ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

2015-01-30 19:42:18 | Weblog
朝、目覚めたら、雪が降っていた。

天気予報では、雪が降ると言っていたので驚かなかったが、直ぐに、ベランダに出て周りを見渡す。

私の生まれ故郷は、豪雪地帯。

子供の頃、一階の窓の外は雪の壁。もちろん、窓ガラスが割れないように板で雪囲いがしてあるが。

玄関からは、空が見えないほどの雪の階段が作られていた。その上の方から覗き込むように近所の人が降りて来た。

昭和38年豪雪の時には、私達が歩く道は、電線よりも上だった。

中学校へは自転車で通学していたが、冬だけはスクールバスが出た。

でも、その年には、あまりの降雪で除雪が追いつかず、学校まで歩いて通った。山奥の子供達は、久しぶりに分校が開かれた。

雪が降ると、いつもその時の事を思い出す。

あの時の雪は、周り中の何もかもを真っ白に塗りつぶし、ただただ、サラサラサラと雪が降り積む音以外は無音の世界だった。それが何日も続く。

田舎に住む妹は、「温暖化かしらね、雪があんまり降らなくなったね」 と言う。もちろん、都会の人が見れば雪は一杯積もっていると思うだろうが。

雪の世界しか知らなかった私が、就職に太平洋側に出て来て、初めての冬を迎えた時の衝撃は今でも覚えている。

冬、毎日毎日、青空が広がり太陽が出ている!と。

今、たまに雪が降るのは嬉しい。

でも、冬、雪国で生活する事はもう出来ない。冬、キラキラ輝く太陽の暖かさと快適さを知ってしまったから。








私の足跡


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