名古屋は雨の予報で、ポンチョを持ったりと、荷物が増えた。
名古屋に着き、予約していたホテルに入るまで、東京のサポーターらしき人には一人も会わなかった。
もともと、東京のサポーターは移動にユニを着たり、はっきりと東京と分かるような服を着なかった。今はそうでもないが。
ホテルにチェックインして、少し休憩。
新しいホテルらしくて、今時のセキュリティがしっかりしていた。エレベーターでルームキーをかざさないとエレベーターも止まらない。今は、このようなホテルが増えている。
以前、博多で泊まったホテルは、最上階の展望風呂の下の階が、女性専用フロアになっていて、直で女性風呂に行けるようになったいた。
何回も行っている瑞穂競技場。安城市に住んでいた姉が生きている時には、毎年一緒に応援に行っていた。
入場が始まる頃に現地に着いたら、東京サポの長い行列が出来ていた。
いつものように、ゴール裏の中心地から離れたメイン寄りに席を確保。
青赤の小旗がサポーター全員に配られた。青赤と順番に。私は赤。
これだけの旗を東京から持ち込み、配るのは大変な作業だ。その労力に応えるためにも、私達は力を出して応援しなければと思った。
直ぐ前に座った小学生の男の子と仲良くなった。
一緒に来ていたお母さんは、あんまり男の子の相手をしないで座って応援していたので、私と男の子と立って旗を振りながら歌った。
試合前に、「まだ早いけど、やりますか」と新しい歌をゴール裏のリーダーが拡声器で説明するが、遠いのでよく聞き取れない。でも、その男の子は知っているらしくて教えてくれた。ユルネバも大きな声で歌っていた。とっても頼もしい。
トキオの替え歌で、「名古屋の味噌カツ食い尽くせ」のように、ヤンチャな歌詞を昔はよくやっていたなと。サポーターの"おふざけ"にもおおらかだったあの頃の、金町ダービーは楽しかった。
雨の中、アウエィゴール裏に沢山の青赤フラッグが一面に翻り、その風景に高揚した私達の気持ちを乗せて試合は始まった。
どんなに、相手ボールになり、ボールを回されても、何か負ける気がしないし、東京は絶対にゴールを決めて勝ってくれると、いや、勝たせるために応援すると、そんなオーラがゴール裏に満ち満ちているように私は感じた。
そしてディエゴのPK。
ちょっと不安だった。だから、弾かれた時には、「ああ~」と思ったが、運よく転がって来たボールをディエゴが押し込んで先制!
前の男の子とハイタッチし、周り中の人達ともハイタッチし喜びを分かち合う。
そして、後半の高萩の同じようにキーパーが弾いたボールを押し込んだ時には、ゴール裏は興奮のバンザイ、バンザイ。
後は、しっかりと守り切る事。あわよくば、もう一点を。
一点の失点で、試合はドキドキしながらも面白くなった。応援にも力が入った。
そして、勝利の笛。
ユルネバの選手&サポーターの大合唱。感動した。
コースケが来るかと待っていたら、マルちゃんと一緒に来た。
マルちゃんはあっさりと引き上げた。
でも、コースケは深々と頭を下げ、しばらくそのままだった。
もう頭を上げて、私達はあなたを応援しているから、東京の試合以外でいっぱい頑張ってね。
いつもホテルでは熟睡出来ない私だけど、力の入った応援に疲れたのか、熟睡した。
勝利のお土産を買って新幹線へ。
新横浜で降りる時、バックに付けていたドロンパのしっぽを見た中年の女性二人連れが、
「名古屋からのお帰りですね。おめでとうございます」と。見ると彼女たちのバックにガンバの選手達の缶バッチがズラズラ
「ありがとうございます。今日は横浜ですね」
「はい。横浜泊りです」
「私は、来週はガンバさんにお邪魔しますね。今日は頑張ってください」と、エールを送って別れた。
名古屋は楽しかった、本当に楽しかった。
次のガンバも楽しい試合になるといいな。代表に永井とケントが呼ばれて心配だけど。
ガンバレー!! トーキョー!!
☆久しぶりに知り合いにあった。彼とは、最初のACLで知り合った。
東京の試合と代表の試合に、国内外国問わず応援に行っている。どんな国へでも。ゴール裏のサポーターが映されると彼が映っている。
これから忙しくなると、笑っていた。
応援、頑張ってください。健康にも気を付けて。
☆以前に名古屋に行った時に、昔、結婚前まで勤めていた会社の事務所が入る中日ビルに行った。その時、建て替えると言っていた。ちょっとだけ中を見る事が出来た。
今回も行って見ようと思った。もう、取り壊されているかも。
荷物を持って行くのも大変なので、タクシーで行く事にした。
タクシーの運転手に訳を言ってグルッと回ってもらう事にした。
年配の運転手さんだったので、その頃の事とか、いろいろな昔の話を聞けて良かった。
特に広小路通りの歌声喫茶、懐かしい。
中日ビルはまだ工事が始まっていなかった。引っ越しがなかなか終わらないとの事。
昔は一番のビルだった。今見ると、こんなに小さかったのかなと月日を感ずる。
また、いつか行って見ようかな。