ふみさんの日々雑感

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雪が降った

2024-02-06 17:46:53 | 自然
今年、初めて雪が積もった。

昨日の夕方から雨が雪になり、道路が白くなって行く。







外の暗闇が明るく光った。
あれ、雷かな、と思ったら雷鳴が。

私の生まれ育った田舎は、新潟県の豪雪地帯。

冬が近づいてくると、毎日のように、雷が轟く。
雪降らしの雷と呼んでいる。

雨が振り、みぞれになり、ボタボタと雪が降り出す。

毎日毎日、雪の日が続く。

雪は、いつか粉雪に変わり、毎日毎日、サラサラサラサラと降り続く。
周りは白い世界に変わり、家の周りの屋敷林も隣の家も、白い闇の中に沈んでいく。

そんな日が続くと、家々は雪に埋もれて屋根だけが見える。
玄関の前には、外に出るための雪の階段が作られていく。

昭和38年の豪雪の時には、人の歩く道は電線と同じくらいの高さになった。

よく覚えている。冬はバスで通った道を学校まで歩いていったから。

そんな、雪の季節は今は昔。

私が家を出てからは、あの頃のような雪は降らなくなったらしい。
田舎に住む妹も、「今年は雪が少ない」と毎年言っている。

雪の降らない都会での生活が長くなると、雪が降る日は、心は一気に思い出の中に浸ってしまう。

今は亡き、父や母、姉、そして夫。
そして、生まれた家とその周りの風景。

もう、生まれ育った生家の周りは、全てが変わってしまった。

コメント
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