今年、初めて雪が積もった。
昨日の夕方から雨が雪になり、道路が白くなって行く。
外の暗闇が明るく光った。
あれ、雷かな、と思ったら雷鳴が。
私の生まれ育った田舎は、新潟県の豪雪地帯。
冬が近づいてくると、毎日のように、雷が轟く。
雪降らしの雷と呼んでいる。
雨が振り、みぞれになり、ボタボタと雪が降り出す。
毎日毎日、雪の日が続く。
雪は、いつか粉雪に変わり、毎日毎日、サラサラサラサラと降り続く。
周りは白い世界に変わり、家の周りの屋敷林も隣の家も、白い闇の中に沈んでいく。
そんな日が続くと、家々は雪に埋もれて屋根だけが見える。
玄関の前には、外に出るための雪の階段が作られていく。
昭和38年の豪雪の時には、人の歩く道は電線と同じくらいの高さになった。
よく覚えている。冬はバスで通った道を学校まで歩いていったから。
そんな、雪の季節は今は昔。
私が家を出てからは、あの頃のような雪は降らなくなったらしい。
田舎に住む妹も、「今年は雪が少ない」と毎年言っている。
雪の降らない都会での生活が長くなると、雪が降る日は、心は一気に思い出の中に浸ってしまう。
今は亡き、父や母、姉、そして夫。
そして、生まれた家とその周りの風景。
もう、生まれ育った生家の周りは、全てが変わってしまった。
昨日の夕方から雨が雪になり、道路が白くなって行く。
外の暗闇が明るく光った。
あれ、雷かな、と思ったら雷鳴が。
私の生まれ育った田舎は、新潟県の豪雪地帯。
冬が近づいてくると、毎日のように、雷が轟く。
雪降らしの雷と呼んでいる。
雨が振り、みぞれになり、ボタボタと雪が降り出す。
毎日毎日、雪の日が続く。
雪は、いつか粉雪に変わり、毎日毎日、サラサラサラサラと降り続く。
周りは白い世界に変わり、家の周りの屋敷林も隣の家も、白い闇の中に沈んでいく。
そんな日が続くと、家々は雪に埋もれて屋根だけが見える。
玄関の前には、外に出るための雪の階段が作られていく。
昭和38年の豪雪の時には、人の歩く道は電線と同じくらいの高さになった。
よく覚えている。冬はバスで通った道を学校まで歩いていったから。
そんな、雪の季節は今は昔。
私が家を出てからは、あの頃のような雪は降らなくなったらしい。
田舎に住む妹も、「今年は雪が少ない」と毎年言っている。
雪の降らない都会での生活が長くなると、雪が降る日は、心は一気に思い出の中に浸ってしまう。
今は亡き、父や母、姉、そして夫。
そして、生まれた家とその周りの風景。
もう、生まれ育った生家の周りは、全てが変わってしまった。