前に、「特別な年だった、2020人口動態統計」という記事を書きましたが、いいことも悪いこともおしなべて結局どうだったのかを知るには非常に確かであるこの統計…
←いつもと違う、この一年。
出るのを待ってたら、来年6月とかになっちゃうんですよね(速報は2月?)。でも、今年はいろいろなことがありそうな年ですから、そんなに経ってから何か「えーー!!」というようなことがわかってももう手遅れということになりかねません。
そこで、これだと今年4月分まで載っている国立感染症研究所による超過死亡グラフなのですが
点線が、予測の死亡数ど真ん中、上下の実線はそれぞれ予測の上限と下限を表しています。
死亡者数というのはかなりの季節変動があって、春から秋くらいはあまり死ななくて、冬に亡くなることが多いです。すごく寒~いときのお葬式が多いような気がするのは、気のせいではありません。
去年はトータルで死者数が前年比減となりましたが、春(新学期)ごろの、みんなが一番自粛ムードだったころに死者数が少なかったのかというとそうではなく、年末になってインフルエンザが流行らなかったから少ないのかというとそうでもなく、一月~二月とか、五月~七月くらいが少な目だったのですね。特に、一月~二月についてはマイナスマークがついています。マイナスマークというのは予測の下限を割り込んでいるという意味です。
一月~二月というのはどんな感じだったのでしょうね。まだコロナで本格的に騒ぎ出す前ですが。ということを知るには超過死亡グラフで死因別というのが見られます。
これによると呼吸器系疾患による死亡が少な目だったようです。「定点医療機関当たり患者報告数」によればこの年はインフルエンザの流行がすごく小さかったようなのでそれが効いてるのかもしれません。
ただし死因別の分析結果が出ているのは昨年末までの分です(我が国における超過死亡数および過少死亡数 (2020年12月までの死因別のデータ分析))。昨年は、死亡はトータルマイナス、特に呼吸器系の死亡が少なかった。自殺は7月以降多いとなっています。
さて話を戻して、今年四月までの全体のグラフのほうですが、これは現在のところ2021年4月25日の週まで出ていて、この週は予測上限くらいになっています。
4月の超過死亡が不気味な動きをしていることについてはNHK web「4月の「超過死亡」 19都道府県で増加 コロナ感染拡大の影響か」という記事にもなっています。
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新型コロナウイルスに関連する死者が見逃されていないかを調べるため、厚生労働省の研究班が全国の死亡者数の推移を「超過死亡」という手法で分析したところ、ことし4月、19都道府県で統計学的な推計よりも多くの死者が出ていたことが分かりました。専門家は「新型コロナの感染拡大が影響した可能性もある」としています。
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コロナ陽性になって亡くなった人の数はわかっているわけで、それを勘定に入れてもなんだか多く亡くなっているという状況です。ここで「関連」といっていますが可能性としてはいろんなことがありえて、もちろんですが全体の超過死亡の数からだけでは原因はわかりません。
・コロナを恐れて健診にいかない人が増えて癌その他で亡くなる人が増えた?
・コロナで忙しかった病院が手が回ってなくて事故や病気でふだんなら助かる人が亡くなった?
・コロナ倒産とかで経済的に立ち行かなくなった人の自殺が増えた?
・コロナにかかって治った(と思われていた)人が実は何か具合悪くなってて、数か月後~一年後に亡くなった?
・コロナワクチンの副反応で亡くなった人が、報告数よりずっと多い?
・コロナ自粛で運動不足になり生活習慣病で…(って、その死者が出るとしてももっと先のほうでじわじわ、って感じかな)
で、より詳細な分析が待たれるわけですが四月の死亡者はなぜ多いかはまだわかりません(少なくとも、報道されていない)。
そうこうしているうちに五月の人口動態統計が出ていますが、四月よりもっと超過死亡が増えたということがわかります。(死亡者数は四月よりほんの少し多く亡くなっているし、五月は「予測」が四月よりだいぶ下がるから)
五月の超過死亡は、「とにかく何かまずいことが起きている」といえるくらいの状況を示していると思うのですが、特に報道もされていないところが余計不気味です。上記の「死因別」グラフが五月分まで出るにはあと半年くらい待たないといけなそうですが(ずいぶんかかりますね…)。ともかく人口動態統計の六月分が気になります。これは八月末くらいには出るのでしょう。
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出るのを待ってたら、来年6月とかになっちゃうんですよね(速報は2月?)。でも、今年はいろいろなことがありそうな年ですから、そんなに経ってから何か「えーー!!」というようなことがわかってももう手遅れということになりかねません。
そこで、これだと今年4月分まで載っている国立感染症研究所による超過死亡グラフなのですが
点線が、予測の死亡数ど真ん中、上下の実線はそれぞれ予測の上限と下限を表しています。
死亡者数というのはかなりの季節変動があって、春から秋くらいはあまり死ななくて、冬に亡くなることが多いです。すごく寒~いときのお葬式が多いような気がするのは、気のせいではありません。
去年はトータルで死者数が前年比減となりましたが、春(新学期)ごろの、みんなが一番自粛ムードだったころに死者数が少なかったのかというとそうではなく、年末になってインフルエンザが流行らなかったから少ないのかというとそうでもなく、一月~二月とか、五月~七月くらいが少な目だったのですね。特に、一月~二月についてはマイナスマークがついています。マイナスマークというのは予測の下限を割り込んでいるという意味です。
一月~二月というのはどんな感じだったのでしょうね。まだコロナで本格的に騒ぎ出す前ですが。ということを知るには超過死亡グラフで死因別というのが見られます。
これによると呼吸器系疾患による死亡が少な目だったようです。「定点医療機関当たり患者報告数」によればこの年はインフルエンザの流行がすごく小さかったようなのでそれが効いてるのかもしれません。
ただし死因別の分析結果が出ているのは昨年末までの分です(我が国における超過死亡数および過少死亡数 (2020年12月までの死因別のデータ分析))。昨年は、死亡はトータルマイナス、特に呼吸器系の死亡が少なかった。自殺は7月以降多いとなっています。
さて話を戻して、今年四月までの全体のグラフのほうですが、これは現在のところ2021年4月25日の週まで出ていて、この週は予測上限くらいになっています。
4月の超過死亡が不気味な動きをしていることについてはNHK web「4月の「超過死亡」 19都道府県で増加 コロナ感染拡大の影響か」という記事にもなっています。
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新型コロナウイルスに関連する死者が見逃されていないかを調べるため、厚生労働省の研究班が全国の死亡者数の推移を「超過死亡」という手法で分析したところ、ことし4月、19都道府県で統計学的な推計よりも多くの死者が出ていたことが分かりました。専門家は「新型コロナの感染拡大が影響した可能性もある」としています。
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コロナ陽性になって亡くなった人の数はわかっているわけで、それを勘定に入れてもなんだか多く亡くなっているという状況です。ここで「関連」といっていますが可能性としてはいろんなことがありえて、もちろんですが全体の超過死亡の数からだけでは原因はわかりません。
・コロナを恐れて健診にいかない人が増えて癌その他で亡くなる人が増えた?
・コロナで忙しかった病院が手が回ってなくて事故や病気でふだんなら助かる人が亡くなった?
・コロナ倒産とかで経済的に立ち行かなくなった人の自殺が増えた?
・コロナにかかって治った(と思われていた)人が実は何か具合悪くなってて、数か月後~一年後に亡くなった?
・コロナワクチンの副反応で亡くなった人が、報告数よりずっと多い?
・コロナ自粛で運動不足になり生活習慣病で…(って、その死者が出るとしてももっと先のほうでじわじわ、って感じかな)
で、より詳細な分析が待たれるわけですが四月の死亡者はなぜ多いかはまだわかりません(少なくとも、報道されていない)。
そうこうしているうちに五月の人口動態統計が出ていますが、四月よりもっと超過死亡が増えたということがわかります。(死亡者数は四月よりほんの少し多く亡くなっているし、五月は「予測」が四月よりだいぶ下がるから)
五月の超過死亡は、「とにかく何かまずいことが起きている」といえるくらいの状況を示していると思うのですが、特に報道もされていないところが余計不気味です。上記の「死因別」グラフが五月分まで出るにはあと半年くらい待たないといけなそうですが(ずいぶんかかりますね…)。ともかく人口動態統計の六月分が気になります。これは八月末くらいには出るのでしょう。
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