夕方、防災のサイレンがブォーブォーと鳴りだした。
「あれ、火事かしら?」 とベランダに出て見たら、風にたなびく黒い煙が見えた。
でも、消防車の音がしない。でも、サイレンが鳴っている。
何となく落ちつかない。玄関から廊下に出て見たら、一つ下の男性が煙が見える駅の方を見ていた。
「火事でしょうか?」
「見えませんね」
二人でもう一つ上の階に上がったが、やっぱり、煙しか見えない。
そして、やっと消防車の音が聞こえて来た。
夕方、娘がウチに来るので、駅まで迎えに行く事になっていた。
それで、少し早いけど、出かける事にした。
そんなに遠くは無いと思って、煙の方向に歩いて行ったが、意外と距離があった。
着いた時には、野次馬が何人もいて、「○○さんの家だよ。留守なのかね」 と話していた。
一戸建ての2階の窓は無くなっていて、ホースで水をかけていて、一階も奥の方まで水をかけていた。2階も下も煙が溢れていた。
「あ、屋根に火が見える!」 と誰かが言った。確かに、屋根に火が立ち上がって来た。
消防士さん達が、屋根の方に水をかけ出したら、今度は、家の中の煙の中が赤くなった。
サイレンが鳴りだしてから、相当時間が立っているが、火はなかなか消えないものだな…。
そのうちに、娘が駅に到着する時間になるので、離れる事にした。
でも、両隣の家はくっつくように建っていて、心配だろうな。車も止めてあったが、大丈夫だっただろうか。
昔、関西に住んでいた時、火事がよくあった。
真夜中に、サイレンが鳴りだし、ビックリして飛び起き、ベランダに出たら、向かいの民家の向こうに大きな火柱が上がっていた。
その家は、造り酒屋の大きなお屋敷だった。古い家だったので、火の周りが早く、それこそ、盛大に燃えてしまった。
翌日、行ってみたっら、ちょうど現場検証をしていた。
そして、夏の夕方、夫と子供達がお風呂に入っていて、上がったら夕食にしょうと待っていた時に、サイレンの音。
ベランダに出て見たら、丁度、商店街の辺りに火の手が上がっていた。
お風呂の夫に、「火事が直ぐ近くなので、ちょっと見に行って来るから、先にご飯食べていて」 と家を飛び出した。
着いたら、まだ、消防車の準備が終わらない頃で、野次馬もあんまり集まっていなかった。
一階がお店で、2階が住居の商店街の一軒が燃えていた。
放水が始まったが、火ってなかなか消えない。消えたと思っても、また、息を吹き返すように燃え上がる。
やっと、下火になったので、帰ろうとしたら、野次馬が入らないように綱が張ってあり、私はその中にいたのだ。
綱をくぐり家に帰ったら、子供達と夕食を食べ終わった夫に、「本当に、野次馬だね」 と笑われた。
昔、泥棒は家まで持って行かないけど、火事は家まで持って行くから、火には気を付けて下さいと、消防署の人が言っていた。
本当に、火の用心。
「あれ、火事かしら?」 とベランダに出て見たら、風にたなびく黒い煙が見えた。
でも、消防車の音がしない。でも、サイレンが鳴っている。
何となく落ちつかない。玄関から廊下に出て見たら、一つ下の男性が煙が見える駅の方を見ていた。
「火事でしょうか?」
「見えませんね」
二人でもう一つ上の階に上がったが、やっぱり、煙しか見えない。
そして、やっと消防車の音が聞こえて来た。
夕方、娘がウチに来るので、駅まで迎えに行く事になっていた。
それで、少し早いけど、出かける事にした。
そんなに遠くは無いと思って、煙の方向に歩いて行ったが、意外と距離があった。
着いた時には、野次馬が何人もいて、「○○さんの家だよ。留守なのかね」 と話していた。
一戸建ての2階の窓は無くなっていて、ホースで水をかけていて、一階も奥の方まで水をかけていた。2階も下も煙が溢れていた。
「あ、屋根に火が見える!」 と誰かが言った。確かに、屋根に火が立ち上がって来た。
消防士さん達が、屋根の方に水をかけ出したら、今度は、家の中の煙の中が赤くなった。
サイレンが鳴りだしてから、相当時間が立っているが、火はなかなか消えないものだな…。
そのうちに、娘が駅に到着する時間になるので、離れる事にした。
でも、両隣の家はくっつくように建っていて、心配だろうな。車も止めてあったが、大丈夫だっただろうか。
昔、関西に住んでいた時、火事がよくあった。
真夜中に、サイレンが鳴りだし、ビックリして飛び起き、ベランダに出たら、向かいの民家の向こうに大きな火柱が上がっていた。
その家は、造り酒屋の大きなお屋敷だった。古い家だったので、火の周りが早く、それこそ、盛大に燃えてしまった。
翌日、行ってみたっら、ちょうど現場検証をしていた。
そして、夏の夕方、夫と子供達がお風呂に入っていて、上がったら夕食にしょうと待っていた時に、サイレンの音。
ベランダに出て見たら、丁度、商店街の辺りに火の手が上がっていた。
お風呂の夫に、「火事が直ぐ近くなので、ちょっと見に行って来るから、先にご飯食べていて」 と家を飛び出した。
着いたら、まだ、消防車の準備が終わらない頃で、野次馬もあんまり集まっていなかった。
一階がお店で、2階が住居の商店街の一軒が燃えていた。
放水が始まったが、火ってなかなか消えない。消えたと思っても、また、息を吹き返すように燃え上がる。
やっと、下火になったので、帰ろうとしたら、野次馬が入らないように綱が張ってあり、私はその中にいたのだ。
綱をくぐり家に帰ったら、子供達と夕食を食べ終わった夫に、「本当に、野次馬だね」 と笑われた。
昔、泥棒は家まで持って行かないけど、火事は家まで持って行くから、火には気を付けて下さいと、消防署の人が言っていた。
本当に、火の用心。