特注の低い椅子

いろいろあってバタバタしているうちに(何も聞かないうちに)ピティナ特級はセミファイナリストが決まっていた。

　　　　←コンクールを見る楽しみ。

というか、そのことすら能動的にチェックしにいったわけではないのだけど、今日何のはずみかYoutubeのお奨めに上がってきたのが
2021特級セミファイナリストインタビュー／今泉 響平さん

しかも、演奏じゃなくてインタビュー映像ですねこれ…

でも、冒頭から「椅子特注」の話をしていたので興味をひかれて最後まで聞いてしまった。

どちらかというと、鍵盤にのしかかるような、体重をかけるような弾き方をしていたのを、
極端に低い椅子を特注することで変えてみたら、手(手首から先)が自由になった感じでなかなかいいかもしれない、とのこと。

ヒントになったのは、グールド(椅子が低いので有名)。

なかなか面白いけども、それがけっこうギリギリで思い立ったものだったらしく、まだ出来たてほやほやの椅子(三作目)。
(弾き慣れてくるとここから弾き方がまた変わるのかもしれませんね…)

さてそういう人の演奏はどんな感じなんだろうと思って早速聞いてみましたところ
2021ピティナ特級二次予選　今泉響平　（セミファイナル演奏番号2番）

なんと、私が合同リサイタルで弾こうとしているスカルラッティから始まった(o_o)

これも何かのご縁では、と思ったものの…あまり好みの演奏ではなかった(^^;;
でも、椅子を低くしたことが生きている弾き方にはなっているように聞こえた(音色とか)。

弾くときの動きはかなり独特で、見た目はなんというか…あまり理にかなっている(物理的に無理がない、効率がいい)ようには見えない。

けどまぁおもしろいといえばおもしろい。

経歴を見たら、「10歳よりスズキ・メソードでピアノを始める」「高校卒業後、単身渡露」などと、これまた個性的。

うーん…

ということで、さてではほかの人の演奏も見てみて、お気に入りを探そうかな。

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