アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

行きのアルペジオ帰りのアルペジオ

2022年09月25日 | ピアノ
勇気を出して聞いてみました。コンクールのときの録音。

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録音機を置いたのは舞台袖ですし、録音レベルの調整もできていなかったのであんまり聞きやすく録音できていないんですけど(小さい)、どう弾いているかはわかります。

当日の記事に書いたとおり、ミスタッチ多めだったわりにミスタッチをしても混乱せずに大事故にはならずに弾き進めた、と、それはそのとおりなんですけど、
細かくつっかえたり次の音を探したり、という歪みがあったり、逆に焦ったりで
実際、コメントにあったとおり拍がおかしい(-_-;;

特に、速いアルペジオのところね。なんか変てこりんな感じです。ふだんの自分の弾き方とも違う。



「ふだんの自分の弾き方」ではあっても細かいところがあまり正確に弾けてないというのはあるけれども、そういうんじゃなくて
大きいところが合ってない、というか(笑)

そういえばさっき、シフ様のこの曲の録音を聞いたのですが、
ここんところ、あまり均等に弾いてないですね。

上に貼った楽譜の、一小節目(降りてくるところ)は、親指の音を打鍵してからポジションを移動して次の音を弾くまでに間がある感じの。

そうなんです、この一小節目がなかなかうまく弾けないんですよね。二小節目のほうが簡単です。

まぁ巨匠はこれでもいいのかもね。味というか

Ludwig van Beethoven : Klaviersonate Nr.31 As-dur, Op.110 - Alfred Brendel

ブレンデル様はどうかなと思ったらしっかり均等に弾いていらっしゃいます。しかし両手だ。この手があったか…(とはいえ今から変えるのは無理)

Ashkenazy: Beethoven - Sonata 31 Opus 110
これは録音が古いというか若いアシュケナージ様。えっ速っ

速くなったり遅くなったりして弾くんですね。けっこう極端にやっています。

だんだん混乱してきたので「きちんと」弾いてそうな若い人のを聞いてみます:

2020PTNA特級セミファイナル 山縣 美季/ベートーヴェン/ピアノソナタ 第31番 変イ長調 Op.110

参考にするならこういうののほうがいいかも。


ともかく。もうちょっと「ちゃんと」弾けるように、リズム練習でもメトロノーム練習でもしたほうがよさそうです。
リズム練習(タッカタッカ、と、タカッタカッ、と練習する)については、ヤマハのときの先生が
「リズム練習すればすぐ弾けるようになりますよ。でもあまりやりすぎないでね。アンダンテさんは大丈夫だと思うけど」
といったといういわくつきの練習法です。確かに…滅多にやらないけど…

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四人のプログラム出揃った(合同リサイタル)

2022年09月24日 | ピアノ
いよいよ、二週間後に迫ってきた合同リサイタル…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←これは弾くのも聞くのも楽しみ

四人分のプログラムが出揃いました。

【1 stage】
バッハ
  平均律1巻13番
ベートーヴェン
  ピアノソナタ第6番
ショパン
  子犬のワルツ
  ノクターン17番

【2 stage】
スクリャービン
  ピアノソナタ5番
ショパン
  バラード4番

【3 stage】
ショパン
  ノクターン第7番
ベートーヴェン
  ピアノソナタ第31番

【4 stage】
バッハ
 小前奏曲BWV902-1a
メシアン
 前奏曲「鳩」
ドビュッシー
 オンディーヌ
   ~前奏曲集第2巻より~
プーランク
 村人たち
   ~子供のための小品~
ギロック
 ニューオリンズのたそがれ
 ミシシッピー・マッド
 ダウンタウン・ビート

なんか、すごく多彩で本格的な、わくわくするプログラムじゃないですか?
えーと…
「曲『は』、本格的だったね」
って言われないように、頑張らないとね(^^;;

今日は頑張ったんですけど、練習にではなくて、このコンサートのチラシとプログラムのレイアウトするのを頑張りました(笑)

あと、他参加者の三人には昨日が原稿締め切りだと伝えておいて、からの、主催者特権で自分は今日になってプログラムノートを考えていました。

--------- アンダンテ リサイタル「ゆっくりの時間」

昭和のピアノ教室でよく聞いたソナチネ、ソナタは、モーツァルトでもベートーヴェンでも、
「一楽章は軽快に」「二楽章はゆったり」「三楽章はカッ飛び」というイメージでした。
それが、大人になって改めてじっくり聴いたベートーヴェンのピアノソナタ第28番が、すごく衝撃的にそのイメージを裏切ってくれて、「ベトソナ素敵!!」となりました。

改めて探してみると、そのほかにもモーツァルトのピアノソナタ第4番 K.282とか、ベートーヴェンの31番とか、ゆっくり始まるソナタもいろいろあるものです。
いろいろあるわりに、子どものころの私があまり聞いたことがなかったのは、発表会や音大の入試であまり弾かれないからかと…

子どものときは、ゆったり系の曲がいいなどとは思っていなかったはずですが、
長い時間を経て、現在の私は「長い音」にこめられている何かに心惹かれる気がします。

伸ばす音の、「母音」の部分。

本日のプログラムは、ショパンのノクターン7番と、ベートーヴェンのピアノソナタ第31番を組み合わせました。

ノクターン7番の出だしは特に、「長い音」好きにはたまらない魅力の旋律です。じわーっと変わるだけで、どうしてこんなに美しいんでしょうか。ショパンさん天才です。

ピアノソナタ第31番は、ゆっくり明るく始まる一楽章から、かなり変てこな勢いのある二楽章を経て、再度ゆっくりと、しかし今度は重苦しく始まる三楽章に突入します。そしてフーガ(苦手だけど)、また重苦しい部分、さっきより短いフーガ、そして最後は盛り上がってきて爆発的に終わります。

「長い音」がというより、曲自体がとても長く、たくさんのことを語っています。人生山あり谷あり、いろいろあるんだけど、それでも生きる喜びというか、そう一言でまとめてしまうとちょっと違う感じですが、時の流れを味わい、変化を楽しみつつ弾きたいと思います。
---------

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いいピアノいいホール(コンクール)

2022年09月23日 | ピアノ
本日はブラームスホールでベト様を弾いてきました♪

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前にショパンバラ3で地区予選受けたコンクールの地区本選です。武蔵野音大のホールで、デザイン的にもきれいですが
ピアノがね~ほんと素晴らしくて(^^)
弾きやすく、感触よく、音色良し響き良し

アウェーな環境で、立派すぎるホールだから、緊張はすごくて、
手は震えていたのでミスタッチは多めだったのですが、
違う音を鳴らしてもまったく混乱することなく、

大事故なしで弾きました。二楽章入ってちょっとのところまで。(チーン♪)

手は震えても頭は真っ白になっていなくて、
わりと気持ちよく、弾きたいように弾きました。

ということで、自分的には「思ったよりよかった」(←大事故がデフォだから)
のですが、自分の番が終わってから客席に回って聞いてみたところ、

ウェーベルンから始まって次がベルクのソナタで…ラフマやドビュッシーや、次々難曲が出てきてそれがみんなめちゃくちゃうまいの。
さすが素晴らしいホールだけあって、弾ける人はここを狙ってくる人が多いのか、ちらっと聞いてもピアノの実力的に段違いでした。別にベトソナで悪いってことはないですがね、そういう問題じゃないです…

なので結果はNGでした。





地区予選のバラ3は自分的にダメダメで、でもそれが厄落とし(?)になった感じでそのあと二回の発表会はとても気分よく弾けたんです。

今回も、この経験を活かして「合同リサイタル」でベストな演奏ができたらいいなと。

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ジャズピアノは頭の回転よくないとダメ?

2022年09月22日 | ピアノ
今日はジャズピアノのレッスンでしたが、最初に正直に「一週間なんもジャズピアノ触ってません」と白状しました。

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これまでもたいして練習してはいなかったけど、一週間のうち一回どこかで開けて、コードの確認とかアドリブ捻りだすとかなんかしらはやってました。それが、まったく何にもやってなかったからね(ベトソナばっかりで…)

それで、Autumn Leavesの基本のコード弾きからゆっくり復習がてらやってもらったんだけど、
和音だけ順々に弾くならまぁまぁなんとか
「ベース音+和音」とやろうとするとなんかちょっとわたわたする
そしてその伴奏と右手を両方弾こうとしたら崩壊する

って感じで。

で、先生の工夫というかなんというか、レッスンで使っているクラビノーバの設定で、コードを左手で指定するだけでにぎやかでかっこいい伴奏が流れてあとは右手の旋律だけ弾けばいい、みたいなモードを教えてくれて。

つまり、一番シンプルに「白玉和音」プラス、旋律でかっこよく弾けるというわけです。

趣旨はわかるんだけど、左手のところは自分が押さえた鍵盤のとおりに音が鳴らないので(無音になる)、これはこれで調子狂うんですよね。鍵盤押して鳴らないってのはドキッとしちゃいます。でもレッスン中だいぶ何度もコード進行弾いて少し慣れてきていたのでなんとかなりました。

途中までは…

「サビのところからはCのモードでね」
先生の指示がきて伴奏のパターンの切り替えボタンを押した途端に、コード進行がふっとび、わやくちゃに。。

まぁ楽器のボタン操作というのは、特に本質的なことじゃないから上達しなくてもいいけれども。
でも、要するに、ちょっと外乱があったらすぐわけわかんなくなるということです。

先生がいうには、
「楽譜が読める読めないということではなくて、『今どこ(いくつ目の小節)』ということがしっかりわかっていることが大事」
そうですね。小節数。たとえば12小節のメロディーを何回か繰り返すとか、そんなふうに進んでいくわけで、クラシック曲弾くときにだって今ドコがわかってなかったら困るけど、あんまり小節数で把握している人はいませんよね…今134小節目~とか。

ジャズのほうが定型で繰り返す分、今・どこはきっちり把握しておかなきゃいけない感じです。音の流れだけではなく。

けっこう繰り返しいろんなパターンで練習したんで、30分レッスンはあらかた終わりの時間だったんだけど、先生はアドリブの考え方について「ざっと予め説明しておきますね」って感じで、
どのコードのときにはどの音階を使う…ということをものすごい勢いで説明し始めました。

Ionian Scale ドレミファソラシド
Dorian Scale レミファソラシドレ

Harmonic Minor Scale ラシドレミファソラ
…短調はややこしいよねいろいろあって

ま、ちょっとメモれなかったんだけど、それぞれのコードでこの音階というのがあるのでそれをまず練習しておいて、
アドリブのときにはそれを参考というか原則として作っていく感じ。

先生がコード+音階だけで弾いてたらちょっとちゃんと(ジャズの)Autumn Leavesっぽい。

んーなんかすごく頭の回転速くないと処理がおいつかなそうです。
「雰囲気で」「感性で」なんとなくテキトーにして、まぁセンスですねとかそういうふわっとしたものじゃなくて、
かなり理屈ばりばりに考えている(しかもすごいスピードで)らしいです。

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プログラム全体の聴き心地を確認する

2022年09月20日 | ピアノ
ベトソナ31は、曲としてはとても気に入っていて、まだまだ全然飽きていないのですが、

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「(自称)リサイタル」で30分程度のプログラムを組むうえでは難物です。
去年は、小品を取り交ぜて30分、自分らしくバラエティーに富んだプログラムが作れたけれど、

【去年8月】
スカルラッティ/ソナタK.466
スカルラッティ/ソナタK.449
リスト/愛の夢第三番
アルカン/バルカローレOp70-6
モーツァルト/ピアノソナタK.282

これいいですね。自分でいうのも何だけど、聞いていて楽しい組み合わせでした。いろいろ細かく入っているようでありつつ、最後はちゃんとソナタ全楽章で〆ているところもポイント高いです。

【今年1月】
ラフマニノフ/前奏曲Op.3-2「鐘」
ラフマニノフ/前奏曲Op.23-4
バッハ/半音階的幻想曲とフーガ

これ、大物(バッハ)が入った分、ちょっと大味になったというか、プログラムを考えたというよりは今弾いてる曲を並べた感が強いですね。

そしてさらに

【今年10月】
ショパン/ノクターン第7番
ベートーヴェン/ピアノソナタ第31番

…うーん。大物プラス、残りの時間に今弾けそうな曲入れただけ感が強い(事実だが)。

それで、とりあえず、「自分の演奏で」この二曲を続けて聴いたら現状どんな感じになるかを試してみようということで、
急遽、ショパン/ノクターン第7番を録音し、先日の「全楽章続けて弾いてみた」と連続で聞いてみました。

ノクターンのほうは練習まだなんでアレですけど、YouTubeに転がっているプロの演奏より私の「完成形」に近いはずなんで(笑)

……

まぁ…プログラムとか組み合わせのおもしろさという点では難ありだけど、なにしろ曲自体がものすごく力があるというか名曲で、だから内容はたっぷり(たっぷりすぎる)だし、変化は十二分にある。そして、自分の「良いところ」もあちこちで出せると思うから…

ということで、正式決定といたします。

アンコールも何か考えよっと(拍手強制)

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