーフは視覚的なものから入ったわけですが、それは音形でもあるので聴いた時に明らかにモティーフが違えば違うように聴こえるわけです。
昨日やったのはまさに先に視覚から当たりをつける感じですかね
なので昨日の話を元にもう一度音を出してみると三楽章の7度や12度の音形の意味が迫ってくると思いますよ。音として。」
ということで、もいちど弾いてみるのがよさそうです(けっこう時間かかるんだけど…)
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