アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

危機管理いくつか

2011年03月13日 | 生活
電車が全部止まったとき、私は「まぁそのうち動くだろう」と甘いことを考えていて…

   にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ←もし翌日まで電車止まってたら、なんとかして帰るしか

結局、余震が続いて、その日のうちにはどの電車も動かなそうだということがわかったときには、もう会社に泊まるしかないと思った。つまり、歩いて帰るのはハナっからあきらめて、選択肢に入らなかったのだ。

ネットはサクサクつながっていたので、地図を見ることはできたんだけど、どのくらいで歩けるものかさっぱり見当がつかないし、遠すぎるし方向音痴だし土台無理だと思った。

でも、今日、よしぞうが教えてくれたんだけどgoogleマップの乗り換え案内で、会社と家の位置を入れて徒歩を選び、ルート検索するとちゃんと見積もり時間が出てくる。これを見ればよかったのか…これによれば、四時間くらいで家まで歩けるそうだ。意外と近い!?

ただし、googleさんは土地の高低差とか人間の脚力とかに頓着しないらしく、ずいぶんな坂があることが考慮されていないので、私の足で四時間ってことは実際にはないらしい。まぁ五時間で着けばいいほうか…

普段通うときに乗っている電車は、「直線コース」に近い路線がなく、だいぶ迂回しているので、徒歩でいくなら私の感覚ほどは遠くなかったようだ。といっても遠いんだけど。

それと、今回、同僚の車で移動しているときに気づいたんだけど、あの状況でもかなり路線バスが走っていた。もちろん、あの渋滞だから時間どおりになど動いてないだろうけど、要するに車で帰ろうとするのと同じことだ。渋滞…ということは、そのように移動したい人がいっぱいいるという意味だけれども、路線バスは一台につき「ひとり」とか「ふたり」とか、とにかく閑散としていてほとんど利用されていなかった。もったいないことだ。

考えてみれば、普段の路線バスは、電車に乗って帰ってきた人が駅から家まで…というふうに利用しているので、そもそも駅まで帰ってこれないのだからふだん乗っている人はたいがい利用できないことになる。そして、いつも利用してない人…徒歩で帰ろうとしているような人…にはどこにどう走っているかよくわからなくて結局利用できない。

今日、落ち着いた状況でいろいろ調べると、全部徒歩でいくことを前提に最短コースを目指すのではなく、少しだけそれてもターミナル駅付近やバス通りを通るようにいくと、生きているバス路線がひとつかふたつ利用できたらぐっと帰宅が近くなることがわかった。

つまり、歩くルートを念頭におきつつ、バスが出る状況かどうかを現地で確かめつつ行くのだ。徒歩ルート、バスルートを何通りかあらかじめ調べておけば、バスが動く場合、あるいは、同僚に途中までなら乗せてもらえる場合などいろいろなパターンに対応できる。

またろう、こじろう、よしぞうの帰宅ルートも調べてみて、いろんなことがわかった。この中で、こじろうは一番近くて、しかも若くて運動部だし(^^;; 明るい中であれば何も問題なく帰れるだろう。推定二時間。またろうは、バスが捕まえられないとちょっとたいへんだけど…

あと、今回の地震で、首都圏でもけっこう停電と、それから断水があったので、それについても気になる。でかペットボトルいくつかに水道水を入れたものはいくつかストックしていて、ときどきベランダに水をやるとき使ってまた入れ替えていたのだが、飲料水として信頼が常に置けるかというとちょっと(-_-;; そこまでマメじゃないのでどうか。

うちは食品かなりストックあるほうだけど、冷凍庫がぱんぱんなのは、非常用ストックとはあんまりいえない。停電したら困るよねぇ…

にほんブログ村 中高一貫教育  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン←どれでも
にほんブログ村 ピアノ
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

帰宅…

2011年03月11日 | ピアノ
わぁ、夜中にならないうちに家についた。

   にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ←帰れました

オフィスはどんぶらこな感じの揺れが「酔う」と評判で、今日のは特に長かったのでほんとにどきどきした。

携帯はつながらなかったけど、会社の固定電話で家にかけると、「DVDがばさばさ落ちたほかは問題ない」とのことで、「ドアは開けた」「食器棚は閉めた」「火は使ってないよ」。たいへん頼りになる、やっぱり一家に一人、またろうである(^-^)

今日は、またろうが春休み、こじろうも試験休みで家にいて、はなひめは小学校にいっていたけどすぐ近所だしで、すぐに家に三人揃うことができた。これはたいへんラッキーなことだ。隊長のまたろうに、とにかく何があっても家を離れるときは連絡または置手紙、ということだけ言い含めて電話を切る。

今日はもともと、はなひめが日能研に行く日だったが、地震があってほどなく、マイニチノウケンを見ると「授業休み」と載っていた。判断早い。

三人まとまってくれてるなら、慌てる必要はない。最初は、「電車が動いたら帰ろう~」と悠長に構えていたが、待てど暮らせど、「またこんなに揺れてるよ~」という状況で、電車は望み薄。

そのうち、ふだんでも会社を出る時間を過ぎ、歩いて帰る気合のある人は方面ごとに連れ立っていなくなり、歩くような距離でない私としては、もうしかたがないから泊まりか?? ということでお菓子とお茶など、準備万端(?) はじめは、めずらしく「残業」してるわけだからたまった仕事を一気に片付けるってのはどう?? と思ったけどなんかいろいろ気になっちゃって集中できない(^^;;

そのうち、我が家と近い方面に車で帰ろうとしている人が乗せてくれるという。その人の家はうちより数駅手前の場所なのだが、そこからならまぁなんとか歩いて帰るか?? ということで慌ててそこから家の地図を打ち出す。

会社を出ると、渋滞がすごいのなんのって、ほとんど動いてない。市内を出るまでにものすごくかかり、このテンポでは今日中につくのかどうかという感じだったが、そこからはかなり動くところも多く、なんとか…

近くなってきてから、動いてるから送ってくれるというので、お言葉に甘えてほんとに家のそばまで送っていただいた。夜10時より前についたのは望外。

家に着くと、「すごい心配した!!」と子どもたち。車で帰ると連絡は入れていたのだが、ニュースを見ると、信号がつかなくなっていたりすごく混んでいたり、乱暴な車がいたりで危ないというのをやっていたので「無理に帰ってこなくていいっていったのに!!」と怒られた(^^;; だって、おうちにかえりたいじゃない。

にほんブログ村 中高一貫教育  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン←どれでも
にほんブログ村 ピアノ
コメント (30)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

壮大なマッチポンプ「アポロ13号」

2011年03月10日 | 生活
会社の行き帰りによくDVDを見るのだが、ここ数日は「アポロ13号」という映画を見ていた。

   にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ←三角と四角のフィルターをつないじゃうシーンとか好き

これは、前にも何回か見てとても好きな映画なのだが、非常に久しぶりに見たのでまたまたおもしろかった。今回は、ボーナストラックに入っていたメイキングビデオのほうも見た。

映画はものすごくディテイルまでこだわりで描かれているので、いきさつから管制室から、記録映画ばりに実際に起こったことが取り入れられている。ちなみに船内の無重力シーンで全身が映るところは、ほんとに無重力で撮影されている(つまり、高く上ってはフリーフォールする飛行機内で)。うぅっ。考えただけで気持ち悪くなりそう。

「できすぎ」と思われるエピソードで、船長の妻がシャワーで結婚指輪を流してしまって「不吉」を感じるというシーンがあるんだけど、これはなんと事実だそうな。それまで指輪が外れたことなんかなかったんだけど、なぜかその日に限って取れてしまったとか。

もうひとつ、見ていて違和感があったのは、せっぱつまった状態になったあと、乗組員同士で言い争い(故障のきっかけとなったスイッチを押した人をなじるような)をするシーン。

私が映画を見たとき、この二つは両方「映画的に」足したものなのかなと思っていたけど、前者は「あり」だと思った。そういうのを足しておもしろくなるなら足してぜんぜんかまわないと思う…でも後者はね。現実問題、この状況で仲間割れしてる場合じゃないし、ありえない。流れを乱すというかリアリティーがなくなるからやってはいけない部類に入ると思うんだけど…

メイキングでは、このシーンについて、登場人物がただ一生懸命(優等生的?)だと感情移入しにくいからこういうのがあったほうが最後の感動に結びつくみたいなこといってた。そうかなー趣味じゃないけどなー

ま、そんなことは小さな問題で。よくできた映画には違いない。映画がよくできているというよりは、事実が小説よりインパクトのある、ドラマチックな題材なので、そりゃもう感動を呼ばないわけにはいかないという感じだ。突然の爆発、タンクからの流出、月着陸ができないばかりか、ただ帰るのも絶望的な状況の中から、地上のチームが一丸となって、蜘蛛の糸をたぐりよせるように、残されたエネルギー、もともとは設計されていない機能までしぼりだすようにして彼らを地球に返す一大プロジェクトに取り組むのだ。

背景には、家族愛、そして全世界からのエール。

でも、そもそも考えてみれば、人類を月へ送り込むのなんて、どうしてもしなきゃいけないようなことではなし、仮にそこまではどうしてもやってみたかったとしても、13号まで行く必要があったかどうかは疑問。大衆の関心は格段に薄れていて(そのことも映画には描かれている)、科学としての追究もあえて有人飛行にこだわらなきゃいけない理由があったかどうかはあやしい。

ハナっから、13号を飛ばさなければこんなに力こぶを入れる必要もないわけで、あるいは、飛ばすにしても、設計と品質管理を万全にして、酸素タンク内にスパークが飛んじゃうような事態を避けていればこんな「輝かしい失敗」のドラマは生まれない。

いわば壮大なマッチポンプ…

なんか、会社の仕事でも、ヘマしたあげく、チーム一丸となってものすごいしゃかりきにがんばって、奇跡のリカバリーができるとなんだかほめられ、準備万端なにごともなくプロジェクトをまわすと褒められない、とかそんな話を連想する。

受験だって、勉強がうまくいかなくて親子でバトルにつくバトル、模試をうければ思わず「なかったことに」したいような結果の連続、それでも最後にがんばって奇跡の合格!! のほうが話としておもしろいように…でも、自分ちではぜひ「ドラマのない受験」がしたい(という話を、もうひとつのブログで書いた)。

にほんブログ村 中高一貫教育  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン←どれでも
にほんブログ村 ピアノ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まじめに弾かなきゃ間に合わない!?「奇跡の海」

2011年03月08日 | ピアノ
ゲーム&アニソン縛りの「ピアノ練習会」、弾く曲はほぼ「奇跡の海」で決定。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←実は元のアニメを見たことないんですが

それで、たらたら弾いてみてたら、よしぞうに「それ、いつ弾くの??」と聞かれ、「3月の、えー…27日」と答えると、「間に合うの??」

あれ、まだ先じゃん、と思っていたけどもう三月なんだねぇ、考えてみれば。ゆっくり曲選びしてる場合じゃなかったよ。春はもうすぐそこ。

この曲は、「シャープ5つ」で始まって、途中で「シャープ3つ」が混じるという調性になってて、シャープやフラットが多いのが嫌いな人はそれだけで頭痛がするかもしれないけど、私はあんまりそういうの苦にならない。音をざっと拾うだけならそんなに影響ありません。ただし、あくまで「ざっと」。

現状録音こちら

どうも、いつまでたってもきちんと並ぶようにならないのは、ただ個別に音を拾ってるだけで(そのそれぞれが速いので「ざっと」なら譜読みできる)、調として、とか、和音として、とか、フレーズとして、とかそういう理解がないからなのかな?? と、最近おぼろげに思ってきて…

思い立って、ハノン(実は持ってる)を引っ張り出し、この調の音階とカデンツを弾いてみたら、すっごく弾けない(^^;; こりゃ、曲が弾けないわけだわ。調が頭に入るとようやく、これが基本の和音で、これがちょっと変わった(おしゃれな)和音なのね、というようなことがわかる。まぁ、わからないよりはわかるほうがいいんだろうけど、このへんをまじめに追究していると本番が終わりそうなので、さわりだけにしておく。

その他の問題点を挙げてみると、
(1) 繰り返しが1かっこ2かっこあって、そのあとダルセーニョで途中に戻って1かっこのちょい前でコーダにワープ。「今なんどきだ!?」と迷子になる(-_-;;
(2) 左手、ずっと続く特徴的なリズムが、ゲシュタルト崩壊を起こしやすい。
(3) 歌いたい右手と、リズムを刻む左手。両方の都合をうまくまとめる、ペダリングがわからない。
(4) (音を探しているせいもあるけど)ノリが悪い(^^;;

(1)は、カラーでマーキングとかして練習すればだいぶましになるかも。
(2)は、慣れればなんとかなるのか、ならないのか、よくわからない。
(3)は、…むむむ。不明。
(4)が演奏としては致命的かな。これをなんとかしないとね~。左手、主張しすぎてもおかしいし、くっきりしてないとつまらないし、なんかね。加減がつかめない。リズム感の問題かも。

さて、間に合うか??

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大人の科学でテオ・ヤンセン

2011年03月07日 | ピアノ
無生物に命を吹き込む。創造主になる!?
…というようなロマン(?)を感じさせる巨大物体が、風を受けて砂浜を「歩く」様子は圧巻です。

   にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ←科学のふろく、大好きだったなー

ご存知ない方はまず、この動画をご覧くださいませ。

Theo Jansen - Kinetic Sculptor

無生物を動かしたければ、ぶっちゃけ車輪でもつけとけば素直なところ、わざわざ「足」を、それもムカデのごとくわさわさと多すぎる足をつけて、ナウシカに出てきたオームのように動くものを作っちゃったんですね、このテオ・ヤンセンという人は。

妙に美しい、生物的な足運びが特徴です。こんだけ大きなものを作るのはそれはもちろん大変なのですが、この特徴的な動きを出す仕組みは存外シンプルなので、いろんな形で模倣することができます。

小さくて軽く…作りやすく。キット化するとかだったら、日本人の得意分野ですね。

で、やってくれましたよ「大人の科学」(^^) この「生物」のミニチュア版が作れる「ミニビースト」が付録についたVol.30です。しばらく前に買ったのですが、またろうの学年末テストに向けて明らかに目の毒なのでしまってありました。

ようやくこの週末に作りました。じゃーん!!
大人の科学でミニビースト: 我が家バージョン
(BGMには、「風」をイメージして、前に録音した「耳をすませば」の「飛ぼう!上昇気流をつかむのだ」を使いました。あ、飛びませんけどね、この場合)

動力ナシ、またろうが高専うちわをパタパタすると「むにょ~ん」と動きます。でかい、ほんもののストランドビーストは「不思議なかっこよさ」に満ちていましたが、ミニビーストくんは…きもかわいいです(^^;;

こんな無駄無駄しくみえる動きをするのに、たいへん滑らかで、だからまぁウチワで扇いだくらいですいーっと動かせるんですが、よくできています。

足の動きをしっかり見ていただくとわかるかと思いますが、形を保ってほしいところには三角形のパーツ、そして四角形は四辺の長さが決まっても自在に変形できることを生かしてぐにょーんと動くんです。120度ずつずらしたカムを使って、上手に足を運びます。

製作はほとんどまたろうにやってもらいましたが、私もパーツをランナーからニッパで切り離すところや部品を組み合わせるところなんかを手伝いました。なんか懐かしいですね、こういう作業は。パーツもとてもよくできていて、すいすい組み合わせられますし、動きも滑らかです。

「大人の科学」本誌のほうには、いろんな想像力をかきたてられる写真とともに、テオ・ヤンセンさんのインタビューやら、いろんな人が作った亜流ビーストやら、このミニビーストの改造記事やら(^^;; ストローで作ったものとか、ペーパークラフトのものとか、そういう「チープ系」は心ひかれますね。「木」とか「金属」の重厚系もありますけどあんまり趣味じゃないというか、そよそよした感じがないとちょっとつまらないような気がします。

羽をつけるなどの装飾系改造とか、ゴムの力で、あるいは太陽電池で動くようにする改造などの記事がありましたが、まぁやっぱり何も改造しないで頭をからっぽにしてこのおもしろい動きを楽しむのが王道かなって思います。またろうはミニビーストがことのほか気に入った模様で、今朝も風を送ってかわいがっていましたよ。

にほんブログ村 中高一貫教育  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン←どれでも
にほんブログ村 ピアノ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする