今年初めの第一日曜日、南ちゃんの始動日となった。
晴れて、青空の中にくっきりと頂上をのぞかせた富士山を望む一の森。
毎年、一年間の無事を願って、霊峰富士山に手を合わせる。
一人一人順番に、私達の作業フィールドの一の森にお米とお神酒をまき、神式のお参りをする。お塩はまけないので、シンボリツリーの根元に置く。
その後、集合写真を撮り、お酒で乾杯し、歓談する。
今年の作業の仕方や、次の作業場所等を話し合い、ちょっこと作業して、あちこちの散策をする。
一の森の下の道の、その向こうの斜面を綺麗にして、夏みかんの木を3本程植えようかと話し合う。
毎年、春のお祭りで、仲間の一人の実家から夏みかんを譲ってもらい、ジャムを作って売って活動の資金にしている。
そのジャムを、私達の一の森で育てた夏みかんで作りたいね、と前から言っていた。
言っているだけでなく、今年は苗木を買って来て植える事にした。
どのくらいの大きさの木になれば、ミカンは出来るのだろう。
お昼頃、畑にもどり、進行中の畑の盛土工事を見ながら、「いつから畑が使えるのだろう」と思う。
私達が借りている畑は、広い面積で、野菜はその面積の1/3も使っていない。
残りは、そのまま草地になっていて、そこでイベントを行っていた。
でも、今度は、それも出来ないのではと思う。
今は、他の農地と独立するように一段高くなっている。
今度は隣の農地とフラットになるので、草地のままにしておくわけには行かないのでは、と思う。
どうなるのだろう、その時になってみないと分からない。
お昼に解散になって、私を含めてお昼を持って来た人だけ残って、久しぶりにおしゃべりを楽しんだ。
帰りは、桜の広場から森の中を散策しながら山を下りた。
南ちゃんの会の新しい年が始まった。