アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

プログラム・ノート

2021年08月03日 | ピアノ
せっかくなので「プログラム」を印刷して気分を盛り上げようかと…

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コンサートを聞きに行くとたいてい、ただ曲目をリストしたものではなくて、曲目解説とか、ピアニストの略歴とか(!)何か書いたものが配布されますが、
あぁいうの。。

作りたいと思って、書いてみました。

●プログラム・ノート

スカルラッティ/ソナタK.466
スカルラッティ/ソナタK.27

 スカルラッティのソナタは数がありすぎるうえ、タイトルもなく、番号体系が複雑なため、どれがどれだかわからなくなりやすいのですが、よく探すと現代ピアノにも合う素敵な曲が見つかります。今回は自信を持ってお奨めできる厳選二曲をお届けします。同時代の、バッハ作品と同じように、作曲家本人は速度、強弱やフレージング、ペダリングなどを楽譜に記入していないのですが、それをどうつけて弾くかでまったく違う印象の演奏になります。スカルラッティは、バッハほど「こう弾け」が定着していないようで、その自由さが心地よく感じられます。

リスト/愛の夢第三番
 美しく華やかな超有名曲で、知らない人はいない曲ですが、だからこそ弾く人ごとに違って聞こえる部分がおもしろいと思い選曲しました。弾いてみて感じたのは、非常に曲自体に力があって、曲が助けてくれるということです。

 おお、愛しうる限り愛せ!
 その時は来る その時は来るのだ
 汝が墓の前で嘆き悲しむその時が
 
(「世界の民謡・童謡」より)

 曲の力を借りて人類愛を語りたいと思います。
 
アルカン/バルカローレOp.70-6
 「愛の夢」も(元々は)歌曲ですが、このバルカローレも「歌曲集」の中の一曲です。もっとも、歌詞はなく、最初からピアノソロ曲です。妄想が下手なので歌詞を創作するまでのことはしていませんが、シーンが浮かぶような曲だと思います。最後は…沼の底まで引きずり込まれていますね…
 この曲は、めるちゃん(シンメルなのでめるちゃん)に出会ったときの思い出の曲でもあります。

モーツァルト/ピアノソナタK.282
 めるちゃんは優しい音がする素直な子で、アルカンのバルカローレみたいなとことん暗い曲もいいですが、モーツァルトの天国的な響きや、軽快な十六分音符にもぴったりです。古典派のソナタといえば第一楽章は軽快なのが一般的ですけど、このソナタはゆっくり始まります。そういうのが好きなんです。

今回のプログラムは、めるちゃんに似合う、めるちゃんの魅力を弾き出せる曲で組み立てました。リサイタルはめるちゃんで弾くわけではないのですが、私がめるちゃんから教えてもらったいろいろなことを表現したいと思います。


アンダンテ:
三歳半でピアノを始める。バイエル、ブルグミュラーは順調に進めていたが、ツェルニーに入り意欲を失う。小学三年生の発表会で「エリーゼのために」を弾いて早すぎる引退。35歳のときヤマハ音楽教室の個人レッスンでピアノ再開。49歳のとき、中古のシンメルグランドとの幸せな出会いがあり、今では「めるちゃん」と楽しく暮らしている。


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ところで、訂正があります!! これまで、ブログ中で、「スカルラッティ/ソナタK.27」のことを「スカルラッティ/ソナタK.449」と書いていましたがK.449ではなくてL.449でした(K.27)。訂正してお詫び申し上げます。ずーっと間違ってたよ~誰か突っ込んでくださいよ~

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