お正月最後の3日は、毎年、予約したお店で、家族でランチを食べる。
今回は、焼き肉が食べたいと言うので、娘に暮れに予約をしてもらった。
ゆうなに、お年玉としての欲しい本を買ってやってから、お店に行った。
ゆうなは、食べるよりも本に夢中。
やっぱり、予約をして良かったと思うほど、並んでいた。
食後は、息子は車で職場のある千葉へと帰る。そして、私も一緒に乗って、夫のお参りに新宿まで行く。
静かに手を合わせ、去年の無事を報告し、今年も何事もなく無事に過ごせるように見守ってねと夫に話しかける。
そして、お寺さんの前で息子と別れて、私は銀座に出た。「家に帰ろう」という映画を見るために。
まだ、お正月なので、そんなにお客さんは入っていないだろうと思ったが、7割以上も入っていて、ちょっとビックリ。年配者が多かったが。
アルゼンチンの映画を見るのは初めて。
あのホロコーストから逃れて、アルゼンチンに渡ったユダヤ人の老人が親友に会いにポーランドまで行く話。
頑固で偏屈な老人が、不自由な足を引きずりながらの無茶な旅に笑った。
でも、最後は胸が一杯になり涙。
暗くなった外は寒いけど、温まった心を抱いて、私も家に帰った。