毎年、暮れは、午前中には息子が3日まで泊まりに来、そして、娘の家族も午後から来た。
夕食は、毎年早めに始まり、紅白が始まる頃には、コタツに移動している。
子ども達はどうか知らないが、やっぱり、暮れには紅白を家族一緒にコタツに入って楽しむのが日本の暮れの風景らしいと私は思う。
コタツに潜ってうつらうつらしている人もいるが、私は元気なゆうなと遊ぶ。
子ども達も、別の見たい番組はないからと、私に付き合って紅白を見る。今は、見たい番組があれば録画をすればいいのだし。
昭和の歌手たちから、私には分からない歌手までゴチャマゼの賑やかな楽しい紅白が暮れらしくていい。
そして、紅白が終わると一変してNHKは静かな静謐な番組になる。
その頃、娘の家族は帰って行き、静かになった家の中で、一年間の出来事をあれこれ思い浮かべ、新しい年に想いを向ける。
夫が生きていた時には、紅白が終わると近くのお寺さんへ、お参りと除夜の鐘をつきに行く。
夫の転勤でどこに住んでいても、紅白が終われば家族みんなで暗い中を近くのお寺さんに初詣に出かけていた。
そして、年が明ければ、少し遠い神社まで電車に乗って初詣に行っていた。
夫が亡くなってからは、夜は出かけなくなった。
今は、新しい年が明けて、2日に息子と大國魂神社に初詣に行くのが恒例になっている。
今年も、2日に息子と二人で、大國魂神社へ初詣に行った。
お参りが終わって駅に向かいながら、今までに一番、人々の行列が長いねと息子とビックリ。
信号の先まで行列が伸びているのは初めて見た。
調布に出て昼食を食べ、3時に食べるスイーツを買って帰った。
365日の2日が終わる。