ふみさんの日々雑感

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最近見た映画

2023-10-20 10:57:28 | 映画・ドラマ・小説・マンガ
最近、よく映画を見に行く。
ここ1〜2ヶ月で見た映画。

☆「怪物」
   友達と一緒に見に行った。
   あの子は怪物、あの先生は怪物、あの友達は怪物、あのお父さんは怪物・・・。
   でも、それぞれの立場になってみると、題名の怪物は誰?
   ラストシーンの、怪物と呼ばれる2人の仲良し少年が、緑の林の木漏れ日の中で楽しそうに走り回る姿が忘れられない。

☆「658km陽子の旅」
    東京で、一人暮らしで引きこもりだった40過ぎの女性。
    父親の葬儀のために迎えに来た親戚の車に乗って、秋田に向かう。
    最初のサービスエリアで、アクシデントから、はぐれてしまい、一人でヒッチハイクで秋田に向かう。
    長い引きこもり・一人暮らしで、まともにしゃべれないし、声が出にくくて筆談したり。
    怖い思いもし、優しい人にも会い、何台かの車に乗り継いて父の葬儀へ。
    お葬式に間に合うのだろうか、過去に囚われていた彼女が現実の世界に戻って来るロードムービー。

☆「リボルバー・リリー」
    私と友達は、綾瀬はるかのアクションのファンだ。
    彼女の「精霊の守り人」は好きだった。
    私は長谷川博己のファンでもある。
    友達と、時代(大正時代)がちょっと中途半端かな、と話した。

☆「イノセッツ」
    北欧のサイキックスリラー
    オスロ出身のフォクト監督は、大友監督の「AkIRA」に衝撃を受け、彼の漫画を探して「童夢」に出会う。
    私も大友漫画が大好きで、原画展に行き、アキラの真っ赤なオートバイにまたがり写真を撮った。
    漫画の爆発とかのスペクタクルなシーンは無いが、その代わり、じっと見入ってしまう静けさの中の怖さがある。

☆「バカ塗りの娘」
    題名の見ると、どんな映画と思ってしまうが、これは津軽塗りの話。
    何回も何回も、バカのように繰り返す津軽塗り。
    ボンヤリした娘が津軽塗の職人の父の後を継ぐ話。
    初めて仕上げたグランドピアノの、父とは違う若い感性の作品が心に残る。
    時々、津軽弁が分からない所があったけど、心に残る静かな物語。

☆「アリスとテレスのまぼろし工場」
    主人公の住む町で、製鉄所の爆発事故があった。
    日常の生活が、見ているこちらに何となく違和感を感じていく。
    この町は、全てにおいて何もかも変わらない日常が続く。
    町の外に出ることも出来ない、月日も止まっている、大人になることも出来ない子供、老いることもない大人。
    そして、ある時、成長している少女が発見されて……

☆「12ヶ月のカイ」
    もう、上映は終わっていたけど、アンコール上映が日数限定で下北沢であるというので、行った。
    劇場探しに、本当に苦労した。
    小さな小さな劇場。初日なので上映終了後、監督と主演の男性のトークショーがあった。
    本当に目の前で話を聞いた。
    これも静かな映画。主演のキョウカは、寂しい日常に男性のヒューマノイドのカイを手に入れる。
    静かな日常が続いて行く。そして、後半にえっと思う展開も。もう一度見たいかも。

☆「白鍵と黒鍵の間」
    1988年の年末のキャバレーでの一夜の物語。
    タバコの煙とヤクザとジャズ。
    アメリカ人のジャズ・シンガーのクリスタル・ケイさんが歌うジャズも良かった。
    そして、後半にジャズピアニストが奏でた「ゴットファーザー愛のテーマ」。
    その迫力、力強さ、ピアノが壊れるのでは無いかと思われるほどの強烈な旋律。
    この曲は、確か哀愁のこもったメロディだったと思ったが、直接心臓と脳に響いてくるようだった。
    もう一度、このジャズバージョンの「ゴットファーザー」を聞きたい。

以前は、ハリウッド映画のど派手な、お金のかかったアクション系、SF系、CḠをふんだんに使った映画を見に行っていた。
最近、友達に「インポッシブル見た」と聞かれ、「以前は見たけど、最近、あの手の映画は飽きちゃった」と。
これからも、見たい映画のパンフが手元にある。
話題の映画もあるし、あまり知られていない映画もある。
見るのが楽しみだ。

    

コメント
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