ふみさんの日々雑感

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稲城の里山は魔の山か

2009-06-02 20:40:08 | 南ちゃんと南山
朝日新聞の「石原知事の発言から」を読んで、あまりの石原都知事の見識の無さに寒気がした。多分、もっと色んな言葉があったのだろうが、あれは酷い。

高畑監督やポール・コールマンさんが実際に里山を歩き、その素晴らしさを絶賛し、ぜひ残してほしいと切に願った稲城の里山。

石原都知事は一度も現場を見ていない。開発者は都知事の許可を得る為には、都税を48億円も投入してもらう為には、どんな事を言ったか見当が付く。

朝日新聞だけでなく、読売新聞の「石原語録」はもっと凄い。まるで、稲城の里山が3人も殺したように読める。里山は子供達を殺さない。そこには人的要因がある。皆、いろいろな思惑があり、真実を表ざたに出来ないで来た。ここに至っては、真実を公表するべきだと思うし、近々公表するそうだ。

又、多数の合意を得て行っているプロジェクトだからと言っているが、それも真実とは違う。ほとんどの住民が知らないうちに始まったプロジェクトだ。開発派は「今さら、考え直せと言われても…」と言うが、ほとんどの住民が知ったのが“今”なんだから。

又、「放置した山林は危ない」と言うが、稲城の里山は、沢山のハイキングの人達が入って来るし、歩けば、あちこちに畑があり、炭焼きもやっているし、里山保全の為に、複数の団体が下草刈りも行っている。石原都知事が言うように「荒廃した山」ではない。

ぜひ一度、石原都知事には、稲城の里山を自分の足で歩いて、そして自分の目で見て欲しい。知性と教養を備えているであろう石原都知事なら、緑のプロジェクトを取り仕切っている都知事なら、きっと里山の素晴らしさを実感するのではないだろうか。

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