ふみさんの日々雑感

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鬼滅の刃

2020-12-08 08:58:04 | 映画・ドラマ・小説・マンガ

鬼滅の刃の最終巻が発売される前日の夕刊。

黒い一面の紙面に載っている言葉。

「永遠と言うのは 人の想い」「人の想いこそ永遠であり 不滅なんだよ」

そして、当日の朝刊の白い一面の紙面には、舞い落ちる白い花びらと「夜は明ける。想いは不滅」の言葉と原作者のメッセージ。

カラーだったなら、真っ青に晴れ渡った青空に浮かぶ白い綿のような雲と、ハラハラと舞い落ちる薄紫の藤の花びら。

そして、満面の笑みを浮かべる善逸の笑顔と「俺は自分が信じたいと思う人をいつも信じた」。

鬼のねずこの満面の笑顔と「大切なのは今なんだよ」。

無一郎のちょっと憂いを含んだ横顔と「僕は幸せになる為に生まれて来たんだ」

新聞によって登場人物が違い、言葉も違ったのだろう。

この日は、仕事入れていなかったので、本屋さんの開店の時間頃に着くように出かけた。

私の住む所にある大型の本屋さんは、平日だし絶対に売り切れないから安心して出かけった。

それでも、会計にはそれなりの行列が出来ていた。

ゆなの為に鬼滅のフィギュアの着いた最終巻と、予約していた日めくりカレンダーを買って娘の所に行った。

まず、娘夫婦が読んでから、私が読む。楽しみは少し先に。

日めくりカレンダーをゆなの為に予約したよ、と言った時に、よくある日めくりと思って「じゃあ、トイレにでも飾ろうかな」と娘がいっていた。

ところが、6面に鬼滅の絵が描かれた立派な箱に入った日めくりカレンダー。一枚一枚がイラストになっていて、日にちは右肩に邪魔にならないように、そっと書かれている。

娘と「これはトイレに飾れない」と笑った。あ~あ、こんなに綺麗だと分かっていたら、自分の為に買ったのにと後悔。

そして最終巻。

戦いのシーンには、絶対に勝つと分かっていても「ガンバレ!ガンバレ!」とドキドキ。鬼になった炭治郎には苦しくなった。

そして、「自分のことだけを考えろ。目の前の無限の命を掴み取れ」と、炭治郎を闇の世界に留めようと、炭治郎に絡みつき闇に引きずり込もうとする無惨。

でも、天に広がる藤の花々の中から、ねずこや炭治郎の仲間たちが手を伸ばし、手をつかみ体をつかみ引き上げようとする。

「おにいちゃん、お家に帰ろう」「炭治郎戻ってこい、絶対に負けるな、こっちだ炭治郎」「帰ろう、お家に帰ろう」

「私を置いて行くなアアアアアア!!」と両手を伸ばして絶叫する無惨を残して、皆の元へ戻って行った炭治郎。

長い年月を絶対的最強の王者として君臨して来た無惨を、一人では勝てなくても強い想いを共有した過去からの沢山の仲間達の協力で、無にしたのだ。

たかが漫画、たかがフィクション、でも、心を揺さぶられた。読み終わってもう一度読み直し、それでも胸が一杯になった。

最後の「最愛の仲間たちよ」と呼びかける最後の章には、胸が熱くなり、今のこの災厄の時に救われた思いがした。

この無惨との最後の戦いを、劇場で見たいと強く願う。

吾峠呼世晴さん、素敵な読み物をありがとうございました。

年が明けたら、もう一度映画館へ、炭治郎の仲間に会いに行きます。

 

<余談>

不滅つながりで、読み始めた「不滅のあなたへ」が面白い。

 

コメント
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